肉体の門
にくたいのもん
門が開く、女の夜が明ける。傑作文学を描く日本女性<愛と性>の原点!
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 戦後、その斬新で鮮烈な内容が話題を呼び日本文学界に新風を吹き込んだ、田村泰次郎原作の「肉体の門」の四度目の映画化。
 終戦直後の荒廃した有楽町を舞台に体を張って必死に生きる、ボルネオ・マヤはじめ五人の女たちの生きざまが生々しく描かれた原作の新鮮味は戦後日本女性の性と愛の原点として今なおすたれず、現代日本女性の中に脈々と生き続けている。
 主演のボルネオ・マヤにはエキゾチックなルックスが現代の艶姫を思わせる新人加山麗子を抜擢。彼女を取り巻く四人の女性に宮下順子、渡辺とく子、志麻いづみ、山口美也子が扮し、マヤが秘かに慕う復員兵伊吹新太郎を遠藤征慈が好演している。その他、岡本麗、森川麻美、大泉滉、高橋明など多彩な顔ぶれ。
 監督は、「肉体の悪魔」に引続き女性心理の真髄を鋭く抉るベテラン西村昭五郎。
 尚、主題歌には当時のヒット曲でもある、菊池章子の「星の流れに」(テイチク・レコード)が使用され叙情を誘う。
日本
日活
1977
1977/12/24
カラー/97分/ワイド・サイズ
※本作品は【ロマンポルノ】です。同名の一般作品(主演:宍戸錠)につきましては、こちらをご覧ください。

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