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映画『ひとよ』ティーチイン・イベントに佐藤健が飛び入り登場!白石和彌監督との再タッグを熱望!
2019年11月19日(火曜日)

佐藤健×鈴木亮平×松岡茉優×田中裕子をキャストに迎えて贈る、感涙のヒューマンドラマ『ひとよ』が全国絶賛公開中です。11/17(日)TOHOシネマズ日比谷で行われた白石和彌監督のティーチイン・イベントには、何と主演の佐藤健さんが飛び入りで登場しました!

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本作は、2013年に『凶悪』を世に送り出して以降、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』(18)など毎年のように賞レースを席巻し、6年間で手掛けた作品たちは日本アカデミー賞をはじめとする数多の国内外映画賞で実に60以上もの受賞を果たし、名だたる俳優たちが今もっとも出演を熱望する映画監督のひとり白石和彌監督の最新作。

いまを強く生きる人間たちへの賛歌を圧倒的な熱量で描いてきた白石監督が、「いつかは撮らねばならない」と感じていたテーマ【家族】に初めて真正面から挑み、15年前の事件によって家族の岐路に立たされた、ひとりの母親とその子どもたち三兄妹のその後が描かれます。

一夜にして激変する家族の運命を通し、尊くも時に残酷な"家族の絆"、そして言葉にできない"究極の愛"を観る者すべてに問いかけるヒューマンドラマの傑作に、SNSでは「ラスト泣かされました...佐藤健すごいや...」「鈴木亮平さんが吃音という難しい役どころをとても上手く演じていたのが印象的だった」「松岡茉優の一言一言がたまらなくよかった」「母親役の田中裕子さんの演技が凄すぎて鳥肌立った」など、実力派俳優陣の熱演を絶賛する声が多数。

そのほか「今年観た邦画の中でずば抜けてNO.1」「シビアになりがちな題材をユーモアや外しも絶妙に取り入れて飽きさせない、白石和彌の真骨頂」「家族として長い時間を共有したもの同士でないとわからない感覚が描かれていて、家族を問い直す、すごく"今"な作品だと思った」など、熱量の高いコメントが続々上がっています。

また第44回報知映画賞では、作品賞、監督賞(白石和彌監督)、主演男優賞(佐藤健)、主演女優賞(田中裕子)、助演女優賞(MEGUMI)と5部門にノミネート!受賞の行方にも熱い視線が集まっています。

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©2019「ひとよ」製作委員会


お客様との質疑応答を1問終えた白石監督が、おもむろに「誰か来られないか?とTwitterでつぶやいたら、音尾琢真君がすぐに『行けない』と返答してきました」とジョークで笑わせつつ呼び込んだのは、なんと稲村家の次男・雄二を演じた佐藤さんでした。この粋なサプライズに、お客様は大興奮!Q&Aも熱を帯びたものとなりました。

カットされて残念だったシーンの話になると、佐藤さんは「カットされることに関して僕は前向き。残念には思わないです。良くなかったからカットされたわけで、カットされてありがとうぐらいに思う役者です」と、俳優としてのポリシーを告白。

稲村家の長男・大樹(鈴木亮平)と別居中の妻を演じたMEGUMIさんと激しく口論するシーンがカットされたそうですが、白石監督は「いいシーンだったけれど、それがあると長男のシーンが続きすぎて、長男の映画になり過ぎると思った」と、映画全体のバランスを考慮してのカットだったことを打ち明けました。

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また感情を揺さぶるラストシーンの秘話を求められた佐藤さんは「監督が急にバナナを持ってきて驚きました」と明かすと、白石監督は「筑前煮も撮影場所のタクシー会社の方々が出してくれたもので、とても美味しくて。それもその場の判断で雄二に持って行かせようと思いました。田舎って、何かをお土産に持って行かせようとすることありますよね」と、細部にもリアリティを追求。

稲村家の家族写真にもこだわりがあり、佐藤さんは「もらったバナナを持って写真に写ろうとか、(稲村家の長女・園子役の)松岡茉優さんがはじけたバージョンとか数パターンを撮影したけれど、使用されたのは全員が真面目な顔の写真でした」と舞台裏を紹介しました。

ラストの車中のシーンは2テイク撮影したそうですが、白石監督は「使用したのはファーストテイク。健君の目に涙が溜まっている感じがよかった」と採用理由を明かし、「実はそのシーンでは、僕が健君の横でヤドカリみたいに小さく丸まって隠れていました。現場は結構グチャグチャでしたよね」と静けさとは真逆の撮影状況を回想しました。

また好きなシーンについて聞かれた白石監督は、意外なことに役者陣との絡みのシーンではなく「太陽」と返答。「急に撮りたいと思って。映画『太陽を盗んだ男』みたいなものを撮りに行こうと意気込んだら、一発で撮れました。日の出って実は撮るのが難しい。だから、なんでこんなところで俺は運を使ってしまうのか...と思いました」と苦笑いも、思い入れの深いカットになったようでした。

初タッグとなった本作を通して白石監督に全幅の信頼を寄せている佐藤さんは、次なるタッグに向けて「色々なアイデアがあります。一つには絞れない」と構想を練っているようで、「いつか時代劇をやりたいと白石監督は現場でおしゃっていましたよね?」と確認。それに白石監督は「まだ一度も時代劇はやったことがないので。アクションものの時代劇もいいかも」と、佐藤さんとの第2作になるかどうかは不明ですが、新境地開拓に意欲を見せました。

最後に白石監督は「沢山の方々に映画を観て頂けているけれど、まだまだ観てほしいので応援宜しくお願いいたします」とコメント。

佐藤さんは「映画界を成長させていくには、作品を観る側のみなさんの力も必要です。ぜひ一緒に映画界を盛り上げていきましょう」と思いを込めたメッセージで締め、サプライズ ティーチイン・イベントは終了しました。

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映画『ひとよ』2019/11/8(金)全国ロードショー!


壊れた家族は、つながれますか。「家族の絆」の歓びと哀しみがこころ打つ、感涙のヒューマンドラマ『ひとよ』を、ぜひ劇場でご覧ください。


あまりに切ない"母なる事件"から15年。希望を夢見た者たちのゆく末は-
どしゃぶりの雨降る夜に、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は、愛した夫を殺めた。それが、最愛の子どもたち三兄妹の幸せと信じて。そして、こはるは、15年後の再会を子どもたちに誓い、家を去った--。たった一晩で、その後の家族の運命をかえてしまった夜から、時は流れ、現在。次男・雄二(佐藤健)、長男・大樹(鈴木亮平)、長女・園子(松岡茉優)の三兄妹は、事件の日から抱えたこころの傷を隠したまま、大人になった。抗うことのできなかった別れ道から、時間が止まってしまった家族。そんな一家に、母・こはるは帰ってくる。15年前、母の切なる決断とのこされた子どもたち。皆が願った将来とはちがってしまった今、再会を果たした彼らがたどりつく先は-

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©2019「ひとよ」製作委員会


映画『ひとよ』関連ニュース

公開記念舞台挨拶の模様
TIFF舞台挨拶の模様
ラジオ特番決定
公開直前特別番組放送決定
ジャパンプレミア試写会の模様
特別映像解禁
本予告解禁
場面写真一挙解禁
特報解禁
キャスト第2弾発表
クランクアップ&公開日決定
公開決定


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『ひとよ-』

★2019年11月8日(金)全国公開★

壊れた家族は、つながれますか。

監督:白石和彌

脚本:髙橋泉

出演:佐藤健 鈴木亮平 松岡茉優 音尾琢真 筒井真理子 浅利陽介 韓英恵 MEGUMI 大悟(千鳥) 佐々木蔵之介・田中裕子

©2019「ひとよ」製作委員会



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