逆転なるか、運命のダイス!
目にも鮮やかな小林旭のダイスさばきが見事!!
これが渡り鳥の原点だ!(ファン投票第2位)
1959(昭和34)年8月に公開された本作が小林旭のターニング・ポイントとなった。それまで主役といってもモノクロ中心だった旭にとって、お盆興行としては初のカラー作品。
特攻隊で散った兄への母の溺愛ぶり。その期待に答えられず暗黒街に踏み入ってしまった旭の主人公・譲司。刑期を終え高知の実家に戻っても、暗い過去が影をさす。刑務所の慰問で聞いたペギー葉山の「南国土佐を後にして」。ダイスの眼と恐れられた凄腕のギャンブラーだった譲司が再びダイスを握ることに。
ワンカットの長廻しで撮られた超絶ダイステクニック! それを目の当たりにした西村晃が一瞬驚く表情。
女を忘れ、故郷を捨てた放浪のヒーローの出発点ともとれる佳作。
佐藤利明(娯楽映画研究)
■作品情報
*昭和34年作品
* 原作:川内康範
* 監督:斎藤武市
* 脚本:川内康範/斎藤武市
* 撮影:高村倉太郎
* 主題歌:「南国土佐を後にして」(ペギー葉山)
* 出演:小林旭/浅丘ルリ子/ペギー葉山/西村晃/南田洋子
■DVD情報
* 高画質デジタルニューマスター仕様
* DVN-77/カラー/79分/片面一層/シネマスコープ・サイズ
/ドルビーデジタル・モノラル/¥2,940(税込)
《 特典映像》
* 作品データ
* フォト・ギャラリー
* 予告篇
