女性読者を中心に圧倒的支持を集める、湊よりこ氏の人気コミック「セフレの品格」(双葉社 JOUR COMICS)。その待望の映像化最新作となる続編 第3章『セフレの品格 慟哭』は全国順次公開、そして最終章となる『セフレの品格 終恋』が 12/12(金)より全国公開され、本日12/13(土)新宿バルト9にてW主演の行平あい佳さん、青柳 翔さん、共演の山谷花純さん、坂上梨々愛による公開記念舞台挨拶が行われました。

原作「セフレの品格」(紙版タイトルは「S-friends~セフレの品格~」)は、キャッチーなタイトルとは裏腹に、女性作家ならではの視点で登場人物たちの複雑な感情のもつれや性の欲求を赤裸々に描き、大人の女性を中心に熱い支持を獲得している大ヒットシリーズ。
前作の映像化第1章『セフレの品格 初恋』、第2章『決意』は公開時に多くのお客様を魅了し、SNSでは「胸をえぐられるほど切実」「ただのラブストーリーを超えた感動」と絶賛され、幅広い世代に響く大人の恋愛ドラマとして高評価。映画公開以降、原作は紙+電子でシリーズ累計540万部を突破し、ますます注目を集めています。
映画続編となる第3章『セフレの品格 慟哭』、第4章『セフレの品格 終恋』では、前作に続き、行平あい佳さんと青柳翔さんがW主演を務め、『悪い夏』(25)、『嗤う蟲』(25)などで独自の映像表現と演出力が高く評価される城定秀夫監督が続投。
そして前作で印象的な演技を見せたキャスト陣、片山萌美さん、坂上梨々愛さん、こころさん、髙石あかりさん、石橋侑大さん、新納慎也さん、行平あい佳さんの母・寺島まゆみさんが続投する他、松本利夫さん、竹財輝之助さん、山谷花純さんといった新キャストも加わり、物語の終焉に向け加速していきます。
映画上映後、登壇者たちがステージに現れると、会場からは大きな拍手が。そんな熱気あふれる会場の様子に、登壇者たちも笑顔を見せました。
2年前の『初恋/決意』に続き、今回の『慟哭/終恋』でひとまず完結となる本作。シリーズのメガホンをとった城定秀夫監督の「長大な大河ドラマ」との言葉に「言いすぎじゃない?」と笑う青柳さんでしたが、本シリーズに対する城定監督の思いの深さを感じ、「ありがたいですね」としみじみと続けました。
「1、2作目を撮った時から『続編になったらいいね』と話をしていました」と語る行平さんも、「原作は本当に長く愛されている作品ですから、映画もそういう風に愛される作品になったらいいなと思いながら撮っていました。だからこうやって城定マジックがかかった作品になって、見終わった後にもいろいろ話せるような作品になったのがすごく嬉しくて。こんなに長くこのキャラクターを愛し続けられたのも、私が俳優をやっていくなかで本当に大きな財産でした」と振り返りました。

「僕も現場に行くのがすごく楽しみでした。みんなで一緒に作品作りをしてるなと現場で感じられたのは、城定監督や行平さんをはじめ、スタッフやキャストの皆さんのおかげ。本当に最後……これで最後なんですよね」とかみ締めるように語ると、「本当にやだね」と深くうなずいた行平さん。
その言葉を受けた青柳さんは「一応、最後まで迎えることができたということで本当によかったなと。終わってみてさらに愛着が湧く作品だなと思いました」としみじみ付け加えました。

前作に続き娘の遥を演じた坂上さんは「前作に引き続き、同じ役で出演させていただくのは私にとって初めての経験だったので、こうやって作品に関われることができてすごく嬉しかったです」と喜びを語ると、「もう終わっちゃうのがすごく寂しいですが、たくさんの方に観ていただきたいなと思っております」と作品の広がりに期待を寄せました。
前回の撮影では高校生だった坂上さんも、今は大学生。久々の再会となった撮影現場では「結構大人っぽくなってたから『あら、綺麗になったわね』という感じの、親戚のおばちゃんみたいな感じになっていました」と笑う行平さんに、坂上さんも「前作はお母さんの行平さんとのシーンのみだったのですごく緊張してたのですが、久しぶりに行平さんに会ったらすごく安心できて、頼れるお母さんでした」と笑顔を見せました。

そんなふたりのやり取りを聞いていた青柳さんは「僕も現場に行くまですごい緊張してて……」と冗談めかすと、「絶対に嘘だよね」と行平さんはピシャリ。さらに「弁当も食えないし……」と青柳さんがたたみかけると、「食べてたしね」と行平さん。「タバコも吸えなくなっちゃって……」という言葉にも「全然吸ってた」と行平さんがツッコミを入れるなど、気心知れた様子のふたりのやり取りに会場は笑いに包まれました。
そんななか、『終恋』でシリーズ初参加となった山谷さんは「前作で皆さんの関係が出来上がってたので、現場では探り合ったり、お互いに気を遣ったりといった会話が全くありませんでした。だからこそいい距離感で皆さんいられるんだなというのを感じました」と。そして、続けて「だからこの現場では気を遣いすぎなくていいんだ。自分の任されたことを全うすればいいんだ。というのが、言葉ではなく先輩方の背中から伝わってきて、すごくお芝居に集中できた現場でした」と現場の雰囲気を振り返りました。

さらに印象的なシーンについて話題が及ぶと、行平さんは元夫を演じた松本利夫さんとの共演シーンを挙げました。「松本さんも(坂上さん演じる娘の)遥の前では本当にいい男なのですが、(行平さん演じる抄子に対しては)本当に怖くて。でもご本人はすごくジェントルマンな方だから……」と笑う行平さんは、「だから遥が生まれる前の、出会った頃のデートしているシーンの撮影はすごく楽しかったです。でもラブラブのああいうシーンを経て、(ストーカーと化す)あのシーンがあるから、私たちはちょっとドン引きしてました」。

©2025日活
そこに青柳さんも「しかも僕にとっては大先輩なので、先輩の情けない姿を見るのはいたたまれないというか……でも身内過ぎるので、見ると笑っちゃうんです」と明かすと、行平さんも「試写会の時に意味のわからないタイミングでひとりで笑ってる人がいて」と述懐。「それはMATSUさんのシーンですね」と笑う青柳さんでした。
山谷さんは、劇中で披露する賛美歌のシーンに苦心したそう。「讃美歌ってなかなか普段歌わないじゃないですか。だから現場で音楽を流してくれるのかなと思ったら、生声で歌うことになったというのは現場で初めて知りました。だから正直に言うと、うろ覚えだったんですよ」と告白し、会場は大笑い。「しかも城定さんは結構音楽に対して厳しい方なので……それはもう少し早く知っておきたかった」とボヤくことしきりでした。
続いては「今年終わらせたこと、卒業したこと」というテーマでトークが展開されることに。
まずは坂上さんが「今年、高校を卒業して大学に行きました」と報告すると、会場からは「おめでとう!」と祝福の声が。続けて山谷さんが「28年間、まったく運動してなかったのですが、今年の下半期からジムに行くようになり、鶏ガラのような身体に肉がつくようになりました」と報告すると、会場からは大きな拍手がわき起こりました。
そんななか、青柳さんが「下ネタ」と語ると、リアクションに困った様子の会場内。青柳さん自身も戸惑いを隠せない様子で「もう一回やり直してもいいですか?」とリクエスト。そこで気を取り直して再度言い直した答えが「もうブラックジョークは言わない」。会場の思わぬリアクションに「冷や汗かいた……」と青柳さん。そんなやり取りに会場は笑いに包まれました。
大盛り上がりのイベントも、いよいよ終盤。最後のコメントを求められた坂上さんが「本日は劇場まで足を運んでいただいて、映画を観てくださった方とお会いしてお話しさせていただくことができて、すごく嬉しかったです」とあいさつすると、山谷さんも「撮影中はあまりお話しする機会がなかったので、舞台挨拶の時に皆さんのお人柄を知ることができました。一緒に参加できて私もすごく楽しかったです。もしこのシリーズがまた続くのであれば、その時はメイも登場したらいいなと思っております」とコメント。
さらに青柳さんが「たくさんの方に観ていただきたい作品となってますので、感想などSNSでいただけたら嬉しいです……僕は今日は登壇しなかったことにしてください」と苦笑いでコメントすると、「こんなワチャワチャとしゃべってて大丈夫だったかな? キャラクターが崩れてないかな」と行平さん。「俺なんか総崩れよ」と苦笑いの青柳さんに会場は大笑い。
そんな登壇者たちを見渡して「今日は抄子と一樹と、メイと遥とこうやって喋れて、皆さんと共有できて本当に楽しかったです。この作品は広くいろんな方に届く作品だと思いますし、全年代の女性も、男性も含めて皆さんで話し合える作品だと思います。もしよろしければSNSだったり、お友達に話してみたりだったり、お話をしてもらえたら嬉しいなと思っております」と行平さんが呼びかけ、イベントは幕を閉じました。
慟哭から終恋へ――すべての情念が交錯し、恋が終わる。妙子と一樹の行く末を、ぜひ映画館でお確かめください。
映画『セフレの品格 慟哭』2025年11月28日(金)都内先行・全国順次公開!
映画『セフレの品格 終恋』2025年12月12日(金)全国公開!
セフレの品格 慟哭
森村抄子(行平あい佳)は、通販会社社員として働きながら一人娘を育てるバツ2のシングルマザー。初恋の相手で、産婦人科医の北田一樹(青柳翔)とセフレの関係に戻り、濃厚な逢瀬を重ねていた。地方の離島に滞在して診療の機会を得た一樹は、自分の足元を見つめる中で抄子との将来を思い描くようになっていた。一樹の想いに抄子は感激し、幸せに向けて大きな一歩を踏み出そうとした二人。そんな矢先、抄子の前にストーカーと化した元夫・浩(松本利夫)が現れ、一樹との仲を引き裂こうとする。[R15+]
セフレの品格 終恋
衝撃的な出来事の後、抄子は一樹と別れ、様々な男と一晩限りの関係を重ねるようになっていた。そんな中、同僚の長谷川朔太郎(竹財輝之助)に抄子は少しずつ惹かれていく。かたや地方の離島で暮らしていた一樹は、根無し草のように各地を転々と暮らす作家の風吹メイ(山谷花純)と知り合い、愛や生き方について考えていた。抄子と一樹は連絡も取らず、それぞれの日々を送っていたが、そんな折、とあるきっかけが二人を宿命的に再会させることになる――。[R15+]

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『セフレの品格』関連ニュース
*キャラクター動画解禁
*完成披露上映会の模様
*場面写真一挙解禁
*本ポスター、予告、 追加キャスト解禁
*続編公開決定
*DMM TVにてドラマ版見放題独占配信開始
*BD&DVD発売決定
*DMM TVにてドラマ版配信開始
*『決意』公開記念舞台挨拶の模様
*『初恋』公開記念舞台挨拶の模様
*アザービジュアル解禁
*完成披露上映会の模様
*ポスター&予告解禁
*映画化決定

★『慟哭』2025年11月28日(金)都内先行・全国順次『終恋』12月12日(金)全国公開★
慟哭から終恋へ――すべての情念が交錯し、恋が終わる
『慟哭』出演
行平あい佳 青柳 翔 片山萌美 坂上梨々愛 和合真一 小鷹狩八 こころ 松本利夫
『終恋』出演
行平あい佳 青柳 翔 片山萌美 山谷花純 坂上梨々愛 髙石あかり 石橋侑大 吉岡睦雄 松本利夫 新納慎也 前野健太 宮地真緒 寺島まゆみ 竹財輝之助
原作:湊よりこ「セフレの品格」(双葉社 JOUR COMICS)
監督:城定秀夫
脚本:城定秀夫 谷口恒平(終恋)
企画・製作・配給:日活