映画『女子高生に殺されたい』の完成披露上映会が3月23日(水)にニッショーホールで行われ、主演の田中圭さんをはじめ、大島優子さん、南沙良さん、河合優実さん、莉子さん、茅島みずきさん、そして城定秀夫監督が登壇しました!
『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』などの鬼才・古屋兎丸さんの画業 20 周年記念作品として発表され、衝撃的な内容かつ圧倒的な読み応えで話題を呼んだ同名コミックが、遂に禁断の映画化!女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人の9年間に及ぶ、前代未聞の “自分”殺害計画を描く本作『女子高生に殺されたい』。主人公・東山春人を『総理の夫』『そして、バトンは渡された』『あなたの番です 劇場版』など話題作への出演がつづく、田中圭さんが演じます。
この度、4月1日(金)の全国公開を控えた3月23日(水)に、主演の田中圭さんをはじめ、大島優子さん、南沙良さん、河合優実さん、莉子さん、茅島みずきさん、さらに城定秀夫監督という豪華キャスト・スタッフ7名が登壇した完成披露上映会が実施されました!
『女子高生に殺されたい』という衝撃的なタイトルのオファーについて田中さんは「原作を読んだとき、どういう映画になるのか想像もつきませんでした」と振り返りました。その後、出来上がった脚本を読んだときには、役と映像の仕上がりを想像し、城定監督との初タッグにもワクワクしっぱなしだったとニッコリ。「役作りのしようがない役」と苦笑いしながら、「東山春人の気持ちに近づこうと、女子高生に殺されたいと思おうとするのもなかなか難しく…。これという役作りは特にしません」と報告し、「いつもこんな感じの役作りですみません」とコメントし、会場の笑いを誘っていました。
もともと原作の漫画を読んでいたという南さんは「やったことのない役柄で、やりがいを感じながら楽しくお芝居ができました」と満足の表情を浮かべました。田中さんとの共演の感想を訊かれると、撮影時の田中さんを思い出したのか小さく「プッ」と吹き出し、「漫画よりも狂気が増した気がしました」と原作以上の迫力だったことを明かしました。
河合さんは「表情やセリフがほとんどない役」と説明し、「基本的には原作の再現、コピーをしようという思いで演じました」と役作りについて語っていました。また、撮影現場の思い出は南さんのある行動だったと微笑みました。「撮影後、みんな疲れてぐったりしていたのに、夜の公園でカエルを手にマネージャーさんを全力疾走で追い回していました」と暴露。これに対し南さんは「カエルの苦手なマネージャーさんだったので、追いかけちゃいました」といたずらっぽい目で微笑んでいました。
原作にないキャラクターを演じた莉子さんは「(見本がないので)自分で考えて演じなければならなかったので難しかったです。現場の空気感とキャストのみなさんとのキャッチボールを大事にしながら演じました」と役へのアプローチを振り返っていました。茅島さんと喧嘩をするシーンは序盤の撮影だったため、「つかんでいいですか? ぶつかります!」と確認しながら挑んだといいます。莉子さんと茅島さんは別の作品でも共演が続き、今ではすっかり仲良しになったことも明かしていました。
柔道シーンに挑んだ茅島さんは「体育の時間でしか柔道経験がなかったので、背負い投げとか絞め技を教えてもらい、たくさん練習しました」と見どころをアピールしていました。
田中さん演じる東山春人の元恋人役を演じた大島さんは、これまで5、6度田中さんと共演しているという間柄。「毎回役柄や関係性が違うので、また新しい一面を発見しました」とニコニコ。続けて「でも、撮影の合間は変わらぬ田中圭で、安心感ありでした。ちょっと猫背気味で、ダラっとした感じで寄ってきます」と解説を添え、撮影中の田中さんの様子をモノマネ付きでファンに伝えていました。
共演経験も多い田中さんと大島さんはこの日のトークでも息ぴったり。田中さんが「女子高生役のキャストがみんな若くて、キラキラしているので、大島さんが現場に入ったときは“仲間来た〜!”と安心しました」とニヤニヤ。鋭く「おい!」とツッコミを入れる大島さんに対し、すかさず「キラキラの種類が変わったという意味だよ」と返した田中さん。
キラキラしている目を見るだけで罪悪感を感じたままではいけない、現場では堂々と芝居をしなければ、と感じた田中さんは「走ったらキラキラするかも」と思い立ち、撮影前には走り込みをしたといいます。「今思うと、キラキラを出すための走り込み、今回僕が唯一やった役作りかもしれません」とうれしそうに解説。「大島さんの存在は本当にありがたかったです。センスもいいし、純粋にお芝居を楽しめる人」と共演の感想を伝える田中さんに大島さんは「ありがとうございます! 私もキラキラしようと思います!」と返答し、会場は笑い声と大きな拍手に包まれました。
城定監督は「田中さんも役作りのしようがないとおっしゃってましたが、映画にするうえでも想像でやるしかない部分がありました」とコメント。キャストに委ねる部分が大きかったと振り返り「撮影から数日後には、リアルな高校のクラス感が出ていました。田中さんが本当の先生のようにクラスをまとめてくれたのだと感謝しています」と田中さんに向かって深々とお辞儀をしていました。
主人公・東山春人にちなみ「死んでも叶えたい夢」についてのトークも。
城定監督は「本作の原作、古屋兎丸先生の漫画に出会ったのがちょうど大学生の頃。映画監督になりたいと思ったのもその時期で、今、まさに夢を叶えている状況です」と胸を張りました。
大島さんは「役の幅を広げるためにも“巻き舌”ができるようになりたい」とコメント。特技がゴルフだという茅島さんは「プロを目指してゴルフをやっていました。目標はベストスコア70を超える、60を出したいです!」と力強く宣言。免許を取得したばかりだという莉子さんは「高速道路に乗って、グランピングに行きたいです」と目を輝かせていました。
河合さんは「死んでも叶えたいと思いたいくらいの夢を作りたい」と今後の展望を語りました。巨大生物、凶暴な生物が大好きだという南さんは「ホオジロザメを生で見たいです!」と野望を語っていました。田中さんは「真面目に話すと…」と前置きし、「日本のチームで作った作品で世界と戦いたい」と、今回の現場を通して作品作りの楽しさを改めて実感したことを明かしていました。
最後の挨拶で田中さんは「あまりにも危険な願望を持った男の自分殺害計画の9年間が描かれる作品です。かっこいいカメラワーク、緻密に練られたストーリーにワクワクすると思います。と同時に、何を見せられているんだろうという気持ちにもなる映画です(笑)。危うさ、かっこよさを感じて楽しんでほしいです。なかなか観ることのできない力を持った映画です。不思議な2時間を体験してください」と作品の魅力をアピールし、イベントを締めくくりました。
映画『女子高生に殺されたい』4月1日(金)全国ロードショー!
ストーリー
女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中圭)。人気教師として日常を送りながらも “理想的な殺され方”の実現のため、9年間も密かに綿密に、“これしかない完璧な計画”を練ってきた。彼の理想の条件は二つ「完全犯罪であること」「全力で殺されること」。明るく平和な学園内で、静かに着実に男の計画は進んでいく―。
©2022日活
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*古屋兎丸描き下ろしイラストビジュアル解禁!
*メインビジュアル、予告編、イメージソング、場面写真解禁!
*大島優子が出演!特報&コメント&場面写真到着!公開日決定!
*ティザービジュアル&追加キャスト&コメント&場面写真解禁!
*公開決定!スペシャル・ビジュアル&超特報解禁!
★2022年4月1日(金)公開★
高校教師・東山春人 9年間に及ぶ前代未聞の“自分”殺害計画。
監督・脚本:城定秀夫
原作:古屋兎丸
「女子高生に殺されたい」(新潮社バンチコミックス)
出演:田中圭 / 南沙良 河合優実 莉子 茅島みずき 細田佳央太 / 加藤菜津 久保乃々花 キンタカオ / 大島優子