幅広い世代から愛される西加奈子氏の世界観を感動作として見事に昇華させ、テアトル新宿ほか全国絶賛公開中の映画『まく子』。3/23(土)にはテアトル新宿にて、キャスト・監督によるスペシャルトークイベントが行われました。
本作は、西加奈子さんが第152回直木賞受賞後の第一作目として書き下ろし、児童小説では異例の累計55,000部の売り上げを記録した同名小説が原作。思春期の主人公・サトシの葛藤と、不思議な魅力をもつ美少女コズエとのせつない初恋を軸に描く《再生と感動》の物語です。
この日行われたトークイベントには、大人なのに子供たちとばかり一緒にいる風変りな青年・ドノを好演した、お笑いコンビ・しずるの村上純さんが初登壇!サトシを演じた主演の山﨑光さん、ドノと心を通わす不登校児・ルイ役の内川蓮生さん、鶴岡慧子監督と撮影当時を振り返りました。
村上さんは約1年前の撮影以来の再会となる、山﨑さんと内川さんの成長ぶりにビックリ!「映画に出てくる二人と声も身長も変わっているよね」と驚くと、内川さんは「この一年で身長が9㎝伸びました。いま168㎝なんです」と答え、「ほとんど僕と一緒だね。もう超えるのは確実だ。こんなに成長するとは凄いね」としきりに感激している様子の村上さん。
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
映画公開から1週間が経ち、周りからの反響を聞かれた村上さんは「よくエゴサーチをしているのですが、映画の感想は"子役がよかった"とか"感動した"とか高評価なコメントが多いですね。ただ"しずるの村上がどこに出ているのか分からなかった"という声も結構あって(笑)。複雑だけど、それは演じたドノになりきっていたということだと思います」とコメント。
また出演の経緯については「お話をいただいた時は、西加奈子さんの原作の映画ということで"僕でいいのかな"と最初はビックリしました」と語り、「芸人のアレルギー反応として、映画出演の話がきた時、まずはドッキリだと思うんです。一旦そう思った方が身のためなので(笑)」と独特な受け止め方を明かし、「台本を読んだら、僕が演じるドノのセリフに"信じることを大切にする"という言葉があって。これがドッキリでもいい、信じて裏切られてもいい!という気持ちになりました」と語りました。
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
キャスティングについて鶴岡監督は、「ドノはとても重要な役なので、キャスティングには悩みました。村上さんと衣裳合わせで初めてお会いし、漫画を読むシーンを演じてもらった時に"ドノだ!"ともの凄いテンションが上がりました」と、述懐。さらに内川さんについても「会った瞬間から"ルイ"でした」と二人を選んだ理由を披露しました。
話は撮影現場の話題となり、山﨑さんとの共演シーンについて聞かれた村上さんは「山﨑くんとの長いワンカットのシーンがあり、台本にはなかった演出を彼が考えてやったり、現場で急に出た監督からの指示にすぐ応えていたりと本当に吸収力も凄いんですよ」と、撮影当時14歳で座長をつとめた山﨑さんの演技力を称えました。
イベント後半には、会場にお越しいただいたお客様との質疑応答も行われ、トークイベントは終始和やかな雰囲気で幕を閉じました。
映画『まく子』テアトル新宿ほか全国絶賛公開中!
忘れていた"大切なもの"を思い出し涙する―。今を生きる大人たちへ贈る、再生と感動の物語『まく子』を、ぜひ劇場でお楽しみください!
物語
ひなびた温泉街の旅館の息子・サトシは、小学5年生。自分の体の変化に悩み、女好きの父親に反感を抱いていた。ある日、美しい少女コズエが転入してくる。言動がどこか不思議なコズエに最初は困惑していたサトシだったが、次第に彼女に魅せられていく。そして「ある星から来たの。」と信じがたい秘密を打ち明けられる。枯葉や紙の花を楽しそうにまくコズエが、やがて町の人々みんなにまいたものとは...。
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
映画『まく子』関連ニュース
*公開記念舞台挨拶の模様
*未公開場面写真解禁
*メイキング映像公開
*原作者・西加奈子氏×鶴岡慧子監督トークイベントの模様
*特別番組配信決定
*主題歌「若気の至り」ストーリーフィルム公開
*鶴岡慧子監督×漫画家・羽賀翔一氏トークイベントの模様
*完成披露上映会の模様
*著名人たちから絶賛コメント到着
*予告篇解禁
*厚労省とコラボ
*ポスタービジュアル解禁
*主題歌決定
*追加キャスト解禁
*特報完成
*第1弾チラシ&場面写真解禁
*映画化決定
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★2019年3月15日(金)全国公開★
直木賞作家・西加奈子の傑作、ついに映画化
監督・脚本:鶴岡慧子
原作:西加奈子(「まく子」福音館書店刊)
出演:山﨑光 新音 須藤理彩/草彅 剛
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)