肉体の門
(にくたいのもん)
肉体をさいなむ非情のムチ。それは女でしかなし得ない性の残虐だろうか。敗戦日本の性を完璧に描破した肉体文学の力作を映画化。
監督
鈴木清順
キャスト
伊吹新太郎=宍戸錠 阿部=和田浩治/ボルネオ・マヤ=野川由美子 ふうてんお六=石井富子 ジープのお美乃=松尾嘉代 小政のせん=河西郁子 ふうてん町子=富永美沙子/彫留=玉川伊佐男 黒人牧師=チコ・ローランド 小笠原=江角英明 イモ屋=長弘 石井=野呂圭介/堺美紀子 重盛輝江 八代康二 野村隆 柴田新三 久松洪介/高橋明 平塚仁郎 水川国也 高緒弘志 洋パンの女=緒方葉子 洋パンの女=横田陽子/北出桂子 夜の女=中庸子 坊主のパンスケ=若葉めぐみ 会田為久 沢井昭夫 根本義幸 藤井昭雄 
脚本
棚田吾郎
音楽
山本直純 
その他スタッフ
原作/田村泰次郎(新潮文庫、角川文庫版) 撮影/峰重義 照明/河野愛三 録音/米津次男 美術/木村威夫 編集/鈴木晄 助監督/葛生雅美 製作主任/藪内善明 スクリプター/鈴木寿美子 色彩計測/森勝 現像/東洋現像所
敗戦に虚脱し、疲れきった男たちの間に、毒々しい悪夢の花を咲かせる女たち。十七歳のマヤが、関東小政のおせんのグループに仲間入りしたのも、たった一人の兄をボルネオで亡くし、外国兵に肌を奪われてからだ。焼ビルの地下には、ジープのお美乃、ふうてんお六、ひとりだけ和服で奥様風の町子と、様々な過去を背負った女たちがあてなき明日のためたむろしていた。今日も闇市では、仲間の掟を破った夜の女が、激しいリンチをうけていた。彼女らの中には、よその女に縄張りを荒させない、ただで男と寝ないという掟が生きていた。一方関東小政の刺青をもつ、おせんは、進駐軍の兵隊を半殺しにした復員姿の新太郎を助けた。すさんだ生活をしていても、小政たちもやはり女だ。たくましい男を見て、彼女らの中に愛に、似た感情が湧いて来た。そんな時、町子が小笠原というなじみの客と、結婚を約束して代償なしに身体を与えていることがバレてしまった。怒り狂った小政、マヤらは、地下室に町子を宙吊りにすると、リンチを加えた。途中、新太郎にさえぎられたものの、すさまじいリンチは、マヤの身体に忘れていた女の生理をよみがえらせ、新太郎に強烈にひきつけられていった。一方、進駐軍のペニシリンをもっていた新太郎は小政の口ききでそれを売り、莫大なお金を受けとるが…。
【動画配信】
>>GooglePlay
>>YouTube
>>Amazon
製作国:日本 製作:日活
配給:日活
製作年:1964
公開年月日:1964/5/31
上映時間ほか:カラー/90分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2472m
© 日活

ロケ地

【東京都】調布市(撮影所内煙突を臨む焼跡のオープンセット)

ピックアップサイト Pickup site