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「生半可な気持ちでは出来ない」夏帆が"覚悟"を決めた大人のラブストーリー 『Red』 完成披露プレミアで、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗も"愛して止まないモノ"を語る!
2020年01月30日(木曜日)

映画『Red』の完成披露プレミア上映会が1/29(水)新宿バルト9で行われ、主演の夏帆さんはじめ、共演の妻夫木聡さん、柄本佑さん、間宮祥太朗さん、三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇しました。

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現代女性の恋愛心理描写を巧みに表現し、女性から圧倒的な支持を得る直木賞作家・島本理生氏がセンセーショナルな表現で新境地を開いた「Red」。刊行当初あまりにも衝撃的な内容のため賛否両論となった小説を、『幼な子われらに生まれ』で第41回モントリオール世界映画祭 コンペティション部門審査員特別大賞など数々の賞を受賞した三島有紀子監督が手掛けた映画『Red』が、公開を来月に控え、ついに完成しました。

完成披露プレミア上映会のステージには、真紅の薔薇999本で描かれた巨大タイトルパネルが用意され、映画のテーマに合わせた「愛して止まないモノ」や本作へ込めた思いなどが語られ、会場は盛り上がりを見せました。

三島組初主演について夏帆さんは「これまで監督の色々な思いを共有して作品を作り、現場で三島監督が戦う姿も見てきました。その中で主演として呼んでいただけたことで、生半可な気持ちでは出来ないなと覚悟を持って挑ませてもらいました」と気合十分。

三島監督も夏帆さんを主演に抜擢した理由について「鞍田さん(妻夫木)に出会うことで、塔子(夏帆)がこれまでしまい込んでいたものを放出していくという、その難しいプロセスを誰が演じられて、誰が演じたら自分が撮りたいかと考えたときに夏帆さんが思い浮かびました」と全幅の信頼を口にしました。

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©2020『Red』製作委員会


塔子の役柄に夏帆さんは「つかみどころのない人で、私自身も塔子と一緒に悩みながら、監督と一緒にキャラクターを作りあげました。そんな環境で演じることができたことに感謝したいです」と報告。

一方、かつて愛していた男・鞍田役の妻夫木さんは、初共演の夏帆さんを「可愛らしいイメージは元からあったけれど、わからないことはわからないと素直に吐露して、嘘がなくて好き。最後まで塔子という役柄と戦っていた姿は素晴らしいと思いました」と絶賛しました。

その夏帆さんは妻夫木さんについて「悩んでいることを、そのまま妻夫木さんに見せてぶつけたらどうなるのだろうかと思ったし、その方がお互いの距離を縮めることができると思いました。それを、妻夫木さんは受け止めてくださって。安心感がありました」と感謝の返礼。

また、塔子に想いを寄せる小鷹役の柄本さんは演じる上で「ライトに爽やかな塔子の笑顔を引き出せたら、と思って演じました」とこだわりを明かし「小鷹は人付き合いもよくて、そつなく周りを盛り上げる世渡り上手。常に70点を叩き出してくる男」と分析しました。

塔子の夫・真役の間宮さんは「旦那役ということで、夏帆さんと娘役との3人で遊園地に行きました。ただただ楽しい休日みたいでした」と、プライベートでは独身だけにファミリー感を疑似体験。

しかし夏帆さんは「すごく楽しかったですが、その後に私は妻夫木さんとキッチンスタジオでシチューを作るという...これは一体何なのか!?と罪深い気持ちになりました」と、リアル塔子のような環境で役作りに励んでいたことを明かしました。

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©2020『Red』製作委員会


この日のステージ背景には、999本の薔薇で作られた"Red"のタイトルパネルが設置。999本の薔薇には「生まれ変わっても、またあなたを愛し続ける」という花言葉があるそうで、「生まれ変わっても愛したいもの」を聞かれた三島監督は「一緒に映画を作りたいと思う人たち」と映画愛で返答。

すると間宮さんは「その後に答えづらい...」と苦悶の表情をみせるも「僕は生まれ変わっても、阪神タイガースを愛そうと思う。子供の頃から応援していて、阪神を応援して良かったなと思うことも多いので...すみません!三島監督の真面目な後に」と照れました。

映画好きの柄本さんは「映画と映画館を愛したい。映画館という暗闇が好きなので。映画は映画館で観るように作られているから、そこで観ないとちゃんと観ていない気がする」とツウならではのこだわりを見せました。

一方、一児の父親である妻夫木さんは「私事ですが...生まれたばかりの我が子。物理的には無理な話かもしれないですが、生まれ変わっても愛したいくらいに愛している。もう一生見ていられます」とニコニコで「我が子と一緒にいたいと、沢山子育てをしています」とすっかりパパの顔になりました。

続いて夏帆さんは「猫を愛したい。飼っている2匹の猫が本当に可愛い。だから生まれ変わっても絶対に猫です。撮影中は新潟ロケで会えないのが辛かったです。でも撮影の合間も猫の動画を見て頑張ろうと思っていました」と過酷な撮影も、猫に癒されながら挑んでいたと語りました。

イベントの最後に、妻夫木さんは「お話をいただいたときは大人の恋愛映画だと思っていたけれど、完成作品を観終わったときは群像劇に思えました。それぞれの人生を選択する映画だと思うし、自分は何者なのか?人生とは?と自分を見つめ直してもらえる作品です」とアピール。

主演の夏帆さんは「1年前の撮影では悩んで苦しんで、でもそれも幸せな時間でした。私も一人の人間として生きていく中で、何を選択して生きていけば、自分に素直になれるのかと考えながら演じていました。観終わった後に皆と語り合いたくなるような映画です」と思いを込めました。

三島監督は「宿命の愛の映画であり、女性の人生の選択の映画。私自身、思い切った選択ができないこともあるし、その選択が周りを傷つけたり、自分を殺すようなこともある。人生には沢山の選択があります。みなさんにとってこの映画が、大切にしているものを見つめ直すきっかけになれば嬉しいです」と、期待を込めた言葉でイベントを締めくくりました。

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©2020『Red』製作委員会


夏帆さんはじめ、豪華俳優陣がそれぞれの覚悟を持って挑んだ映画『Red』。キャスト・スタッフの想いが詰まった大人の恋愛映画に、ご期待ください!


『Red』2020年2月21日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー!


大雪の夜、車を走らせる男と女。
先が見えない一夜の道行きは、ふたりの関係そのものだった。

平凡な結婚、可愛い娘、"何も問題のない生活"を過ごしていた、はずだった村主塔子。10年ぶりに、かつて愛した男・鞍田秋彦に再会する。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを、少しずつ、少しずつほどいていく...。しかし、鞍田には"秘密"があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった結末とは――。

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©2020『Red』製作委員会


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映画化決定

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『Red』

★2020年2月21日(金)全国公開★

愛することが、生きることだった。

監督:三島有紀子

出演:夏帆 妻夫木聡 柄本佑 間宮祥太朗 ほか

©2020『Red』製作委員会



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