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プロダクションノート

倉田保昭VS千葉真一 壮絶バトルの真話

「日本のアクション映画の素晴らしさを今の若い人たちに伝えたい。」倉田保昭の熱いアクション映画への想いからこの企画の全てが始まった。この企画の実現のためには、“今までにないアクション映画”を作らなくてはならない。 <倉田保昭出演のかつてない日本アクション映画>―――倉田と対峙する共演者としてスタッフの頭の中にはある人物の名前があった・・・。しかし、まず不可能であろうと誰もが思っていたのだ。そんなある日、倉田の思わぬ一言が事態を大きく変えていく。 「いろんな人と共演してきたけど、唯一まだ、きちんと手を合わせてない心残りの共演者がいるんだよなぁ・・・たとえば、俺と千葉さんが共演するなんて、どうかな?」 J.J sonny Chiba<千葉真一>。谷垣監督をはじめ皆が頭に思い描いていた、まさしくその人の名前が倉田自らの口から出てきたのである。 アクションに携わる者ならば誰もが憧れとして抱く2人が本格共演するという無謀ともとれる企画『マスター・オブ・サンダー』はこうして動き出した。 千葉真一の出演に際し、当初「今更アクションものを自分が手伝う必要はない」という考えから、きっぱり断られる。 しかし、倉田の「今までかなわなかった千葉さんとの共演をなんとか果たしたい。」「自分の体の動く間にアクションの魅力を伝えたい。」という熱い思いと、谷垣の「今回、この映画で千葉真一と倉田保昭という2人の魂のぶつかり合いを、記録にとどめたい」という言葉が千葉の心を動かした。倉田をはじめとする監督、プロデューサー陣らの熱い想いが、千葉真一と倉田保昭という夢の共演を実現し、ここに奇跡の共演作品が完成に向けて本格始動を開始したのである。

音楽も壮絶バトル!吉川晃司VS大槻ケンヂ率いる特撮

アクション映画を更に盛り上げる要素として欠かせないのが音楽。 千葉・倉田という両巨頭のアクション、そして効果音に負けず、更に作品の完成度を高めてくれる人ということで一人の男の名が挙がった。 熱いステージと激しいロックを奏でる、アーティスト・吉川晃司。 幼少期には千葉&倉田の活躍に憧れを抱いていた事もあり、リスペクトの意味を込めて快く承諾。代表曲4曲を「マスター・オブ・サンダー」ヴァージョンとして自ら新たに制作。 そんな中、本作品を聞きつけ、参加を渇望するアーティストが楽曲提供を申し出てきた。大槻ケンヂ率いるバンド、その名も「特撮」。バンドのメンバー、NARASAKIが作った楽曲を聞いた監督は彼らの楽曲クオリティの高さに脱帽。 こうして吉川晃司に加え、「特撮」の楽曲も使用することが決まるという映像のみならず音楽でも夢の共演が実現した。

悪鬼VS弟子150人! 肉体の極限ワンカットバトル!!

「鬼封じの法」を執り行うために、三徳和尚の弟子たちが五重塔に向かう最中に現れた悪鬼との1対150人の大格闘シーン。 通常大人数のアクションシーンはカットを割ることで、実際にはその半数程度で済ませる手法が使われる。が、この作品では「ごまかさない生身のアクション、嘘の無い撮影をしたい」という監督の熱いこだわりのもと、ワンカットにて撮影をする事に。 この無謀ともいえる撮影手法を倉田プロモーションの全面協力のもと、全国から集まった総勢150名を監督の動作指導の後、撮影開始。 監督の掛け声がかかると、全員が怒号と共に一斉に動き出す。150名の立ち回りの気迫もさることながら、悪鬼役の中村の気迫はそれをさらに上回り、様々な組み手で弟子を潰して行く。 150人相手にここまでの組み手は出来るのは彼しかいないという倉田のお墨付き通り、圧倒的な存在感である。 様々なハプニングもあったが、カットはかかることなく撮影は進められていく・・・。結局11テイクのノンストップアクションの後、無事に撮影終了。 人と人とが肉体を極限まで追い詰めたアクションの見せ場のひとつが、こうして完成した。

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