塔子役の夏帆さんは「三島監督から『今まで見たことのない夏帆ちゃんの顔が見たい』と言われて、そこを出すのにはどうしたらいいのだろうかと悩んでいました」と葛藤を明かしながら「この作品のために、自分ができることはなんだってやってやろうという気持ちで現場に挑みました。凄く悩みましたが、それだけ役に没頭できる時間は自分にとって幸せな時間でした」と完走しきった表情を浮かべました。

塔子が一度愛した男・鞍田役の妻夫木さんは、塔子との禁断の愛について「"宿命"という関係性は演じていて心地よかったけれど、僕自身は、我慢せずに心を開放して、自分でいられることの方がいいのかなと...。僕は鞍田と塔子のようにならないように気をつけたいです」と照れ笑い。

塔子に思いを寄せる小鷹役の柄本さんは本作について「日常生活ではやってはいけない様な、鞍田と塔子の関係性を疑似体験することで、すっきりして頑張ろうと思えるはず。『Ｒｅｄ』は大人のキラキラしたデトックス効果のある映画です」と独特な表現でアピールしました。

塔子の夫・真役の間宮さんは「僕の役は一方通行になりながら、塔子に対してどう生きていきたいのかを要求・懇願していく役。ただ最後に塔子から言われたセリフは...、その言葉に勝るものはありません」と役柄を振り返りました。

©2020『Ｒｅｄ』製作委員会

この日は主演の夏帆さんに対し、キャスト・監督から公開を祝したバラの花束をプレゼントするサプライズ企画が行われました。真っ赤な5本のバラの花束の花言葉は「あなたと出会えた喜び」ということで、夏帆さんと対面した間宮さんは「夏帆さん、アナタと出会えてよかったです！」と花言葉を引用して告白しながら「初共演ではないことから、夫婦役もすんなりできて、様々なシーンで夏帆さんは素晴らしい女優さんだと思いました。...アナタに出会えてよかったです！」と感謝を述べながら花束を渡しました。

柄本さんは「アナタと出会えてよかった！」と笑わせつつ「たくましくも救ってあげたくなるようなアナタの魅力にくぎ付けでした。が、あまりにもウチの弟と仲が良すぎてアナタの斜め後ろから弟が僕を見ているような目も若干感じました。でもあなたと出会えてよかった！･･これなんだ！？」と爆笑。

続けて妻夫木さんも「アナタと出会えてよかった！」と夏帆さんと対面し「包み隠さず自分の弱い部分を出してくれて、役から逃げずに向き合ってる夏帆ちゃんは本当に素敵でした。覚悟を持った強い方。また共演したいです」と再会を願ってねぎらいの言葉をかけました。

三島監督は目を潤ませながら「夏帆ちゃんとはだいぶ前から出会っているけれど、一緒に辛い思いも共感しながら...。今作では夏帆ちゃんにいい思いをしてほしかったし、思う存分演技をしてほしかった。夏帆ってもっと凄いんだ！私が夏帆ちゃんのいいところを見せるんだ！という気持ちでいました。また来世も出会ってくださいね」と親愛の情を口にしました。

キャスト・監督の思いとバラを受け取った夏帆さんは「ここにいる皆さんとご一緒できて、そして何よりもこの作品と出会えてよかったです。30代に向けてのターニングポイントになる作品でしたし、できないことも沢山あったけれど、それでもちゃんと悩む時間を許してもらえたのはありがたかったです。これを糧に、皆さんとまたご一緒できたら嬉しい」とさらなる飛躍を誓いました。

妻夫木さん、柄本さん、間宮さん演じる三者三様の男たち、そして主演・夏帆さんが新境地として覚悟をもって挑んだ禁断の愛を描いた映画『Ｒｅｄ』は、全国大ヒット公開中です。ぜひ劇場でご堪能ください！

『Ｒｅｄ』新宿バルト9ほか全国公開中！

切なく美しい、大人のラブストーリー『Ｒｅｄ』公開まで、あとわずか。主演・夏帆さんはじめ、妻夫木聡さん、柄本佑さん、間宮祥太朗さんら日本映画界きっての実力派キャストが集結した三島有紀子監督最新作に、ご期待ください！

大雪の夜、車を走らせる男と女。
先が見えない一夜の道行きは、ふたりの関係そのものだった。
平凡な結婚、可愛い娘、"何も問題のない生活"を過ごしていた、はずだった村主塔子。10年ぶりに、かつて愛した男・鞍田秋彦に再会する。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを、少しずつ、少しずつほどいていく...。しかし、鞍田には"秘密"があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった結末とは――。

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映画『Ｒｅｄ』関連ニュース

＊公開直前女性限定試写会の模様
＊完成披露の模様
＊柄本佑さんインタビュー
＊原作者コメント＆場面写真公開
＊ポスター＆予告解禁
＊キャスト第2弾解禁＆公開日決定
＊映画化決定

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『Ｒｅｄ』

★2020年2月21日（金）全国公開★

愛することが、生きることだった。

監督：三島有紀子

出演：夏帆　妻夫木聡　柄本佑　間宮祥太朗　ほか

©2020『Ｒｅｄ』製作委員会