映画『パリよ、永遠に』

Cast & Staff

総領事ラウル・ノルドリンク:アンドレ・デュソリエ

総領事ラウル・ノルドリンク:アンドレ・デュソリエ

1946年2月17日、仏アヌシー生まれ。
フランス国立高等演劇学校にて演劇を学ぶ。
1986年の『メロ』以降、アラン・レネ監督作品の常連となり、セザール賞最優秀男優賞を受賞した『恋するシャンソン』(97)、「六つの心」(06・未)、『風にそよぐ草』(09)、遺作となった『愛して飲んで歌って』などに出演。その他の主な映画出演作品に『私のように美しい娘』(72/フランソワ・トリュフォー監督)、『美しき結婚』(81/エリック・ロメール監督)、セザール賞助演男優賞を受賞した『愛を弾く女』(92/クロード・ソーテ監督)、ナレーションを務めた『アメリ』(01/ジャン=ピエール・ジュネ監督)、『ピエロの赤い鼻』(03/ジャン・ベッケル監督)、『あるいは裏切りという名の犬』(04/オリヴィエ・マルシャル監督)、『美女と野獣』(14/クリストフ・ガンズ監督)などがある。

ディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍:ニエル・アレストリュプ

ディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍:ニエル・アレストリュプ

1949年2月8日、仏モントルイユ生まれ。
70年代よりTVシリーズなどへの出演を重ね、74年にアラン・レネ監督作品『薔薇のスタビスキー』、「ミュウ・ミュウの女刑事」(79・未/イヴ・ボワッセ監督)などに出演、81年には“Du blues dans la tête”(アーベ・パリュ監督)で脚本を、07年にはイヴァン・アタル主演の“Le candidat”で監督も務める。05年に『真夜中のピアニスト』(ジャック・オーディアール監督)でセザール賞助演男優賞を、09年に『預言者』(ジャック・オーディアール監督)でセザール賞助演男優賞とロサンゼルス映画批評家協会賞助演男優賞に輝く。その他の主な出演作品に「キリング・ルーレット」(86・未/ダニエル・デュヴァル監督)、『ミーティング・ヴィーナス』(91/イシュトヴァン・サボー監督)、『潜水服は蝶の夢を見る』(07/ジュリアン・シュナーベル監督)、『サラの鍵』(10/ジル・パケ=ブランネール監督)、『戦火の馬』(11/スティーヴン・スピルバーグ監督)などがある。

監督・脚本:フォルカー・シュレンドルフ

1939年3月31日、独・ウィスバーデン生まれ。
56年、フランスのブルターニュのイエズス会寄宿学校に入り、卒業後、パリで政治学を学ぶ傍ら、映画学校にも通い、ヌーヴェルヴァーグの重要な監督たちと親しくなり、ルイ・マル、ジャン=ピエール・メルヴィル、アラン・レネの助監督を務める。
60年に短編“Wen kümmert's?”で監督デビュー、66年に『テルレスの青春』で長編監督デビューを果たしカンヌ国際映画祭で国際批評家賞を受賞する。71年に、自身の作品に女優として出演していたマルガレーテ・フォン・トロッタ(『ハンナ・アーレント』監督)と結婚し、75年にはハインリッヒ・ベルの同名原作の映画化『カタリーナ・ブルームの失われた名誉』を共同監督で発表した。79年、ギュンター・グラス原作の『ブリキの太鼓』でドイツ人監督として初のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞、同時にアカデミー外国語映画賞にも輝いた。その他の主な監督作品にドイツ・フランス合作となったマルセル・プルースト原作の『スワンの恋』(83)、アーサー・ミラーの原作をダスティン・ホフマン主演で映画化した『セールスマンの死』(84)、ジョン・マルコビッチを主演に迎えた『魔王』(96)などがある。14年に日本公開された『シャトーブリアンからの手紙』は1941年のナチ占領下フランスで起きたヒトラーの報復を描き高い評価を得ている。

監督・脚本:フォルカー・シュレンドルフ

原案・脚本:シリル・ジェリー

1968年3月23日、ブローニュ=ビヤンクール生まれ。
貿易、金融について学んだ後、演劇学校へ入学する。2003年にマリグニー劇場で初の舞台“Signé Dumas”を上演。『パリよ、永遠に』の原作となった舞台「Diplomatie」は2011年に上演され、17万5千人もの観客を動員し大ヒットした。演劇以外には小説家としても活躍している。

撮影監督:ミシェル・アマテュー

1984年にジョージ・ブランコが監督・主演を務めたコメディ“Argie”で撮影としてのキャリアを開始。短編やTV映画などで経験を重ねる。09年にサディウス・オサリヴァンが監督したTV映画“Into the Storm”では撮影監督を務めエミー賞にノミネートされる。主な映画参加作品に、ヴァンサン・カッセル主演の『ドーベルマン』(97/ヤン・クーネン監督)、ミカ・カウリスマキ監督作品『GO!GO! L.A.』(98)、エミール・クストリッツァ監督作品『ライフ・イズ・ミラクル』(04)、セドリック・カーン監督作品『チャーリーとパパの飛行機』(05)などがある。

セットデザイン:ジャック・ルークセル

フランスのTV・映画を中心に活躍するプロダクション・デザイナー。90年のフランス・ハンガリー合作『シラノ・ド・ベルジュラック』(ジャン=ポール・ラプノー監督)では米アカデミー賞®美術賞にノミネートされ、『葡萄酒色の人生 ロートレック』(98/ロジェ・プランション監督)、『ボン・ヴォヤージュ』(03/ジャン=ポール・ラプノー監督)ではセザール賞美術賞を受賞した。その他の主な参加作品に『天使が隣で眠る夜』(94/ジャック・オーディアール監督)、『プロヴァンスの恋』(95/ジャン=ポール・ラプノー監督)などがある。