ロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」。新作３作品連続公開を直前に控えた8月18日に、公開直前「ROMAN PORNO NOW」お祭りトークイベントが都内・神楽座で行われ、3作品の監督、出演者が参加しました！

1971年の誕生以来、日本映画界の歴史に深々と刻まれるレーベル「日活ロマンポルノ」。数々の傑作と多くの才能ある人材を輩出してきた同レーベルの誕生50周年を記念して始動した『ROMAN PORNO NOW』。

その決起集会的トークイベントが8月18日に都内で行われ、企画第1弾『手』（9月16日公開）より、福永朱梨さん、金子大地さん、松居大悟監督、第2弾『愛してる！』（9月30日公開）より、川瀬知佐子さん、髙嶋政宏さん、白石晃士監督、第3弾『百合の雨音』（10月14日公開）より、小宮一葉さん、花澄さん、金子修介監督が参加しました。

第1弾『手』（9月16日公開）

まずは『手』チームがコメント。年上ばかりと付き合ってきたさわ子役の福永さんは「ロマンポルノの50周年作品ですが、男性だけでなく女性が見てもどんな世代にも、心に残り引っ掛かる作品になりました。たくさんの方に見てほしいです」とアピール。

さわ子に急接近する先輩社員・森役の金子さんは、役柄について「本当のことを言っているのか嘘をついているのかわからないような男をイメージ。演じる上では森に近づいたというよりも森を僕に近づけた感じがあったので共感できました」と手応えを明かしました。

山崎ナオコーラ原作の映画化に挑んだ松居監督。「男性の都合のいいような話にはしたくなかったので、性描写一つにしてもさわ子の意思を尊重しました」と女性目線の演出を意識したようでした。

©2022 日活

第2弾『愛してる！』（9月30日公開）

そして『愛してる！』チーム。地下アイドルと女王様の両方のトップを目指すミサ役の川瀬さんは「SMの縄は私の苦手なあやとりのレベルアップ版だと思った。家でも朝起きて縛って寝る前に縛って夢にまで出てきた。まさに充実した縄ライフでした」と猛特訓を回想。

これにSM好きの本人役での出演&監修を務めた髙嶋さんは「僕らの周りの人たちも『ホンモノだ！』と言うくらい役にハマっていました」と太鼓判で「次は生身の人間を縛ってもらってどの辺に興奮するのか、もしくはしないのか、あなたのフェチを後日教えてほしい」と変態紳士として川瀬の進化に興味を持っていました。

得意のフェイクドキュメンタリー手法でSMの世界を描いた白石監督は「SM関連のプレイがリアリティのあるものに見えるように、SMに対する価値観的にも所作的にも誤解がないように」と髙嶋さん監修のもとSM描写への迫真性を意識したといいます。

©2022 日活

第3弾『百合の雨音』（10月14日公開）

続いて『百合の雨音』チーム。失恋の痛手を抱えながら上司に想いを寄せる葉月役の小宮さんは「役を演じているときは悲しい気持ちでローに入っていたけれど、作品全体を俯瞰で見たときに面白い人間賛歌だと思いました」と感想。

夫との関係に思い悩みながらも葉月の気持ちに応える栞役の花澄さんは「スーパースローで撮影したシャワーシーンは綺麗に撮っていただきたいと思って、ありとあらゆる筋肉を稼働させました」とこだわりのシーンに挙げました。

34年ぶりに日活ロマンポルノ作品に挑んだ金子監督。「純愛こそが官能がテーマ。いかに女性二人を美しく撮るかにこだわりました。お二人も体当たりで表現してもらってありがたかったです」と感謝していました。

©2022 日活

また“今”の愛の形を描く同企画にちなんで、キャスト陣が「私の〇〇愛」を発表。

福永さんは「私のねこ愛」といい「自宅では3匹の飼い猫中心の生活です」と笑顔で、金子さんは「私のサウナ愛」といい「松居さんとサウナに行こうとしたらそこにサウナがなくて…。黙ってお風呂だけ浸かりました」と笑わせていました。

川瀬さんは「私のBL愛」と発表し「撮影後にSMのBL漫画を買って読んだら面白くて…。今はBLにハマっています」と作品にかなり影響された様子。

髙嶋さんは「私のカクテキ愛」といい「先週初めて作ったらお店よりも旨いものができた」と手料理に自信。

小宮さんは「私の近所の2歳愛」と近所に住んでいる子供に目を細め、花澄さんは「私の写真愛」とカメラ趣味を紹介していました。

最後に松居監督は「3作品を観たらロマンポルノ沼にハマると思うので是非映画館で楽しんでください」とアピール。

白石監督は「僕の作品は3作品の中で一番飛び道具的な作品ですが、笑いながら楽しんでいただいて、気楽な気持ちでSMの世界を覗いてほしい」と期待。

金子監督は「今回の3作品すべてに共通するのは女性賛歌です」とまさに『NOW』であると胸を張っていました。

©2022 日活

ロマンポルノ50周年記念プロジェクト!
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＜第1弾＞
2022年9月16日（金）『手』
＜第2弾＞
2022年9月30日（金）『愛してる！』
＜第3弾＞
2022年10月14日（金）『百合の雨音』
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ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開!!!

日活ロマンポルノ
日活が1971年に打ち出した当時の映倫規定における成人映画のレーベル。 「10分に１回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」などの一定のルールと、製作条件を守れば比較的自由に映画を作ることができたため、監督たちスタッフは限られた条件の中で新しい映画作りを模索し、さまざまな表現に挑戦した。製作終了した1988年までの17年間に、約1,100本もの作品を公開し続けた結果、多くのスタッフ・キャストが育ってゆき、映画史においては、最もセンセーショナルな作品レーベルとして、現在も国内外で高く評価されている。

ROMAN PORNO NOW（ロマンポルノ･ナウ）
ロマンポルノ50周年記念プロジェクトの新作映画製作における企画名。半世紀にわたり、多彩なジャンルで女性の強さや美しさを描き、愛され続けてきたスピリットを継承。 現代のさまざまな生き方や個性を応援する、時代の「今」を切り取った新作映画を製作する。

ROMAN PORNO NOW公式サイト
https://www.nikkatsu-romanporno.com/rpnow/

ロマンポルノ公式サイト
https://www.nikkatsu-romanporno.com/

公式ツイッター　@NikkatsuRP
https://twitter.com/NikkatsuRP

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