＊45th ROMAN PORNO REBOOT＊

公開初日舞台挨拶で、1/25よりオランダで開催される第46回ロッテルダム国際映画祭への正式招待決定が発表された本作は、満席続出！大ヒット御礼につき行われた舞台挨拶では、本作に出演するお笑いコンビ・とろサーモンの村田秀亮さんと久保田和靖さん、白石和彌監督が登壇し、満席の会場で楽しいトークを繰り広げました。

「相方に一番みられたくない」by村田「相方の濡れ場はみたくない！」by久保田

村田さんは白石監督が担当したNETFLIX『火花』にも出演し、俳優顔負けの演技で注目されています。白石監督はキャスティングの経緯を「脚本の製作当初はバンドマンの設定でした。ただ村田さんと久保田さんが決まったと聞いて、お笑い芸人という肩書を生かしたんです。顔が分かったうえでさらに脚本を書いたので、ほぼあて書きになっています」とコメント。

今作で濡れ場を初体験した村田さんは「クランクインの前日が沖縄映画祭だったんです。前張りも初体験だったので、一緒にいた廣木隆一監督に相談したら、前張りをはがすときに毛がテープに引っかからないように、テープを貼る部分に生えてる毛を剃ったほうが良いとアドバイスを受け、家で一人で剃りました。あんなに情けない気持ちになったのは初めてです」と振り返りました。

©2016日活

久保田さんは「世の中ピコ太郎のPPAPがブームですが、日活はPORNO（ピーオーアールエヌオー）ですね」と、昨夜から考えてきたという挨拶で会場を温めました。久保田さんは今回が映画初出演。ロマンポルノの女王・白川和子さんがオーナー役を務めるSMクラブで、本物のSMの女王様に亀甲縛りされるシーンをポップに演じ、銀幕デビュー。それに関して「吊るされるなんて聞いていなかったんです。これ吉本あるあるなんですけど、漫才するだけと聞いていたのに、現場に行ったらブリーフ姿にされて女王様に吊るされました」と明かし、場内は爆笑がわき起こりました。

©2016日活

『凶悪』ではじじぶうさん、『日本で一番悪い奴ら』ではデニスの植野行雄さんと、お笑い芸人を立て続けに起用していることに関して白石監督は「芸人をやられている方はそれぞれ強烈な個性があるんですね。漫才の技術が生きているのか、そのうえで間の使い方がすごく上手なんです」と説明。

それに対して村田さんが「そんなこと言ってもね、初めての濡れ場なので監督にどのようにしたら良いか聞いたのですが、いつもやっているように、ということしか言ってくれないんですよ」と白石監督のドエスぶりを暴露。久保田さんも「お前あんなことしてるのか！」と3人の掛け合いが楽しい舞台挨拶となりました。

最後の一言で久保田さんは「今回、コンビそろってロマンポルノに出ました。相方の濡れ場を見ていて、はじめは村田のファンは他の女との濡れ場なんか見たくないと劇場に行かないのかなと思ったんです。でも僕が逆の立場で考えたら、好きな女優さんの綺麗な濡れ場が見れると聞いたら絶対劇場に観に行くので、村田は良かったなと思います。これを機に僕もどんどん脱いでいこうと思います」とコメント。

村田さんは「この作品は人間の生きていく姿がリアルなタッチで描かれていて、とても切ない気持ちになります。僕は試写会で観たときに呆然として街を1時間ぐらい放浪してしまいました。皆さんもこの作品を観て、新宿の街を歩いてみてください。街が違って見えると思います」とコメントし、舞台挨拶を締めくくりました。

新宿武蔵野館ほか大ヒット上映中！

白石和彌監督がオリジナル脚本で挑んだロマンポルノ『牝猫たち』をお見逃しなく！

『牝猫たち』作品概要

池袋の風俗店「極楽若奥様」で働く3人の"牝猫たち"。呼び出された男たちと体を重ね、そして、また夜が明ける―ワーキングプア、シングルマザー、不妊症...それぞれの悩みを抱えながら、颯爽と現代を生き抜く女たちと、それを取り巻く男たちの物語。

©2016日活

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