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映画『モリのいる場所』大ヒット公開中!山﨑努さんは池袋、樹木希林さんは名古屋で大ヒット御礼舞台挨拶に登壇!
2018年05月26日(土曜日)

映画『モリのいる場所』(監督・脚本:沖田修一)大ヒット御礼舞台挨拶が5/26(土)に行われ、山﨑努さんがシネ・リーブル池袋、樹木希林さんが名古屋のミッドランドスクエアシネマにそれぞれ登壇されました!

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本作は、97歳で没するまで30年もの間ほとんど家の外へ出ることなく日々自宅の庭を探検し、いきものたちを観察し続けた伝説の画家・熊谷守一氏(通称:モリ)のエピソードを元に、妻・秀子とともに迎えた結婚52年目の"ある1日"を描いた物語。

ともに文学座の出身で、60年以上のキャリアを持つ山﨑さんと樹木さん。共演するのは本作が初めてですが、50年以上を共にした夫婦を見事な存在感で演じています。


■登壇者:山﨑努/シネ・リーブル池袋

― 大ヒットスタートしたことについて

山﨑 皆さまのお陰だと思います。モデルになった熊谷守一先生がとにかく特別なキャラクターなので、どういうふうに沖田監督が撮って皆さんに伝えるか楽しみでした。(熊谷守一は)ある部分で本当に変わり者ですから、皆さんに受け入れて貰えるキャラクターなのだろうか?どうなのだろうか?と、自分の演じたキャラクターがどう受け入れられるのか心配でした。こうして皆さんに観ていただける状況になって、とても嬉しいというか、正直ホッとしている感じです。

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― 初めて多くの取材を受けたことについて

山﨑 (これだけの多くのインタビューを受けたのは)初めてでした。僕は人前に出るのは苦手な方で、なるべく宣伝の仕事は勘弁してくださいってことで逃げ回っていましたが、今回ばかりはそういうわけにきませんので、プロデューサーにひっぱりまわされました。でも、実は今日これが最後。今日(観客の)みなさんとお会いして、全て終わりです。

― 本作の好きな所は?

山﨑 希林さんをはじめ共演者の皆がとても良い演技をしていて、同時に庭や美術に手を入れて作ったあの庭に僕はしびれました。


■登壇者:樹木希林/名古屋ミッドランドスクエアシネマ

樹木希林さんは、4月にロスアンゼルス、5月にカンヌ、7月にはニューヨークへ行かれることが決まっており、世界を飛び回って活躍する超多忙な中、駆けつけてくださいました。

樹木 『モリのいる場所』で「夫に嫌な思いをさせない、嫌なことをさせない」という夫婦円満の秘訣を学びました。娘には「お母さんは逆のこと、夫をペチャンコにしている」って、言われます。勝手に本人が登って落ちている気もするけど...。(ナレーションを務めた)『人生フルーツ』の津端英子さんも、同じことをおっしゃっていました。英子さんは秀子さんと同じだから夫婦円満なんです。

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樹木さん節は今日も快調で、場内は終始大爆笑に包まれた舞台挨拶となりました。

映画『モリのいる場所』大ヒットを記念して、庭に寝ころぶモリ、饅頭を頬張るモリ、文化勲章を電話で断る秀子など...名シーンのスチール写真も解禁されました!

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©2017「モリのいる場所」製作委員会


山﨑さんと樹木さんが演じるモリ夫妻の夏のある1日を、ぜひ劇場でお楽しみください!


映画『モリのいる場所』シネスイッチ銀座、ユーロスペース、シネ・リーブル池袋、イオンシネマほか大ヒット上映中!


画家・熊谷守一(1880-1977年)
明治に生まれ、大正・昭和の画壇で活躍した洋画家。美術学校を首席で卒業し、若い頃から絵の才能を認められながらも、いい絵を描いて褒められようとも有名になろうとも思わず、たまに描いた絵も売れず、長いこと借家を転々として友人の援助で生きながらえる。ぽつぽつ絵が売れてようやく家族を養えるようになったのは50歳を過ぎた頃。この頃の有名なエピソードとして、作品を二科展で見た昭和天皇が「これは子どもの絵か」と尋ねたという。やがて、その風貌や言動から「画壇の仙人」としてひろく脚光をあびる。文化勲章と勲三等叙勲を辞退。その理由を「これ以上、人が訪ねて来るのと困るから」と言っていたが、本当は褒状をもらうのが嫌だったため。晩年は、家の外へ出ることなく、ひたすら自宅の庭で動植物を観察し続けた。

書籍発売予定
ノベライズ「モリのいる場所」小林雄次 著(朝日文庫)発売中
「モリカズさんと私」藤森武/山﨑努/沖田修一/田村祥蔵(文藝春秋)発売中
「コロナ・ブックス「熊谷守一」」(平凡社)発売予定

ストーリー
昭和49年の東京。30年間自宅のちっちゃな庭を探検し、生きものたちを飽きもせずに観察し、時に絵に描く画家モリ(94歳)と、その妻・秀子(76歳)。時を経て味わいを増した生活道具に囲まれて暮らすふたりの日課は、ルール無視の碁。暮らし上手な夫婦の毎日は、呼んでもいないのになぜか人がひっきりなしにやってきて大忙し。そんな二人の生活にマンション建設の危機が忍び寄る。陽がささなくなれば生き物たちは行き場を失う。慈しんできた大切な庭を守るため、モリと秀子が選択したこととは・・・。
画商や近所の人でにぎわう茶の間、大勢でたべる夕ご飯。ちゃぶ台、縁側、黒電話。人と人との距離が今よりも近く感じられる昭和の暮らしと、50年以上をともに過ごしてきた老夫婦の絆、心豊かに充足した人生のある夏の1日を描く。


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©2017「モリのいる場所」製作委員会


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学芸員レクチャー付内覧試写会
公開決定


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『モリのいる場所』

★2018年5月公開★

名優・山﨑努が「僕のアイドル」と敬愛する画家・熊谷守一氏(通称:モリ)を演じる!

監督脚本:沖田修一

出演:山﨑努 樹木希林 加瀬亮 吉村界人 光石研 青木崇高 吹越満 池谷のぶえ きたろう 三上博史

©2017「モリのいる場所」製作委員会



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