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映画『あの頃。』主演・松坂桃李、久々の観客前の舞台挨拶に「いいもんですねぇ」と感無量...!!
2021年02月20日(土曜日)

松坂桃李さん主演映画『あの頃。』が2/19(金)に公開初日を迎え、翌2/20(土)TOHOシネマズ六本木ヒルズにて<公開記念舞台挨拶>が行われました。

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映画『あの頃。』は、神聖かまってちゃんの元マネージャー・劔樹人によるハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」(イースト・プレス刊)を実写映画化。

ハロー!プロジェクトのアイドルにのめり込んでいく主人公・劔(つるぎ)を、『娼年』(18)、『新聞記者』(19)などの話題作で様々な役柄に果敢に挑み続ける松坂桃李さんが、そして仲野太賀さん、山中崇さん、若葉竜也さん、芹澤興人さん、コカドケンタロウさんら個性豊かな面々が、「恋愛研究会。」というバンドを結成し、トークイベントや啓蒙活動という名目でモーニング娘。の曲を熱唱する強烈なキャラクターの仲間たちを演じます。

次々に話題作を発表している今泉力哉監督がメガホンをとった、振り返ってみれば「どうかしていた」としか思えないほどバカバカしくて笑えるのに、ちょっぴり切ない、誰もが経験した「あの頃」の記憶を描き上げる本作の公開記念舞台挨拶には、主演の松坂桃李さんはじめ、共演の仲野太賀さん、山中崇さん、若葉竜也さん、芹澤興人さん、コカドケンタロウさん、大下ヒロトさん、そして今泉力哉監督が登壇し、撮影当時の思い出などを劇中さながらの仲の良い様子で語り合いました。

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©2020『あの頃。』製作委員会


この日の舞台挨拶の模様は、ライブビューイングで全国156館に生中継。登壇陣はモーニング娘。の「ザ☆ピ~ス!」に乗って登場しました。

松坂さんは「今まで(イベントや取材は)リモートが続いていたので、こうやってみなさんに向き合って作品を届けられるのはすごく嬉しいです。いいもんですねぇ...」と、しみじみと喜びと感謝の思いを口にしました。そして、これから映画を鑑賞するお客様を前にして「みなさんがどういう風に受け止めるのか? 既に映画を観たというコカドさんの知り合いが、冒頭で泣いたらしく...(笑)。いろんな角度から刺さる部分があるんだなと思います」と笑顔で作品を送り出しました。

仲野さんは「去年の今頃撮影してたのですが、この個性豊かなメンバーで本当にたわいもない話でワチャワチャして、穏やかな時間を過ごしていました。それがこうして大きなスクリーンで公開されるということで、どんなふうに受け止められるのか? ドキドキしつつ、僕が演じたコズミンのモデルになった方がどんな気持ちでいるのかと想像してしまいます」と思いをはせます。

山中さんは「こいつら、アホだなぁとか、ダメだなぁとか、でもわかるなぁ...という瞬間をたくさん見つけていただきたいです」と呼びかけました。

コカドさんは開口一番「キングコングの西野亮廣です。『えんとつ町のプペル』...」とボケて、一斉に「ちがう!ちがう!ちがう!」とツッコミを浴び、会場は笑いに包まれました。

今泉監督はライブビューイングの会場を含め「多くの方が劇場に足を運んでくださっているのが確認できて、ありがたく思っています」と安堵の表情を浮かべ、感謝の思いを語りました。

トークのさなか、松坂さんが「そろそろ突っ込んでいいですか?」とおもむろに後ろを振り向き、話題を振ったのが、芹澤さんのファッション。スーツ姿になぜかピンクのスリッパで登壇した芹澤さんですが、これは「中野ブロードウェイ」で自前で購入したというモーニング娘。のグッズのスリッパ。さらに、スーツの裏地もモーニング娘。のプリントが施してあり、これには客席から拍手がわき起こりました。

ここまで愛のある仕掛けを施しておいて、周囲から振られるまでは決して自らは明かそうとしない芹澤さん...。若葉さんからは「尋常じゃない汗かいてる(笑)」と突っ込まれ、松坂さんからも「毎回、勝手にやられてるのにツッコミ待ちで、誰かが『どういうことですか?』って言わないと言ってくれないんです(笑)」と、芹澤さんの照れ屋な(?)一面を明かしました。

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©2020『あの頃。』製作委員会


また、松坂さん、仲野さんらは本作のプロモーションイベントなどにこれまでも参加してきましたが、大下さんが参戦するのはこの舞台挨拶が初めて!実は、この日の登壇は、これまで一同が楽しそうにトークを繰り広げているのを見て、大下さんが「自分でお願いして」決まったのだといいます。

松坂さんは現場で「大下さんを囲んで話すこともあって、輪の中心だった」と大下さんがムードメーカーだったと振り返り、今泉監督は「みんな、めちゃめちゃイジってた」とにやり。

登壇陣の証言によると、現場でなぜか大下さんは"ウソつき"扱いされていたとのこと。その真相について、大下さんは「現場で先輩のみなさんは、ごはんを多く食べる後輩が好きだと聞いて、若葉さんが『米何合くらい食べるの?』と聞いてくださったとき、『2.5合くらい食べられます』と言ってしまい、その噂が広まってしまって...。かなり話を盛ってしまいました」と苦笑交じりに明かしていました。

そんなメンバーたちですが、松坂さん曰く「チームワーク抜群で、自然と歌の練習が始まったり、年齢差を感じさせない一体感があった」とのことで、仲野さんも「テーマを設けずともいろんな話が盛り上がって楽しかった」と述懐。最年長の山中さんも「気づいたら僕が一番年上だったんですけど、ボーっとしてたんじゃないですかね(笑)?」と、まさしく年齢を意識せず自然体で現場にいられたと明かしました。

一方で、ここでも先ほどのファッションに続いて、芹澤さんに一同から一斉にツッコミが。コカドさんが「みんなで歌う時にひとりだけ全く声を出してなかった(笑)」と暴露し、芹澤さんは「歌ってたよ(笑)!」と慌てて反論するも、若葉さんが「原曲どおりに歌うのはキーが高くてなかなかしんどかったんですけど、みんな歌ってるなぁと思って見てたら、芹澤さんだけ口パクでした(笑)」と証言。

ちなみに歌に関しては、今泉監督からも「松坂さんは"歌NG"説みたいなことをなんとなく聞いてたんですけど、今回はガンガン歌ってくれたので、どういう心境だったんですか?」と質問が。

松坂さんは「苦手なんですけど、これは致し方ないなと。役を通して歌うのならアリかなって解釈でした。作品でそういうことがあったら、やると決めています」と説明し、今回の"恋愛研究会。"メンバーでの歌に関しても「CDは出ません!」とファンにはちょっと残念な宣言も...。とはいえ、今回の共演者たちへの愛着はかなり強いようで「このメンバーで違う作品をやってみたい」と再共演に意欲を示しました。

最後に松坂さんは「劇中でも出てきますが"中学10年生"のようなワチャワチャした空気がたくさんの人に見られると思うと若干、こっ恥ずかしい気もしますが、みなさんが体験してきたそれぞれの"あの頃"があると思うので、それを思い出すきっかけになればと思います。『あの頃があったから、いまがいいよね』と感じてもらえたらいいなと。ゆるりと楽しんでいただければ幸いです」と語りかけ、舞台挨拶は幕を閉じました。

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映画『あの頃。』2021年2月19日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー!


ハロプロの名曲が彩る、笑いと涙の青春エンターテインメント『あの頃。』全国にて絶賛公開中。ぜひ、劇場でお楽しみください!


中学10年生の夏休みのような、そんな毎日が永遠に続くような気がしていた。
大学院受験に失敗し、彼女なし、お金なし、楽しいことなど何もなく、どん底の生活を送っていた劔(つるぎ)。ある日、松浦亜弥の「♡桃色片想い♡」のMVを見たことをきっかけに、劔は一気にハロー!プロジェクトのアイドルたちにドハマりし、オタ活にのめり込んでいく。藤本美貴の魅力を熱く語るプライドが高くてひねくれ者のコズミンをはじめ個性的なオタク仲間と共に、「恋愛研究会。」を結成した劔。トークイベントや学園祭でのアイドルの啓蒙活動、ライブを開催したりと、くだらなくも愛おしい青春の日々を謳歌する。しかし、時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけて、次第に離れ離れになり...。


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©2020『あの頃。』製作委員会


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『あの頃。』

★2021年2月19日(金)公開★

"推し"に出会って"仲間"ができた。

監督:今泉力哉

脚本:冨永昌敬

原作:劔樹人「あの頃。 男子かしまし物語」(イースト・プレス刊)

出演:松坂桃李 仲野太賀 山中崇 若葉竜也 芹澤興人 / コカドケンタロウ

©2020『あの頃。』製作委員会



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