INTRODUCTION

次世代のクリエーターが続出!
世界が注目する映画大国インドネシア

インドネシアは、いまアジア圏で最も熱い注目を集めている映画大国のひとつ。壮絶なアクションで世界中の観客を驚かせた『ザ・レイド』の衝撃は記憶に新しい。ほかにも『虹の兵士たち』のリリ・リザ、『禁断の扉』のジョコ・アンワルといった俊英たちが精力的に活動し、国際マーケットでの注目度も非常に高い。中でもインドネシア国内でも絶大な人気を誇るホラー・ジャンルは特に期待されている。
そこに彗星のごとく現れた2人の男――“モー・ブラザーズ”こと、ティモ・ジャヤントとキモ・スタンボエル。凄惨なスプラッター描写と切れ味鋭いバイオレンス演出に充ち満ちた衝撃作『マカブル 永遠の血族』で鮮烈なデビューを飾って以来、彼らのもとには海外からのオファーが殺到。オムニバス・ホラー『ABC・オブ・デス』『V/H/S/2』に参加し、現在は『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス監督との共作企画も進行中。
手加減抜きのバイオレンス描写、凄惨な殺害シーンさえもスタイリッシュに描き出す独特の映像感覚、異邦人監督モー・ブラザースの目から捉えられた魔都・東京の光景――アジアの才能が結集して作り上げた、観客を「殺しにかかる」エンタテインメント。それが『KILLERS/キラーズ』だ。

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