映画『20歳のソウル』ついに明日公開!前夜祭イベントで神尾楓珠が「最後まで生き抜く力強さ教えてもらった」と振り返る。
2022.05.26(木曜日)

音楽に人生を捧げた一人の青年の感動の実話を映画化した『20歳のソウル』公開をいよいよ明日5/27(金)に控え、本日5/26(木)東京・日比谷のTOHOシネマズ日比谷にて“公開前夜祭”が開催され、上映前の舞台挨拶に神尾楓珠さん、福本莉子さん、佐野晶哉さん(Aぇ!group/関西ジャニーズJr.)、佐藤美咲さん、佐藤浩市さん、秋山純監督が登壇しました。

千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船 soul」。 その楽曲は、市船を勝利へ導く神応援曲としてSNS上で話題になりました。

そして、その名曲誕生の裏側には、20歳という若さで短い人生の幕を閉じた、浅野大義(たいぎ)さんという青年がいました。仲間・恋人・家族、そして音楽を愛し、また、沢山の人々から愛された大義さん。「大義の魂に音楽を聴いてもらおう」顧問・高橋先生の呼びかけに、彼の告別式には164人の吹奏楽部員が集まりました。

そこで奏でられたのは「市船soul」。

これまで仲間の背中を押し続けてきた「市船soul」が、大義さんを天国へと送り出したのです。彼が残した音楽は後輩たちに受け継がれ、いまも彼の魂とともに生き続けています。

そして2022年、この感動の実話が映画化。いま最注目の若手俳優・神尾楓珠さんが主人公・浅野大義を演じ、さらに佐藤浩市さん、尾野真千子さんをはじめとする豪華俳優陣がアンサンブルを奏でます。


©2022 「20歳のソウル」製作委員会
 


人生を見つめ直すきっかけくれる作品の公開に全員胸いっぱい!市船ダンス部も先輩の熱い生き様を描いた映画のヒットを豪華パフォーマンスで全力応援!

イベントのオープニングには、物語の舞台となった市立船橋高校のダンス部「パイレーツ」が駆け付け、VTRで上映された吹奏楽部による「市船soul」の演奏に合わせてダンスパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げました。

パフォーマンスを見た神尾さんは「いよいよ明日公開ということで、ダンス部のみなさんがオープニングで盛り上げてくださってありがたいです。いろんな人に『20歳のソウル』が知れ渡ればと思います」と挨拶。


福本さんは「(パフォーマンス前に)後ろで待機しているダンス部のみなさんが、メチャクチャかわいかったです!素晴しく盛り上げてくださって、本当に嬉しいです」と目を輝かせて興奮気味に語りました。

佐野さんは「僕にとって本作はスクリーンデビュー作で、これから先、こんな素敵な役、作品に出会えるのかな?と思えるくらい素敵な運命的な出会いでした」と、ようやく公開を迎える喜びを口にしました。ダンス部のパフォーマンスの感想を求められると「僕も3年前まで高校生だったんですけど、あんなフレッシュさは、今はないなって思って(苦笑)。もっとフレッシュに僕らAぇ! groupも頑張らないと!って思いました」と大いに刺激を受けたよう。


市船の卒業生であり吹奏楽部の部長だった佐藤美咲さんは、吹奏楽部の定期演奏会で秋山監督に見出され、本作でスクリーンデビューを飾った期待の新人。母校のダンス部のパフォーマンスを久々に目の当たりにして「みなさん、キレが良くて揃ってて素敵でした」とニッコリ。「卒業生として、この作品に関われたことが幸せです」と緊張した面持ちで喜びを口にしました。

吹奏楽部の顧問・高橋先生を演じた佐藤浩市さんは「映画って、撮影から公開までタイムラグがあるので、先ほど踊ってくれたダンス部の方々で、1年生で撮影に参加してくださった方で、いま3年生でまだ現役の方もいらっしゃいます。映画は記録にも残るけど、やはり記憶に残るもの。彼女たちの記憶にも残ってほしいし、この映画を観た方々の記憶にも残って、自分の人生を照らし合わせながら観ていただけたらと思います」と語りました。

秋山監督は「大義くん!こんなに素晴らしい会場で、素敵な俳優部がいて、きみの後輩たちが3年ぶりに『市船soul』を演奏するという奇跡のようなことがあって、ダンス部のみんながこうやって映画館で踊るという――。優しくて、派手好きで目立つことが好きな大義くんが、いま、会場ですごく喜んでくれているんじゃないかと思います。この映画は20年という短い時間を力の限り生き切った、浅野大義くんの生き様を描いた希望の映画です」と呼びかけました。

改めて本作に参加して学んだことを問われた神尾さんは「役者としてはひとりの人生を演じるって大変だなと、実在の人間を演じたことで改めて感じました。大義くんの生き様から1日1日を大切に最後まで生き抜く力強さを教えていただきました」と充実した表情で語りました。

福本さんも「撮影していた頃、ちょうど20歳だったので、自分の人生と重ねて本を読んで、涙が止まらず、1日1日を大切に生きようと思いました」とうなずきます。


佐野さんは、劇中でのピアノ演奏のシーンを振り返り「何回、家で練習しても全く弾けなかったんですが、本番では1テイクで弾き切れて、大義くんが力を貸してくれたんだなと感じました」と明かしました。


佐藤美咲さんは「本作で初めて演技をさせていただいて、1テイク、2テイクと撮るたびに、撮影する楽しさを覚えました。大義先輩の話はもともと知っていましたが、映画を通して改めて大義先輩のことを知れて、誰もがいつか死に至るけど、そこまでどう生き切るのか?自分のやりたいことをやって、悔いのないように生きようって思いました」と語りました。


神尾さんは、そんな佐藤さんの言葉に深くうなずき「まさに演じていて、晶哉がピアノを弾くシーンで、曲に込めた思いを語る、そういうセリフがあるんですけど、普段、見落としがちで当たり前になっちゃっている部分があったけど、改めてその気持ちを大切にしなきゃと思いました」としみじみと語りました。

佐藤浩市さんは、本作を通じて若い人たちに伝えたいことは?との問いに「自分も若い頃、勝手に“今”が永遠に続くんじゃないかと錯覚していました。そう思っちゃうと、いま起きている事象をスルーしてしまうんですね。でもそうじゃない。今は今しかない。目の前のことを記憶にとどめていかなくちゃいけない。記憶は美化もするし、劣化もするので、どう正しく認識して、自分の中に入れていくか?それが将来に役に立つと思いますので、いまの過ごし方を大事にしてもらいたいと思います」と語り、これを聞いた佐野さんは「大事にします!」と誓っていました。


 

秋山監督は、神尾さんと佐野さんが言及したピアノを弾くシーンについて「テストしないで一発でピアノを弾きながらセリフを言う難しいシーンだったんですけど、浩市さんが『やってみようよ』とひと言。ピッタリでした。奇跡的な瞬間だったのかなと思います」と称賛を口にしました。


この日は、原作「20歳のソウル奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」(小学館刊)と映画の脚本を手がけた中井由梨子さんも来場しており、吹奏楽部の高橋先生から中井さん宛てに書かれた手紙が代読されました。「大義をこの世に連れてきてくださり、ありがとうございました」と熱い気持ちのこもった手紙の内容に、感無量の表情を浮かべた中井さん。会場は拍手に包まれ、高橋先生を演じた佐藤浩市さんから手紙が手渡され、さらに神尾さんからも花束がプレゼントされました。

中井さんは涙ながらに感謝の思いを口にし、会場に浅野大義さんのご家族が来ていることを明かし「大義くんを私が連れ戻すことができたとすれば、それはご家族のみなさまの温かな気持ちがあったからこそだと思います。大義くんを二度目の死を迎えさせない、人の心に残り続ける作品にできたのは、ご家族の“愛”があったからこそだと思います。浅野大義くんの葬儀に実際に訪れた人は700名以上でした。長蛇の列が駅まで続き『誰か芸能人の葬儀なのか?』と聞いた人もいたそうです。そんな大義くんをこれからスクリーンで全国のみなさまに、そして世界のみなさまに愛していただきたいと思います」と語りました。


舞台挨拶の最後に神尾さんは「この映画は本当にたくさんの方の思いと、大義くんのかっこよくてたくましい生き様が描かれています。この映画を観た方々のことを大義くんはずっとこれからも見守っていてくれるだろうと思います。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです」と語り、再び会場は拍手に包まれました。

映画『20歳のソウル』2022年5月27日(金)全国ロードショー!

名門吹奏楽部の絆が生んだ、希望と感動の実話。いよいよ公開公開です。劇場で、じっくりとご堪能ください!

ストーリー
浅野大義は市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、そして真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。なにより特別な存在である顧問・高橋健一先生に大きな影響を受け、心身共に成長していった。大義は、野球の強豪校でもある市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさと葛藤しながらも 高橋先生からの叱咤激励もあり「市船soul」が誕生する。そして、いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ〝神応援曲″として呼ばれる様になる。高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていた。そんな中、ある日突然、大義の身体に異変が襲う。診察の結果、大義の身体は癌に侵されていた...。


©2022 「20歳のソウル」製作委員会


映画『20歳のソウル』関連ニュース

20歳の特別試写会の模様
完成披露試写会の模様
1日警察署長イベントの模様
ポスター&予告解禁
追加キャスト発表
佐野晶哉が映画初出演
尾野真千子出演決定
公開決定

 

『20歳のソウル』

★2022年5月27日(金)公開★

「俺の音楽は生き続ける」市船 吹奏楽部による感動の実話、ついに映画化!

企画・監督:秋山 純

原作:中井由梨子
「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」(小学館 刊)
「20歳のソウル」(幻冬舎文庫)

脚本:中井由梨子

出演:神尾楓珠
尾野真千子 福本莉子 佐野晶哉(Aぇ!group/関西ジャニーズJr.)前田航基 若林時英 佐藤美咲 宮部のぞみ 松大航也 塙宣之(ナイツ) 菅原永二 池田朱那 石崎なつみ 平泉成 石黒賢(友情出演)/高橋克典