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「本当によかったと思います。今まで、全くやったことがない役だったので勉強になりました。これまではデフォルメした役が多く、こういう淡々とした役はなかったですから。とはいえ、この映画の中では一番崩れたキャラですけれどね。」 |
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「平山監督とは監督が助監督の頃から知り合いなんですよ。今回18年振りに呼んでいただいたので、嬉しくてね。演技について、監督からはとにかく「普通に淡々と」「変にデフォルメするな」と言われましたね。」 |
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「このお話をいただいてから読みました。面白そうだなとは思いましたけど、これをどう2時間で料理するんだろう、かなり難易度は高いだろうなあと思いました。」 |
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「渡哲也さんと初対面の上、ご挨拶した途端に薬局屋での二人きりのシーンの撮影で「いやぁ、本物だ。まいったなあ」と思いましたよ。『西部警察』などをテレビで観ていた世代ですから。渡さんは、今まで生きてきたその生き様が演技に深みと幅をもたせているんだなあと、凄い人だと思いました。」 |
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「物事を斜めから見るところなんか自分とよく似ていると思いましたね。また、劇中半田の台詞に「警察という職業は合っているけど組織には馴染めない」というのがありますが、まさに自分がそうですね。組織ってダメなんです。彼は絶望や怒りという鬱憤したエネルギーを警察機構の中では出すところがなく、正義じゃない形ではあるけれども溜まった欲求を満たしたかったのでしょう。この『レディ・ジョーカー』の中でも、一番わかりやすいじゃないですか。」 |
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「真冬の撮影だったのですが、「上に羽織ったり、いろいろ着込んだりするのは面倒臭いからいいよ」って言って薄着のままでいましたら、高熱を出しました。クリスマス頃は、本当にフラフラしてました。」 |
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「バブルがはじけて不景気になった時に、痛い目を見たのはやはり弱者でしょう、リストラにあったりして。とにかく怒っている人達がいっぱいいると思うんですよ。そういう人がご覧になると、ちょっと気持ちよくなれるんじゃないかと思いますよ。“一矢報いる”というかね。企業正義みたいなものにね。」 |
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