<ロマンポルノ50周年記念プロジェクト>柳家喬太郎による艶笑噺×落語原作のロマンポルノ上映「艶笑夜噺 古今東西」開催決定!
2021.10.07(木曜日)

日活ロマンポルノ第一弾として1971年11月20日に『団地妻 昼下りの情事』(主演:白川和子/監督:西村昭五郎)と『色暦大奥秘話』(主演:小川節子/監督:林功)の2作品が公開されてから半世紀。

このたび「ロマンポルノ50周年」を記念し、当代随一の落語家・柳家喬太郎さんとの <コラボレーションイベント> 開催が決定しました。

 

50周年ならではの特別な演芸会「艶笑夜噺 古今東西」ライブ開催&配信決定!

江戸の町人文化を笑いと涙をもって語り継ぐ日本の伝統芸能、落語。約1,100本もの日活ロマンポルノ作品の中には、落語などの伝統芸能から強い影響を受けて作られた時代劇作品があることをご存知でしょうか?

古くは「バレ噺(ばなし)」と呼ばれてきた艶笑噺は、いわばお江戸のロマンポルノ。男女の洒落っ気たっぷりなやりとりに官能シーンをまぜた、粋でいなせな大人の落語です。

普段の寄席や演芸会ではなかなか披露されない、そんな艶笑噺を "チケットの取れない" 希代の人気落語家・柳家喬太郎さんが、日活ロマンポルノが50周年を迎える2021年11月、まさにその月に二日間にわたり特別披露します。

さらに、現役活動弁士として映画『カツベン!』(周防正行監督)で演技指導なども行った坂本頼光さんも登場し、活弁を披露。くわえて、落語原作の傑作時代劇ロマンポルノ作品の上映など、古典芸能とロマンポルノの奇跡の融合を、笑いと涙で体験できる50周年ならではのイベント「艶笑夜噺 古今東西(えんしょうよばなし ここんとうざい)」をライブと配信でお届けします。

10/9(土)より、チケットぴあの先行抽選「プレリザーブ」にて、チケットの予約受付を開始します。あわせて、配信チケット(1週間の見逃し視聴可)も同時に販売開始します。50周年ならではの特別な二日間、この機会をお見逃しなく!

日活ロマンポルノ50周年記念「艶笑夜噺 古今東西」
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<開催日時>
2021/11/27(土)・28(日)18:30開場/19:00開演
<会場>
池袋・新文芸坐+PIA LIVE STREAM(1週間の見逃し配信可)
<価格>
イベント:4,500円(税込)配信:2,200円(税込)
<出演>
柳家喬太郎(落語家)、坂本頼光(活動写真弁士)
<上映作品>
第一夜:11/27『性談 牡丹燈籠』(R18+)
第二夜:11/28『江戸艶笑夜話 蛸と赤貝』(R15+)
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主催:日活
企画協力:新文芸坐/ざぶとん亭風流企画
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<チケット情報>
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/nikkatsu-romanporno/
電話:0570-02-9999 【Pコード:551-693】
◆先行プレリザーブ(先行抽選販売受付)
10/9(土)10:00~10/17(日)23:59まで
◆一般発売
10/22(金)AM10:00~
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オンライン配信
2,200円(税込) PIA LIVE STREAM
*1週間の見逃し配信可能
https://w.pia.jp/t/nikkatsu-romanporno/
◆一般発売
10/9(土)10:00~

 

第一夜:11/27『性談 牡丹燈籠』作品概要
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公開:1972年
監督:曽根中生
脚本:豊島耕次(=松本孝二+大工原正泰)
出演:小川節子 林美樹 原英美 谷本一 木夏衛 橘田良江
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「四谷怪談」「更屋敷」と並ぶ三大怪談の一つで落語の怪談ネタとしても有名な「牡丹燈籠」を題材に"性愛のアナーキスト"曽根中生が監督し、幻想的な描写と人情噺として見事に描いた傑作。幽玄で美しいヒロイン・お露役には、ロマンポルノ製作第一弾「色暦大奥秘話」にてデビューしたことでも有名な小川節子が配役され、妖しく絶妙に絡み合う男と女の凄まじくも美しい悲恋ドラマを見事に演じきった。ロマンポルノの時代劇作品の代表作。


©日活

 

第二夜:11/28『江戸艶笑夜話 蛸と赤貝』作品概要
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公開:1974年
監督:藤浦敦
脚本:藤浦敦 西田一夫
出演:小川節子 柳家かゑる(現:鈴々舎馬風) 三遊亭圓歌 大山節子 ひろみ麻耶 柳家さん治 ケーシー高峰
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艶笑噺の数々のネタをストーリーにちりばめ、柳家かゑる(現:鈴々舎馬風)、ケーシー高峰、三遊亭圓歌らといった演芸の世界で活躍した豪華な顔ぶれがそろって出演した娯楽映画。ロマンポルノの時代劇作品の多くで主演を務めた女優小川節子の引退作ともなった。監督は、落語の世界とも縁の深い藤浦敦。撮影は日本映画史に残る喜劇映画「幕末太陽傳」の高村倉太郎が担当した。達人スタッフが腕によりをかけて贈る笑いと官能の時代劇大作。


©日活

 

ライブ&配信にて、古典芸能とロマンポルノが融合する素敵な二夜を、ぜひお楽しみください!


さらに、50周年を迎える11月、テレビ&配信でもロマンポルノ作品が次々とラインナップ!

■■テレビ■■

<WOWOW>
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11月「特集日活ロマンポルノ50周年」として、名監督による10作品を放送。さらに映画情報番組「映画工房」では、『四畳半襖の裏張り しのび肌』をとりあげ、斎藤工と板谷由夏がアツく語ります。
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▼放送作品ラインナップ いずれも[R15+指定版]
『白い指の戯れ』(監督:村川透)
『四畳半襖の裏張り しのび肌』(監督:神代辰巳)
『暴行儀式』(監督:根岸吉太郎)
『犯され志願』(監督:中原俊)
『宇能鴻一郎の濡れて打つ』(監督:金子修介)
『ザ・マニア 快感生体実験』(監督:滝田洋二郎)
『天使のはらわた 赤い教室』(監督:曽根中生)
『天使のはらわた 名美』(監督:田中登)
『天使のはらわた 赤い淫画』(監督:池田敏春)
『天使のはらわた 赤い眩暈』(監督:石井隆) 


<衛星劇場> レギュラー放送中!
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生誕70周年記念プロジェクトが話題の森田芳光監督による『ピンクカット 太く愛して深く愛して』他、新規HDリマスターを含む放送が順次決定! レギュラーコーナー「みうらじゅんのグレイト余生映画ショー in日活ロマンポルノ」が放送10周年を迎えました。
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▼放送作品ラインナップ
●10月
『ピンクカット 太く愛して深く愛して』
『痴漢通勤バス』
『好色美容師 肉体の報酬』
『㊙肉体調教師』
●11月
『団地妻 女の匂い』(新規HDリマスター初放送)
『エロスは甘き香り』
『魔性の香り』
『八月はエロスの匂い』
●12月
『新・団地妻 夫婦交換(スワッピング)』(新規HDリマスター初放送)
『妻三人肌くらべ』
『スワップ診察室 蜜しぶき』
『宇能鴻一郎の濡れて騎る』
●2022年1月
『昼下りの情事 古都曼陀羅』
『赤い禁猟区 ハードコアの夜』
『女豹』
『新妻地獄』
●2022年2月
『痴女昇天』(新規HDリマスター放送)
『トルコ風呂㊙昇天』(新規HDリマスター放送)
『快楽昇天風呂』
『黒薔薇昇天』


<東映チャンネル>
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【珠玉のロマンポルノ傑作選】放送中です!
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▼放送作品ラインナップ いずれも[R15+指定版]
●10月
『妻三人 狂乱の夜」(新規HDリマスター)
『団地妻 昼下りの情事』
『OL日記 牝猫の情事』
『セーラー服色情飼育』
●11月
『花芯の刺青 熟れた壷」(新規HDリマスター初放送)
『天使のはらわた 赤い教室』
『赫い髪の女』
●12月
『実録 阿部定』
『闇に抱かれて』
『暴行切り裂きジャック』


<MONDO TV> CSチャンネル
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日活ロマンポルノ50周年を記念し、11月からロマンポルノ作品を初放送します!
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▼放送作品ラインナップ いずれも[R15+指定版]
●11月
『ピンクのカーテン』
『ダブルベッド』
●2022年2月
『桃尻娘<ピンク・ヒップ・ガール>』
『桃尻娘 ラブアタック』

各作品の詳しい概要は、ロマンポルノ公式サイトの作品検索をご利用のうえ、ご確認ください。


■■配信■■

<MEN'S NECO>
ロマンポルノをセレクト配信中。(MEN'S NECOは、インターネット専用エンタテインメントチャンネル)

他にも600以上のロマンポルノ作品が、amazon、FANZA、Google Play、Rakuten TVをはじめ、各配信サービスにて展開中です。

さらに、GYAO!にて、R15+版を期間限定にて、順次無料配信します。
詳しいラインナップは、ロマンポルノ公式サイト にて順次更新中です。


ロマンポルノ公式サイトでは、たなかみさき、みうらじゅん、キネマ旬報によるコラムを連載中!

ロマンポルノ公式サイトでは、ロマンポルノ関連の最新情報の他、イラストレーター・たなかみさきさんおすすめのロマンポルノ作品を、四季折々の感性で描く月刊イラストコラム「たなかみさきのロマンポルノ季候」をはじめ、各種WEBコラムを連載しています。


*イラストは9/30更新記事、森田芳光監督「ピンクカット 太く愛して深く愛して」より

他にも、みうらじゅんさんが衛星劇場での毎月の放送からセレクトした作品を紹介する「グレイト余生映画ショー in 日活ロマンポルノ」の公式アーカイブや、映画雑誌「キネマ旬報」で過去に掲載された記事を紹介する「あの頃のロマンポルノ」など、ロマンポルノの魅力を様々な角度から掘り下げる連載記事を、随時更新しています。

最新情報とあわせて、ぜひコラムでもロマンポルノをお楽しみください。


ロマンポルノとは?

「日活ロマンポルノ」は、日活が1971年に打ち出した当時の映倫規定における成人映画のレーベルです。「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」などの一定のルールと製作条件を守れば比較的自由に映画を作ることができたため、チャンスを与えられた若手監督たちは限られた条件の中で新しい映画作りを模索し、作品への情熱と助監督として培ってきた技術と経験で、さまざまな「性」の表現に立ち向い、男性向けに作られながらも、女性とその生き様を深く美しく描くことを極めていきました。また、通常3本立ての公開を維持するため量産体制を敷いたことにより、若い人材の育成を促進し、現在に至るまで映画界にその影響を与え続けています。製作終了した1988年までの17年間に約1,100本もの作品を継続して公開し続けた結果、映画史において最もセンセーショナルな作品レーベルとして、現在も国内外で高く評価されています。
 
しかしながらロマンポルノは、海外のポルノ映画に由来する「ポルノ」という言葉が一人歩きし、さらに当時では 斬新すぎた性表現によって、製作当時から「芸術か猥褻か」の点で社会的な関心事として、今もなお様々なメディアで取り上げられています。海外ポルノが、実行為である本番・無修正が基本であるのに対して、日活ロマンポルノは全て演技であり、実行為・本番はありません。あくまでも劇場公開用のフィクション映画として公開当時に映倫審査をうけた成人指定の作品群です。
 
そして日活は2015年以降、現在の映倫規定におけるレイティングの再審査を続けており、2021年9月16日現在、59作品が公開当時から修正することなく「R15+」と指定されました。ロマンポルノは海外でもフランスやアメリカを筆頭に全世界で楽しまれており、2016年~2017年に公開されたロマンポルノ・リブート・プロジェクト作品(塩田明彦監督『風に濡れた女』、行定勲監督『ジムノペディに乱れる』、白石和彌監督『牝猫たち』、園子温監督『ANTIPORNO』、中田秀夫監督『ホワイトリリー』)は、多くの国際映画祭に招待され、好評を博しました。映画的な価値も高く評価され、『風に濡れた女』が第69回ロカルノ映画祭コンペティション部門で若手審査員賞を受賞し、ロマンポルノとして初めて海外映画祭のの賞を受賞。2021年も、イギリスの日本アヴァンギャルド映画祭で『恋人たちは濡れた』(1973年/神代辰巳監督)が上映されるなど、世界各地からの招待が続いています。


ロマンポルノ公式サイト
https://www.nikkatsu-romanporno.com/

公式ツイッター
@NikkatsuRP
https://twitter.com/NikkatsuRP

ロマンポルノは2021年11月20日に<50周年>を迎えます。続報企画中です。ご期待ください。

ロマンポルノ50周年関連ニュース

特集上映「私たちの好きなロマンポルノ」決定
50周年記念BD&DVD<50タイトル>リリース決定
PJ始動!周年ポスター公募


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