映画『スイート・マイホーム』ジャパンプレミアに窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒らが登壇!齊藤工監督は「太刀打ちできない枠の役者さんたちが集まってくださった」とキャストたちを大絶賛!
2023.08.03(木曜日)

映画やドラマで俳優として活躍する一方、監督やプロデュース業でも多彩な才能を発揮する齊藤工さんが監督した映画『スイート・マイホーム』(2023/9/1公開)がついに完成! そのジャパンプレミアが 8/3(木)都内映画館で実施され、主演の窪田正孝さん、共演の蓮佛美沙子さん、奈緒さん、磯村アメリさん、そして齊藤工監督が舞台挨拶に登壇しました。

本作は、2018年に「第13回小説現代新人賞」を受賞した注目の作家・神津凛子氏のデビュー作である長編小説を実写映画化した作品。1台のエアコンで家全体を暖められるという「まほうの家」と呼ばれる念願のマイホームに引っ越した直後から、次々と奇妙で不可解な現象に襲われる一家の姿を描く予測不能のホラー・ミステリーです。

海外の映画祭を経ての凱旋ジャパンプレミアだけに、客席は超満員御礼!

愛する妻と幼い娘のために一軒家を購入する主人公・清沢賢二を演じた窪田さんは、俳優としての齊藤監督とは最多共演の仲だと明かし「工さんが監督として描く世界で自由に動くことが出来るのは貴重な時間でしたが、不思議な感じもありました。一緒にやっていた20代の頃は自分が調子に乗っていたときもあったので恥ずかしい部分も…。でも、それも含めてぶつけたかった」とオファーを快諾したといいます。


©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

そんな関係性も抜擢理由だったという齊藤監督ですが、一方で「主人公を窪田正孝さんが演じていただくのが、一映画ファンとしての第一条件でした」と俳優としても信頼しており「この原作の世界に太刀打ちできるのは生身の人間の表現だったりするので、僕なんかが太刀打ちできない枠の役者さんたちが集まってくれました」とオールスターキャスト集結に自信をのぞかせました。

賢二の妻で暖かい新居への移転を夢見ている清沢ひとみ役の蓮佛さんは、夫役の窪田さんについて「醸し出している雰囲気や佇まいや現場での向き合い方が、柔らかくて穏やか。その空気感に引っ張ってもらってひとみとして安心して隣にいさせていただきまし。怖くておぞましい作品ですが、幸せな現場でした」と信頼しきり。

一方、賢二とひとみの長女・清沢サチ役の磯村さんが「磯村アメリ、6歳です」と指で6歳のマークを作りながら挨拶すると、それにつられる形で齊藤監督も「齊藤工です。もうすぐ42歳です!」と饒舌に挨拶。このように磯村さんは無邪気な笑顔や発言で会場をほっこりとさせながら「撮影は楽しかった!(窪田が)肩車とかしてくれた!」と回想し、齊藤監督については「優しい!カッコよくて可愛くて優しかった!」とチャーミングな言い回しで笑いを誘いました。

賢二たちの新居「まほうの家」の営業担当・本田役の奈緒さんは「齊藤組に入りたかったので、今回参加が出来て良かったです。撮影日数は少なかったけれど、組の穏やかな空気に包まれて楽しかったです」と感謝。


©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

そして日本での劇場公開を前に上海国際映画祭やニューヨーク・アジアン映画祭での上映に立ち会った齊藤監督は、現地の様子を聞かれると「観客の皆さんの感情がストレートで、まるでアトラクションのように悲鳴が起こったりしました。怯えてくれたり、思わぬところで笑いが起こったり。アトラクションとしてこの作品をふんだんに味わってくれて、この映画がどんなものなのかを教えてもらった気がしました」と好感触を得た様子。すると怖いものは平気という磯村さんは「メッチャ怖かった~!全部が怖いです!」とこれから本作を観るお客様に向けて、大きな声で作品をPRしました。

また本作のテーマにちなみ、それぞれの「我が家の秘密」をフリップに記入して発表。磯村さんは「カエル」と書いて「友達からオタマジャクシをもらってカエルになったけれど、一匹いなくなった。部屋のどこかにいるかもしれません。これは秘密です!」と詳細を説明。これに齊藤監督は「部屋にいるじゃなくて、いなくなった…怖いね」と意外にもイマジネーションを刺激されていました。

蓮佛さんは「お年玉は本」と書き「両親から、お年玉の代わりに毎年本をもらいました。子供の頃は本当に嫌でお金が欲しかった。でも今となっては仕事で台本を読んだりするので、親に感謝です」としみじみ。奈緒さんは「卵がたくさん眠ってる」と書いて「飼っているワンちゃんが卵型のおもちゃを定期的になくして、いまだに見つからない。上手く隠しています」とワンちゃんあるあるエピソードを口に。

窪田さんは「アリ発生!」と記して「どこからともなく家の中にアリが発生する。ただ発生するというといっぱい出てくるはずなのに、3、4匹。どこからともなく出てきて、どこにも発生源がない」と怪訝な表情。これにすかさず磯村さんは「窓でも開いていたんじゃないの?」と。

一方、齊藤監督は「我が家の秘密」について磯村さんにならって「カエル」とボケつつも「謎の破裂音。家でパン!という音が時折します」と発表。これには蓮佛さんが「え?本当のやつ?怖い」と怯えましたが、その正体は「酵母菌」でした。齊藤監督は「瓶で酵素ジュースを作っていて、発酵すると瓶の中の空気が破裂するんです。瓶の蓋を開けるなんて相当強い力だと思う」と解説。

しかし、これにポカン顔だったのは6歳の磯村さんで「発酵?わからない。なんだろう?」と言葉が理解できなかった様子。すると齊藤監督は「人間が出来る唯一の錬金術だね」と絶妙な例えで言い直して、壇上の大人たちは「あー!」と納得の表情でした。

ホラー・ミステリー作品のジャパンプレミアとは思えぬ温かいステージの雰囲気で、イベントはあっという間に終了。最後に主演の窪田さんは「サスペンス・ホラーでダークな部分がベースとしてありますが、一番怖いのは人間だとまざまざと描いた作品。ぜひ楽しんで観てほしいです」とアピール。

齊藤監督も「日本ではまだ俳優が監督することに対してフィルターが掛かってしまいがちだけれど、ここに映り込んでいる役者さんたちの表現は素晴らしいです。映画館という館で『スイート・マイホーム』を観ていただき、どこかに自分自身を見つけてもらえたら嬉しいです」と、期待の高まっているお客様に呼び掛け、舞台挨拶は幕を閉じました。

映画『スイート・マイホーム』公開まで、ひと月を切りました。実力派俳優が集結し、新居購入をきっかけに主人公家族が遭遇していく恐怖の連鎖を描いた本作に、ご期待ください!

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映画『スイート・マイホーム』2023年9月1日(金)全国公開!

ストーリー
極寒の地・長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘のために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”と謳われたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実を噛みしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家。だが、その温かい幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛立つ恐怖へと転じていく。
差出人不明の脅迫メール、地下に魅せられる娘、赤ん坊の瞳に映り込んだ「何か」に戦慄する妻、監視の目に怯えて暮らす実家の兄、周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された記憶。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?


©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社

『スイート・マイホーム』関連ニュース
上海国際映画祭舞台挨拶の模様
予告&本ビジュアル完成
主題歌決定
上海国際映画祭出品決定&新場面写真解禁
場面写真解禁&公開日決定
特報&ティザービジュアル解禁
第2弾出演俳優解禁
映画化決定

 

『スイート・マイホーム』

★2023年9月1日(金)全国公開★

第13回小説現代新人賞に輝いた神津凛子の衝撃デビュー作、待望の映像化。

監督:齊藤工 脚本:倉持裕

原作:神津凛子「スイート・マイホーム」(講談社文庫)

出演:窪田正孝 蓮佛美沙子 奈緒 中島 歩 里々佳 吉田健悟 磯村アメリ 松角洋平 岩谷健司 根岸季衣 窪塚洋介

製作幹事・配給:日活 東京テアトル