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映画『私をくいとめて』完成披露試写舞台挨拶に、のん、林遣都、橋本愛、大九明子監督が登壇!
2020年11月06日(金曜日)

12/18(金)公開映画『私をくいとめて』の世界最速上映となる<完成披露試写>が11/5(木)都内で行われ、のんさん、林遣都さん、橋本愛さん、大九明子監督が舞台挨拶に登壇されました!

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ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』原作=綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビで贈る本作は、脳内に相談役「A」を持ち、悠々自適におひとりさまライフを満喫していたみつ子が、年下営業マン・多田くんと出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していくさまが描かれます。

"おひとりさまヒロイン"みつ子に扮するのは、劇場アニメ『この世界の片隅に』(16)で主人公・すずの声を担当し、活動の幅を広げる女優・創作あーちすと のんさん。みつ子が恋する腹ペコ年下男子・多田くん役は、現在放送中の「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・CX)ほか、映画でも多数公開待機作を控える、今もっとも熱視線が注がれる実力派俳優・林遣都さん。そして、結婚してイタリアで暮らすみつ子の親友・皐月を、のんさんとは朝ドラ以来の待望の共演となる橋本愛さんが演じます。

さらに臼田あさ美さん、片桐はいりさんといった実力派役者陣や、本作で映画初出演となる若林拓也さんも存在感を発揮!令和を生き抜く女性たちに容赦なく突き刺さる、わかりみが深すぎる崖っぷちのロマンスを彩ります。

完成披露試写舞台挨拶は、盛大な拍手が沸き起こるなか豪華キャストらが登壇し、一言ご挨拶からスタート。

第30回東京国際映画祭で観客賞を受賞した『勝手にふるえてろ』の黄金コンビが再タッグを果たした本作。大九監督が原作を知ったのは、ちょうど『勝手にふるえてろ』を仕上げている最中で、周囲から"綿矢さんの新作読んだ?"と聞かれる機会が増えたことがきっかけだったと言います。

「『勝手にふるえてろ』では、主人公をモノローグで描かれている小説を会話劇にして映像化させていただいたのですが、本作ではまさにそのようなことが行われていると。主人公が脳内相談役"A"としゃべってるよ、と聞いて、すぐさま書店に走りました」と当時の様子を振り返る監督。さらに「最初は映画にするつもりはなく読んでいたのですが、もし他の誰かがこの作品を映画にして、私の好きな綿矢文学の世界が、私の期待しているものとは違う形で映画化されたらいやだなと思い、すぐにシナリオを描いた次第でした」と"綿矢愛"全開で告白しました。

そんな綿矢ワールドが炸裂する本作で、脳内に相談役="A"を持つ、31歳おひとりさまヒロインを演じたのんさんは「みつ子を演じられたのは、すごく楽しい時間でした」と振り返り、笑顔を見せます。「台本を読んだり、原作を読んだりしながら、みつ子の"痛み"はどこにあるのか、いつも探していました。原作を片手に台本を読んで、大九監督が書かれたみつ子のセリフや感情を探るために、原作本は攻略本のようにして、セリフを解釈していきました」と熱心な役作りを明かしました。さらに「みつ子が買いそうな雑誌も買ったりしました。カフェの本や旅行の本も読んだりして、みつ子の好きそうなものに丸を付けたり...。おひとりさまを楽しむ実感という作業も大切にしました」と語り、充実した撮影ぶりをうかがわせました。

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©2020「私をくいとめて」製作委員会


みつ子がひそかに想いを寄せる年下男子・多田くんに扮した林さんは、のんさんとの初共演について「一緒にお芝居をしてすごく楽しかったです」と振り返り、「普段おだやかな印象から、お芝居が始まり本番スタートの声がかかった瞬間、一気に目の色が変わるというか。吸引力があって、常にのんさんのそういう部分に突き動かされていました」と"初共演"で良い刺激を受けていた様子。

また、多田くん役を演じるにあたり「原作では"多田くん"のことがたくさん描かれているわけではないので、ヒントが少ない脚本から少しずつ想像して膨らませながら、大九監督の演出を楽しめるように現場に挑みました」と当時を回顧。さらに"大九組"についても「自分の想像を上回る演出が毎日飛んでくるので、それが楽しくて。"もっと演じていたい"という気持ちがピークに達したところで撮影が終わってしまったので、思わず"僕もっといろいろやりたいです"と口走ってしまった気がします」と告白し、会場の笑いを誘う場面も。そんな大九組のもとで演じた多田くんについて「本編の映像をみたときに間違いなく"見たことのない自分"だったので、それがとても嬉しかったですね」と語り、手ごたえをにじませました。

そしてみつ子の親友・皐月役に扮したのが、のんさんと"朝ドラ"以来7年ぶりの共演となった橋本愛さん。すでにSNSでは二人の共演に歓喜と期待の声が続出していますが、撮影について橋本さんは「(のんと)久しぶりにお会いした日が、ラストシーンの撮影で。そのシーンでは二人の役どころ、関係性がエンディングを迎えているのに、私たちは久しぶりすぎて照れてヘラヘラしてしまって段取りどころじゃなくて(笑)」と笑いを交えながら当時の様子を告白。

「でも"これは大変だ!"と思って、ふたりで本読みをしたのですが、軽くやっただけなのにものすごいスピードでふたりの関係性が埋まっていく実感があって...、魔法のようだなと思いました」と笑顔を見せました。さらに「のんちゃんの瞳からいろんな感情がたくさん伝わってきて、セリフ以上に心の言葉で会話するような瞬間をたくさんすることができて。電気が走るような快感でした!」と語り、"盟友"との久しぶりの共演を喜んでいました。

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©2020「私をくいとめて」製作委員会


対するのんさんも「撮影前日は"明日は愛ちゃんと撮影だ..."とワクワクしていたのですが、実際に会ってみると恥ずかしくて緊張して、目が合わせられない!みたいな(笑)数年ぶりにお会いしてみて"美しさが増してる!"と思って、全然呼吸ができなかったです」と相思相愛ぶりを見せます。

さらに「本読みは愛ちゃんから誘ってくれて、みつ子と皐月として心を通わすことができて、あれだけ緊張していたのに、自分の中では愛ちゃんとお芝居することがすごく自然なことだったんだなって気づくことができて。本当に楽しかったです」と楽しそうに振り返り、絆の強さを見せつけました。

イベントの最後には、映画を心待ちにしているファンに向け、キャスト陣が「たくさんの苦しみや痛みを乗り越えながらも、周囲の人々と"繋がっていく"みつ子の姿に勇気をもらって、お帰りになってもらえたら嬉しいです」(橋本)、「一度では味わいきれない面白さがある大九監督ワールドとユーモア、遊び心が満載な作品です。ぜひ何度も見ていただきたいです」(林)、「自分の中にあるみつ子的な部分を全肯定してもらえる作品になっていると思うので、気分よく会場を後にしていただける映画に仕上がっていると思います。ぜひ楽しんでください」(のん)と、一言ずつコメント。

そして大九監督も「この映画には、みつ子と多田くんのラブストーリーという側面もありつつ、妊娠してイタリアに飛び立った皐月、上司の澤田など、色々な人との出会いや別れがある作品です。いろんなことがあって撮影が中断することもありましたが、今日この日を迎えることができて本当に嬉しいです。どうか旅するような気分で楽しんでもらえたら」とアピールし、イベントを締めくくりました。


映画『私をくいとめて』2020年12月18日(金)全国ロードショー!


脳内に相談役が《爆誕》した31歳おひとりさま&年下男子がおくる、わかりみ深すぎ!崖っぷちロマンス!の公開をお楽しみに。


ストーリー
快適なおひとりさまライフに慣れ過ぎて、脳内に優秀な(?)相談役"A"が誕生した主人公=みつ子、31歳。会社ではちょっと変わり者だけど気の合う先輩に恵まれ、長らく彼氏は不在でも充実のソロ活を無理なくエンジョイ。居心地のいい自分だけの部屋に帰れば、ムダにいい声のAとの会話に忙しい。何かが足りないのは分かっているけど、決定的に不足しているものもない。そんなみつ子のゆるゆるとした日常に突如舞い降りた、久々の恋!相手は真面目過ぎるくらい真面目な年下の営業マン=多田くん。でも20代の頃のようには進まない、30歳を超えた女のもどかしい現実が立ちはだかり...。


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©2020「私をくいとめて」製作委員会


映画『私をくいとめて』関連ニュース

「Aのお悩み相談室」登場
橋本愛の出演が決定
TIFFに出品決定
公開日決定
実写映画化決定


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『私をくいとめて』

★2020年12月18日(金)公開★

脳内に相談役が《爆誕》した31歳おひとりさま&年下男子がおくる、わかりみ深すぎ!崖っぷちロマンス!

監督・脚本:大九明子

原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日新聞出版)

出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 片桐はいり/橋本愛

©2020「私をくいとめて」製作委員会



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★現在公開中の日活ラインナップもご期待下さい★

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