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「大先輩に囲まれて、緊張の毎日でした。渡さんをはじめ、先輩方にお気づかいいただいて、肩の力を抜きながらも一生懸命演じることが出来ました。芝居だけではなく今回は撮影に向かう姿勢であったり、役者としても、一人の人間としても、幅広い意味で影響を受けました。」 |
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「原作はざっと読みました。難しかったですね、長いですし。監督とも話したのですが、これを映画にすると多分6時間くらいかかるだろうと思いました。それを2時間にまとめているのですから、凄いことだなあと思いますね。」 |
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「事件が動いている時に、陽ちゃんがふっとでてきてホッとするというか、“なんか陽ちゃん、ほわっとしていていいね”とそういうシーンがやりたかったので、特に渡さんとの最後の家のシーンは大事にしましたね。ずっと事件を追っかけていくだけだとあんまり色見がなくなってきますので。観ている人が一瞬ほっとできる様な。誘拐事件を起こすのですからよくはないですけど、もっと本質的なもので“陽ちゃんってあったかいね”と思っていただけるようなところがあったらいいなと思って演じました。」 |
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「メンバーの中では唯一金を欲しがる訳でもなく、なんで一緒に行動しているのだろうと。ひょっとしたら、誘拐どうこうよりも陽ちゃん自身、物井さんのところにいることが一番心地よかったのではないかな。その流れで『レディ・ジョーカー』の仲間に入っていったんじゃないかな。物井さんのことを男として尊敬し、また親父のように見ているし、気の合う仲間でもある。そういう陽ちゃんの思いを散りばめて演じてみました。」 |
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「競馬場のシーンが一番印象的ですね。台詞があったりなかったりの中で『レディ・ジョーカー』の面々が何気なく集まっているのですけど、台詞がなくても動いたりしなくてもみんなの関係性がすごく見えてくるので。雪が降ってきたりというのもあるんですけど。凄く印象的ですね。」 |
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「『レディ・ジョーカー』の5人ですが、確かに表面的には誘拐したり罪を犯していますが、それを抜いて考えると、今の人が忘れかけている熱い思いだったり、我々に足りない部分を実は持っているって感じるんですよ。」 |
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「ガチガチの僕をリラックスさせてくれました。渡さんには休憩時にもお声を掛けていただきました。」 |
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「いい意味で体育会系の空気がありましたよ。誰かが“やるぞ”とかそういうことではなく。自然に出来ている空気が心地よかったですね。」 |
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「僕にとってのファーストシーンが、渡さんと二人のシーンだったんです。前日緊張でもの凄く胃が痛くて全然眠れない状態で現場に行って、あまりの緊張で、自分が分からない状態になってしまいまして。そんな僕を渡さんは気遣ってくれて、合間合間にそっと後ろからポンと肩を叩いて揉んでくれるようなことをしていただいたのですよ。お陰でだんだん緊張がほぐれてきました。休憩時にもお声を掛けていただいて、本当に嬉しかったです。」 |
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「最初から最後まで観てもらいたいですね。あまりこちらから提供したくないんですよ。それよりも裸の気持ちで観てもらった方が、いろいろな感じ方があると思うし、皆様それぞれの感想が全て正解だと思うので。」 |
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「12月11日から全国東映系にてロードショー『レディ・ジョーカー』の松戸陽吉役で出演しております加藤晴彦です。今回、高村薫さんのもの凄いベストセラー作品の映画化ということで、僕自身とても勉強になる作品となりました。ストーリーだけではなく、景色や時代背景だったり、勉強になることも多い作品だと思いますので、是非この冬は映画館に足を運んでいただければこれ幸いです。宜しくお願いします。」 |
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