イベントレポート

<最新一覧へ戻る

のん主演映画『私をくいとめて』お悩み相談付き上映会で、脳内相談役「A」まさかのサプライズ降臨!"独特すぎるアンサー"連発で、ファンのお悩み一挙解決!?
2020年11月25日(水曜日)

映画『私をくいとめて』12/18(金)公開に先駆け<先行公開!誰か「私をくいとめて」お悩み相談付き上映会イベント>が行われ、主演のんさん、大九明子監督が登壇!さらにイベントでは、主人公・みつ子の脳内相談役"A"も駆けつけ、登場しました。

201124WK00.jpg


ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』原作=綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビで贈る本作は、脳内に相談役「A」を持ち、悠々自適におひとりさまライフを満喫していたみつ子が、年下営業マン・多田くんと出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していくさまが描かれます。

"おひとりさまヒロイン"みつ子に扮するのは、劇場アニメ『この世界の片隅に』(16)で主人公・すずの声を担当し、活動の幅を広げる女優・創作あーちすと のんさん。みつ子が恋する腹ペコ年下男子・多田くん役は、現在放送中の「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・CX)ほか、映画でも多数公開待機作を控える、今もっとも熱視線が注がれる実力派俳優・林遣都さん。そして、結婚してイタリアで暮らすみつ子の親友・皐月を、のんさんとは朝ドラ以来の待望の共演となる橋本愛さんが演じます。

さらに臼田あさ美さん、片桐はいりさんといった実力派役者陣や、本作で映画初出演となる若林拓也さんも存在感を発揮!令和を生き抜く女性たちに容赦なく突き刺さる、わかりみが深すぎる崖っぷちのロマンスを彩ります。

本作は、11/9に閉幕した第33回東京国際映画祭にて、今年唯一のコンペティション部門となる「TOKYOプレミア2020」部門で、一般観客から最も支持を獲得した作品が選ばれる<観客賞>を受賞。

受賞についてのんさんは「すごく嬉しかったです。(受賞を聞いた瞬間)うわぁって感動が押し寄せてきて...。映画は観客の方がいてはじめて出来上がるものだと思っているので、その形として賞をいただくことができて本当にうれしかったです」と笑顔で喜びを語りました。

『勝手にふるえてろ』(2017年)以来、"史上初"となる二度目の同賞受賞を果たした大九監督も、「まず、お客さんをいれて映画祭を実施してくれたことに感謝ですね。自分自身も毎日楽しく映画を観ていましたし、映画祭に来てくださっていたお客さんも喜びに溢れていて...。映画は"不要不急"じゃないと改めて思えた中で、私どもの映画が賞をいただくことができて本当に嬉しかったです」と振り返り、感慨深い様子をみせました。

WK_main_pub_B.JPG
©2020「私をくいとめて」製作委員会


すでに作品を鑑賞したファンからは絶賛の声も続出していますが、そんな本作で描かれるのは、みつ子と脳内相談役「A」が挑む、"崖っぷちの恋"。他人には言えない悩みを吐露するみつ子に対し、いつも的確な"アンサー"を贈る「A」をフックに、今回は公式Twitterで募集したユーザーからのお悩みを、のんさん、大九監督らが劇中さながらに解決していく特別企画を実施。

一つ目のお悩みは、「色々考えすぎて仕方がないと思っていても、つい考えすぎてしまうことをやめたいです」というもの。

のんさんが「『私をくいとめて』を観ていただいたら、みつ子が代わりに感情を爆発してくれているので、ストレス発散になると思うんですが、いかがでしょうか?」と茶目っ気たっぷりに回答。さらに「そういうとき私は、絵を描いたり曲を作ったり制作に集中して、モヤモヤしたものを形にして解消しています」と自身の経験を絡めつつアドバイス。

すると大九監督も「最高の解消法は"作る"ことですよね」と同意する様子を見せ、「私も考えすぎちゃう性格なのでとても気持ちはわかるのですが、そういうときは仕事のことばっかり考えて脳をパンパンにするようにしてます」と映画監督らしい回答が。

続いてのお悩みは、「習慣にしたいことを持続して続けるにはどうしたらいいでしょうか?」というもの。

この質問にのんさんは「私も好きなことしか続かない性格なので、部屋の片づけをやろうと思っても結局取り掛かれなかったり...でも昨日、やっと解決法が分かって!」と切り出すと、「昨日パズルゲームしていたのですが、スマホのゲームって広告が入ってきたりしますよね。その時間にちょっとずつ片付ける、っていうことをしてみたんです。コツコツやっていたら昨日だけでかなり片づけが進みました!とてもオススメです!」とニッコリ。

大九監督も「私も、小さいころから飽き性な子だねと言われ続けて育ってきて...なかなか続かないんですよね。なので、もう"続けなくていいや"と思うようにしています。嫌になったことは、すぐやめます。違うことをやっているうちに、またそれがやりたくなる...という人生ですね。続けようという負荷をかけないほうが、いいのかもしれないですね」と経験を交えつつアドバイスしました。

三つめは、「休みの前の日には、やりたいなと思うことを考えているのに、いざ休みの日になるとつい寝過ぎてしまったりゴロゴロし過ぎてしまったりで、結局何も出来なかった...と後悔することが多いです」というもの。

これには大九監督も「それ私もなんです...」とつぶやきながらも、「ダラダラしちゃうことが多いので、起きたとたんに動くようにしてますね。休みの日に洗濯しようと思っている日には、起きてすぐに洗濯機に向かうとか。落ち着いてラジオとか聴き出しちゃうと、聴きながら笑っているうちに気づいたら4時だ...とか結構あるので」と告白。

対してのんさんは「これは難しい質問ですね...。ちょっと助けを求めてもいいですか?」と劇中さながらに"A"へ助けを求めると、突如"A"がサプライズ降臨!

201124WK1.jpg
©2020「私をくいとめて」製作委員会


"A"といえば、予告編が公開されるやいなや、「Aの声が良すぎる」「ひょっとして、Aの声ってあの人...?」と、SNSでは"A"の声をあてたシークレットキャストを予想する声が挙がり、大いに話題を集めているキャラクターのひとりです。

"A"は「まず、朝起きることに命を注ぎましょう。けたたましい音のアラームを鳴らすことをオススメします。曲はそうですね...運動会の徒競走で流れる曲なんかどうでしょうか?まず朝をちゃんと決められた時間に起きれば、精一杯全力で休日を過ごすことができるでしょう。"さあ、自分を奮い立たせるのです!"」とアドバイス。

会場からもクスクスと笑い声が漏れる中、"A"の回答に「なるほど!自分を奮い立たせるのですね。私ゆるいアラームをかけてたので、参考になりますね!」と同意してみせるのんさんに、大九監督が思わず「まだ映画を観る前なのに、ごめんなさいね(笑)」とツッコミを入れる場面も。

続いて読み上げられたのは、「ダメだ、ダメだと思いつつも、ご飯を腹八分目で終われません。どうすれば八分目でくいとめることが出来るでしょうか?」というお悩み。

これには「まず、自分の10分割した一分目をご存知ですか?私にはわかりません。まず一分目を把握することから始めましょう。枝豆を食べて行って、これが一分目だな、これが二分目だな...と、一分目ずつに把握していけば、八分目でくいとめることができます。"さあ、自分を奮い立たせるのです!"」と、またしても"A"らしさ全開の独特な回答が。

そんな自由すぎる"A"に大九監督は「『さあ、自分を奮い立たせるのです!』なんてセリフないんですけどね!(笑)」と再びツッコミを入れ、"A"との軽快なやり取りが度々会場の笑いを誘いました。

イベントの最後には、これから映画をご覧になるファンの方に向け、のんさん、大九監督からそれぞれ締めのご挨拶。

「この世の中にも"みつ子さん""みつ夫さん"がたくさんいると思うので、そういう人たちのいいところもダメなところも、全部包み込んでいとおしいと思える映画になっています。自分を全肯定して気持ちよく劇場を出てもらえたら」と、のんさん。

大九監督は「今日は"A"の声が聞こえるような形でイベントをしましたが、私はどんな方の脳内にも"A"がいるんじゃないかなと思っています。映画の中でも、みつ子にだけ語り掛けてくれる"A"という脳内相談役が現れますが、そういう脳内の宇宙を旅するような感覚で作った作品です。特別な変わり者の姿を描いたつもりはないので、自分にどこか似た部分を感じてもらえると嬉しいです」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じました。


映画『私をくいとめて』2020年12月18日(金)全国ロードショー!


脳内に相談役が《爆誕》した31歳おひとりさま&年下男子がおくる、わかりみ深すぎ!崖っぷちロマンス!の公開をお楽しみに。


ストーリー
快適なおひとりさまライフに慣れ過ぎて、脳内に優秀な(?)相談役"A"が誕生した主人公=みつ子、31歳。会社ではちょっと変わり者だけど気の合う先輩に恵まれ、長らく彼氏は不在でも充実のソロ活を無理なくエンジョイ。居心地のいい自分だけの部屋に帰れば、ムダにいい声のAとの会話に忙しい。何かが足りないのは分かっているけど、決定的に不足しているものもない。そんなみつ子のゆるゆるとした日常に突如舞い降りた、久々の恋!相手は真面目過ぎるくらい真面目な年下の営業マン=多田くん。でも20代の頃のようには進まない、30歳を超えた女のもどかしい現実が立ちはだかり...。


WK_P.jpg
©2020「私をくいとめて」製作委員会


映画『私をくいとめて』関連ニュース

TIFF<観客賞>受賞
完成披露試写舞台挨拶の模様
「Aのお悩み相談室」登場
橋本愛の出演が決定
TIFFに出品決定
公開日決定
実写映画化決定


★★日活公式TwitterとFacebookもやってます★★

twitter-bird-light-bgs.jpg asset_f_logo_lg.jpg

『私をくいとめて』

★2020年12月18日(金)公開★

脳内に相談役が《爆誕》した31歳おひとりさま&年下男子がおくる、わかりみ深すぎ!崖っぷちロマンス!

監督・脚本:大九明子

原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日新聞出版)

出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 片桐はいり/橋本愛

©2020「私をくいとめて」製作委員会



WK_main_pub_B.JPG



★現在公開中の日活ラインナップもご期待下さい★

過去のイベントレポート

新着イベントレポート

PRESENT STAFF
INTERVIEW