3/24(金)に公開され、全国絶賛公開中の映画『ロストケア』主演・松山ケンイチさん、鈴鹿央士さん、前田哲監督が、4/17(月)にグランドオープンしたばかりの映画館【TOHOシネマズ ららぽーと門真】にて、去る4/28(金)オープン記念舞台挨拶を行いました。
本作は、松山ケンイチさんと長澤まさみさん、初共演の二人が入魂の演技で激突する社会派エンターテインメント。
日本では、65歳以上の高齢者が人口の3割近くを占め、介護を巡る事件は後を絶ちません。この問題に鋭く切り込んだ葉真中顕さんの第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』の前田哲監督が映画化。
介護士でありながら42人を殺めた殺人犯・斯波宗典役を松山ケンイチさん、その彼を裁こうとする検事・大友秀美役を長澤まさみさんが演じ、社会に絶望し自らの信念に従って犯行を重ねる斯波と、法の名のもとに斯波を追い詰める大友の “互いの正義をかけた緊迫のバトル” が繰り広げられます。
他に鈴鹿央士さん、坂井真紀さん、戸田菜穂さん、藤田弓子さん、柄本明さんといった実力派俳優が出演。現代社会に、家族のあり方と人の尊厳の意味を問いかける、衝撃の感動作です。
©2023「ロストケア」製作委員会
この日、上映前に行われた舞台挨拶に登壇した松山ケンイチさんは「劇場オープン、おめでとうございます! スクリーンがものすごく大きいですね! この劇場で僕も映画を観たいです!」と感心した様子で挨拶。
長澤まさみさん演じる検事・大友の同僚であり、共に斯波と相対する検察事務官・椎名幸太を演じた鈴鹿央士さんは「スピーカーがすごく大きい! びっくりですね」と場内を見渡しての感想を述べました。
そして前田哲監督からは「泳げるくらい大きなスクリーン。画自体が大きいから、ケンイチくん、央士くんの顔もすごく大きく映し出されるね!」というコメントが飛び出しました。
本作で松山さん、鈴鹿さん、前田監督の3名で舞台挨拶他イベントに登場するのは初めてとのこと。映画公開初日以来、約1カ月ぶりの再会にも拘わらず「久々に会った、という気がしない」という前田監督。松山さん、鈴鹿さんの再会の第一声は、お互い「髪伸びたね!」だったというエピソードも披露して、和気藹々とした雰囲気の中で舞台挨拶がスタートしました。
大阪の印象を問われた鈴鹿さんが「岡山出身なので、東京よりも近いから修学旅行や家族旅行で良く来ていました」言うと、松山さんと前田監督から「舞台挨拶前に、すっごくたくさん、たこ焼き食べてたね!!」と突っ込まれる場面も。
公開より約1カ月、高い作品評価を得ていることに対して、松山さんは「観て下さったお客様の(介護の)実体験や感想を見させて頂くと、自分の中でもリサーチできていなかった内容もあり、たくさん学ばせていただきました。自分の人生の終盤にさしかかったときに、自分の身の回りの人にどうしてもらいたいのか、自分がどう人生を終わらせたいのかを真剣に向き合うことを改めて考えさせられました」と述べました。
鈴鹿さんも「僕と同じ若い世代からも、あまり考えたことなかった介護に関して家族と話そうと思った、という感想や、介護を仕事にしようと思った、という感想を頂いて、これからの世代にも(介護に対する)意識が芽生えてきたなと感じました」と述べました。
最後に松山さんは、撮影中に長野の温泉で出会った親子のエピソードを披露。
おそらく介護をしている息子と父親が温泉に一緒に入っており、特に息子のやわらかい笑顔が印象的だったようで、「介護は一旦離れ離れになった家族が、また一つ屋根の下で過ごすきっかけにもなる。壮絶な面もありますが、必ずポジティブな面もある気がするんです。撮影中にその親子に出会って、介護の一方だけを演じるのをやめようと思いました。介護の色々な面を見て欲しいと思いました」とコメントしました。
©2023「ロストケア」製作委員会
イベントは、マスコミ向けフォトセッションに続いて特別にご来場のお客様向けのフォトセッションタイムも設けられ、大きな拍手に包まれて舞台挨拶は終了しました。
ご家族で、介護やこれからのことについて語り合うきっかけに、ぜひ劇場で『ロストケア』をご覧いただけたら幸いです。
映画『ロストケア』全国公開中!
ストーリー
早朝の民家で老人と介護センター所長の死体が発見された。犯人として捜査線上に浮かんだのは死んだ所長が務める訪問介護センターに勤める斯波宗典(松山ケンイチ)。彼は献身的な介護士として介護家族に慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美(長澤まさみ)は斯波が務める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。この介護センターでいったい何が起きているのか?大友は真実を明らかにするべく取り調べ室で斯波と対峙する。「私は救いました」。斯波は犯行を認めたものの、自分がした行為は「殺人」ではなく「救い」だと主張する。斯波の言う「救い」とは一体何を意味するのか。なぜ、心優しい青年が未曽有の連続殺人犯となったのか。斯波の揺るぎない信念に向き合い、事件の真相に迫る時、大友の心は激しく揺さぶられる。
「救いとは?」「正義とは?」「家族の幸せとは?」現在の日本が抱える社会と家族の問題に正面から切り込む、社会派エンターテインメント映画が、今幕を開ける!
©2023「ロストケア」製作委員会
<映画「ロストケア」主題歌>
森山直太朗
配信シングル「さもありなん」(ユニバーサルミュージック)
絶賛発売中
https://lnk.to/samoari
映画『ロストケア』関連ニュース
*新たな本編映像解禁
*スペシャルトークイベントの模様
*緊迫の対峙シーン解禁
*2夜連続スペシャルトークイベントの模様
*鈴鹿央士の場面写真解禁
*前夜祭の模様
*日本福祉大学×『ロストケア』公開特別授業の模様
*サントラ盤発売決定
*Special Screeningの模様
*場面写真一挙解禁
*完成披露舞台挨拶の模様
*公開日決定&本予告解禁
*特報解禁&主題歌決定
*第二弾キャスト解禁
*映画化決定
★2023年3月24日(金)全国公開★
殺人犯 VS 検事 運命の激突—。
監督:前田哲 脚本:龍居由佳里 前田哲
原作:葉真中 顕「ロスト・ケア」(光文社文庫刊)
出演:松山ケンイチ 長澤まさみ 鈴鹿央士 坂井真紀 戸田菜穂 峯村リエ 加藤菜津 やす(ずん) 岩谷健司 井上肇 綾戸智恵 梶原善 藤田弓子 / 柄本 明
配給:日活 東京テアトル