RPR第4弾『ANTIPORNO』初日舞台挨拶で、園子温監督が"今一番撮りたかった作品"と宣言!
2017年01月30日(月曜日)

  

園子温監督が初めてロマンポルノに挑んだ最新作『ANTIPORNO アンチポルノ』が、ロマンポルノ・リブート・プロジェクト《第4弾》として1/28(土)に公開初日を迎え、新宿武蔵野館にて冨手麻妙さん、筒井真理子さん、園子温監督による舞台挨拶が行われました。

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*45th ROMAN PORNO REBOOT*

園子温監督が自身のオリジナル脚本で挑んだ『ANTIPORNO』は、2016年に製作開始から45周年を迎えた日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの一環で製作された作品で、園子温監督のほか塩田明彦監督、白石和彌監督、中田秀夫監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督陣が、完全オリジナルの新作を28年ぶりに撮りおろしたことでも注目され、第1弾『ジムノペディに乱れる』、第2弾『風に濡れた女』、第3弾『牝猫たち』が公開しており、多くのお客様に足を運んでいただいています。

第4弾『ANTIPORNO』初日舞台挨拶には、主演の冨手麻妙さんがビビッドな赤のミニスカートのドレス、筒井真理子さんは白のスタイリッシュな装いで登場。冨手さんは「(今日の舞台挨拶を迎え)緊張しすぎて、私が演じた京子みたいに吐きそうでした」と緊張気味にご挨拶。筒井さんは「本日は、数ある作品の中でこの作品を選んでいただき、ありがとうございます」とコメントし、満席のなか舞台挨拶がスタートしました。

園監督は本作について「久しぶりに自分を出し切れた作品」と語られたものの、実はオファーされた際に一度断ったというエピソードを披露。「日活ロマンポルノはよく観ていましたが、当時は成人映画館に行く意味があったんです。現代はポルノ自体に意味がないと思ったので、"アンチ"ポルノだったらできると言ったら、それがきっかけになって企画がうごきました。(ロマンポルノのルールはあったが)ルールも気にならないぐらい自由に作品が作れたので、とても楽しかったです」と語りました。

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©2016日活


"鬼才"と呼ばれる園子温監督の作品で念願の主演を射止めた冨手さんは「監督が思う以上のものを出さなければいけないプレシャーで、毎日緊張していました。でも完成した作品を観て監督が"この作品は愛の結晶"と言ってくれて、すごく嬉しかったんです。私も監督の愛がこもった作品になったと思っていたので。こういうこと言うとネットに"園子温のおんな!"とか書かれちゃうかもしれないけど、そんな浅いところではなく、もっと深いところで感動しました。おばあちゃんになっても監督の映画に出ていたいです」と感動の気持ちを吐露。

筒井さんは「園監督に、ぜひ出演してほしいと言われて脚本を読んだんです。本編のラストに素晴らしいセリフがあって、このセリフを引き受けないと役者としてだめだと思ったので、参加させていただきました。以前共演したことのある白川和子さんに電話して、今回のプロジェクトに出演するお話をしたら、すごく喜んでくれました」と喜びを語りました。

ムチ打ちやビンタといったハードなシーンの多い本作、一番きつかったシーンを聞かれ、冨手さんは「絵具が天井から降ってくるシーンがあって、それが大変でした。かなりの高さから絵具を落とすので痛いんですよね。そんななか監督が、くるくる回って大声で笑え!とか言うんです。体中の穴と言う穴から絵具が入ってきてしまって、撮影後1週間ぐらいは鼻水とか涙がカラフルになりました」と壮絶な撮影エピソードを披露しました。

絵具シーンはもちろんのこと、ビビッドな色合いの撮影セットにも監督のこだわりが大きく出た本作に関して筒井さんは「園監督の頭の中を歩いているような作品ということもあって、どれだけ監督の思い描くものを演じられるか不安でした。でもセットが素晴らしくて、セットに入った瞬間一気に役に入り込めました」と語りました。

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©2016日活


また、本作のタイトル『ANTIPORNO アンチポルノ』にかけて「今一番アンチしたいものは?」という質問に、筒井さんは「私はアンチ<多様性を認めない>です。多様性のある様々な文化や思想を受け入れていきたい」とコメント。

最後に園監督が「僕はアンチ<タバコ>です。今まで150回ぐらい禁煙をして、すべて約束を破ってきました。おととい禁煙外来に行って、また禁煙の約束をしてきたので、ここで禁煙宣言します」と映画とはまったく関係ない宣言をして、笑いを誘いました。

最後に本作について園監督から「今回『ANTIPORNO』のように、自由な作品を監督することができてとても嬉しく思います。こういう作品をお客さんが選んでくれたら、日本映画に多様性のある作品がもっと出てくるので、もっと日本映画界が面白くなるはずです」とコメントし、冨手さんは「この作品は女優人生のスタートラインに立てた作品です。女性の裸が消費されている世の中で、園監督が私の裸を消費されない作品にしてくれました」とコメントし、舞台挨拶は終了しました。


新宿武蔵野館ほか大ヒット上映中!


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©2016日活


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