8/20(金)全国公開映画『子供はわかってあげない』の<完成披露上映会>が7/27(火)都内で行われ、主演・上白石萌歌さんはじめ、細田佳央太さん、千葉雄大さん、豊川悦司さん、沖田修一監督が舞台挨拶に登壇し、仲睦まじいトークを披露しました!
本作は、数々の漫画賞で話題を呼んだ田島列島氏の大傑作コミックを映画化した沖田修一監督の最新作で、描かれるのは、水泳 × 書道 × ガールミーツボーイ × アニヲタ × 家族 × 迷!?探偵 × 本当の父探し × 元教祖 = まさかの超 "青春映画" ♡
主人公・美波に数々の話題作に出演する上白石萌歌さん、相手役のもじくんこと門司役に今大注目の若手俳優・細田佳央太さん。さらに、豊川悦司さん、千葉雄大さん、斉藤由貴さん、古舘寛治さんと実力派の名優陣演じる大人たちが、物語をカラフルに広げます。
田島列島氏の長編デビュー作である同名原作は、軽やかで味わい深く、おとなの気づきが多いと幅広い層から熱く支持。新作が待ち望まれる沖田修一監督にとって、本作は初となる漫画原作の映画化です。ユーモアあふれる温かい人間ドラマを描いてきた沖田監督が、10代の不器用に揺れる心をまっすぐ描き出し、美波の感情が高まるクライマックスは沖田監督にとって新境地となるシーンに。
夏を失ってしまった2020年。今だからこそ届けたい、ニッポンの夏休み!
映画の完成を記念して行われた上映会舞台挨拶は、主演を務めた上白石さんの「本来昨年公開予定だったこの作品が、無事にやっと皆さんに観てもらえるということで、とても嬉しいです」というご挨拶からスタート。
続けて、細田さんは「この作品を皆さんにやっと届けられるんだという喜びでいっぱいです。本当に楽しんでいってもらいたいです」、豊川さんは「僕も本当に公開を待ちわびていた作品なので、とても嬉しいです」、千葉さんは「お客様がいる中こうして舞台挨拶させてもらえるのが久しぶりだし、この作品はとても大好きな作品なのでとても嬉しいです」、そして沖田監督は「やっと今日皆さんの前で映画を上映できることが、とても嬉しいです」と、それぞれ挨拶しました。
この作品で10代最後の夏を過ごした上白石さんは「私は元から沖田監督の大ファンで、まさか自分が沖田監督の世界で生きられるとはという想いだったので、その嬉しさを噛み締めつつ、今作で水泳選手の役が三作品目でそれぞれ泳法も違くて、自分の女優人生は個人メドレーのようだなと勝手に思っていました。肌を真っ黒に焼いて髪もバッサリ切って、10代最後の夏、宝物のような時間を過ごさせてもらいました」と述懐。
細田さんは、上白石さんとの共演について「実は撮影中あまり真面目な話はしていなくて(笑)ほとんど雑談みたいな感じでした。"長回しのシーン緊張するね"とかそんな感じです(笑)」と。これに対し上白石さんは「クランクインの日に4分くらいの長回しのシーンから始まったので、そこでキャスト・スタッフのみなさんと一体感が生まれましたし、このシーンを撮り終えたらこの作品は大丈夫だ、と思えるような感じでした」と語りました。
豊川さんは「最初に原作のコミックを呼んだ時に本当に面白い作品だなと思っていて、そのあと脚本を呼んだ時に、瑞々しくって切なくって、こんなおじさんでも青春を感じてしまうくらい(笑)特に最後のシーンなんかは思わずジーンとしてしまうような、そんな素晴らしい作品だと思ったので、喜んで参加させてもらいました」と、脚本段階から作品に惚れ込んでいたことを明かしました。
娘役の上白石さんとの共演については「僕も萌歌ちゃんくらいの娘がいるので"これ父親にとっては理想だよね"とか思いながら撮っていて、まるで夢のような時間でした(笑)」と話し、これに対し上白石さんは「予告映像でもちらっと見られるんですけど、豊川さんがブリーフパンツ?(笑)ブーメラン水着か(笑)を履いているシーンがあって、そんな豊川さんの貴重な姿も見て欲しいですね」と、本作で豊川さんが見せる意外な姿をアピールしました。
細田さんと兄弟役を演じた千葉さんは「佳央太君とはこの作品が初共演で、そのあとすぐにまたドラマで兄弟役として共演していたので、2019年は佳央太君と共にあったと言っても過言ではないくらい(笑)」と話し、細田さんは「僕にとっても本当のお兄ちゃんのような存在なので嬉しいです」とお互い目を合わせながら会話し、まるで本当の兄弟かのような仲の良さを披露しました。
作品にちなんで"忘れられない夏の思い出・夏の冒険"を聞かれたキャスト一同。千葉さんは「僕は大学生のころに青春18きっぷで東京から広島まで行ったことがあって、途中で漫画喫茶に泊まったりして、それが今思い返すとすごい青春だったなって思いますね」と。
豊川さんは「役者になろうと思って大学辞めて東京に出てきたんですけど、ちょうど夏前くらいに貯金も使い果たしちゃって(笑)一文無しのまま過ごしたあの夏が忘れられないですね。友達を家の前で日が暮れるまでずっと待っていたり、公園の水道の水を飲んだり(笑)本当に暑かったですね、あの夏は」と驚きのエピソードを披露。
細田さんは「小学生の夏休みのとき、いつも学校があるせいで見られない時間帯のテレビを見られるのがすごく好きで。夏休みのテレビの時間だけは少しだけ大人の世界に踏み込んだような気がしていて(笑)それが夏の思い出ですね」と。
上白石さんは「小学生の時に、それこそ水泳を習っていたんですけど、夏休みに水泳の夏期講習があって、そこに毎日早起きして行って帰ってっていう生活が夏の思い出ですね。水泳教室から帰った後にかき氷を食べたりして。そんな経験が今こうやって役に活かされているのがとても嬉しいし、やっていて良かったなと思います」とそれぞれの夏の思い出を披露しました。
©2020「子供はわかってあげない」製作委員会 ©田島列島/講談社
最後に上白石さんが「撮影から約2年が経ちまして、作品自体もちょうどおいしく熟した頃にやっと皆さんに届けられることになりました。この作品がみなさんにとっての小さな夏休みのようなものになればいいなと思っております。本当に我ながら素晴らしい作品が出来たなと思っているので、是非楽しんでご覧いただければと思います」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくりました。
映画『子供はわかってあげない』2021年8月20日(金)全国公開!8月13日(金)テアトル新宿先行公開!
実は「ワケあり」だったりする人々の事情も、ゆるやかに優しく受け止め、じんわり味わい深い余韻とともに明日に向かう勇気がわいてくる珠玉のハートフルムービー『子供はわかってあげない』で、2020年に失った夏を取り戻しましょう!
ストーリー
高校2年、水泳部女子の美波(みなみ)はある日、書道部男子のもじくんとの運命の出会いをきっかけに、幼い頃に別れた父親の居所を探しあてる。何やら怪しげな父にとまどいながらも、海辺の町で夏休みをいっしょに過ごすが...。心地よい海風。鳴る風鈴。超能力!?そして、初めての恋に発狂しそう!お気楽だけど、けっこう怒濤の展開。誰にとっても、宝箱のような夏休み、はじまりはじまり~。
©2020「子供はわかってあげない」製作委員会 ©田島列島/講談社
映画『子供はわかってあげない』関連ニュース
*特別映像解禁
*主演・上白石萌歌<場面写真>解禁
*千葉雄大<場面写真>解禁
*細田佳央太<場面写真>解禁
*初日決定&SP動画解禁
*公開延期のお知らせ
*予告篇&新ビジュアル解禁
*コラボイラスト解禁
*ティザービジュアル&特報解禁
*映画化決定
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★2021年8月20日(金)公開★
数々の賞を受賞した傑作コミックを、沖田修一監督が映画化!
監督:沖田修一
原作:田島列島『子供はわかってあげない』(講談社モーニングKC刊)
脚本:ふじきみつ彦 沖田修一
出演:上白石萌歌 細田佳央太
千葉雄大 古舘寛治 / 斉藤由貴 / 豊川悦司
©2020「子供はわかってあげない」製作委員会 ©田島列島/講談社