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日本人初の快挙!長久允監督初長編作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』サンダンス映画祭で審査員特別賞・オリジナリティ賞受賞!
2019年02月04日(月曜日)

2017年に第33回サンダンス映画祭【ショートフィルム部門】で、日本映画初のグランプリを獲得した長久允監督長編デビュー作『ウィーアーリトルゾンビーズ』が、第35回サンダンス映画祭「コンペティション部門」にて、日本人初の快挙となる審査員特別賞・オリジナリティ賞を受賞しました!

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映画祭期間中に全5回行われた一般上映会では、開場30分前から長蛇の列ができ、上映後には長久監督のもとへ多くの観客が押し寄せる盛況ぶりをみせました。

サンダンス映画祭は、買い付けのエージェントや制作プロダクションが多く来場することで知られる映画祭。本作も、上映会が開かれるごとに海外プロダクションやエージェントから打ち合わせ依頼があり、関係者用試写会が追加で組まれるほどの注目度の高さを日々うかがえました。

授賞式は、現地時間2月2日19:00にBasin Recreation Fieldhouseで開催。独特な緊張感の中、次々と各部門の発表が行われ、会場の熱気は次第に高まります。そして、いよいよワールドシネマドラマティックコンペティション部門の発表となり、《審査員特別賞》として『ウィーアーリトルゾンビーズ』の作品名が呼ばれると、会場のボルテージは一気に最高潮に達しました。

サンダンス映画祭コンペティション部門での《審査員特別賞》は、日本人史上初。一昨年の同映画祭で「ショートフィルム部門」グランプリを受賞した長久監督の初長編作品ということで期待度が高かっただけに、受賞の瞬間、会場は割れんばかりの拍手と歓声の嵐に包まれました。

この度の選出について審査員のチャールズ・ギルバード氏は「最後の最後まで驚きに満ち、想像を掻き立てる無限かつ素晴らしい独創性に対し、ワールドシネマドラマティックの審査員特別賞・オリジナリティ賞を贈ります」とコメント。

長久監督はステージに上がり「この作品は僕のすべてをかけて作った作品です。それを皆さんに受け入れてもらって、すごくうれしいです。すべての若い人たちに、絶望と戦う力を与えられたら良いなと思います」と感謝を表しました。

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▼サンダンス映画祭ディレクター:ジョン・クーパー氏コメント
I'm so excited that little zombies won an award tonight. It is so imaginative, and beautiful in its style, and every shot is so beautiful and it tells a really amazing story, that is very true and authentic.
「リトルゾンビーズが受賞してすごく嬉しい。想像力溢れる美しいスタイルで、映像は全てのショットが美しかった。さらに物語も実に共感ができる素晴らしいものになっていた。」

▼審査員:ジェーン・カンピオン氏(1993年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞)コメント
I'm one of the jurors from the world dramatic section. I was one of the people that really loved the zombies. It's a crazy experience, it's very innovative, it's very new and I feel really excited.
「私もゾンビーズに惚れ込んだ1人です。この映画はとってもクレイジーで、とても革新的で、すごく新しい!今この瞬間もとてもワクワクしているわ。」

▼プログラムディレクター:キム・ユタニ氏コメント
I'm so excited that we are little zombies won a special jury prize for originality in our world dramatic cinema section. It is such a well-deserved prize because this film is so inventive and creative, and I've never seen a film like this. Makoto Nagahisa is a genius.
「ウィーアーリトルゾンビーズ」が審査員特別賞・オリジナリティ賞を受賞してとても嬉しく思う。この作品は、独創的で、これまで観たことのない映画なので、この賞を受賞するのにふさわしいと感じている。長久允は天才だ。」


2017年の短編部門日本人初グランプリ受賞に続き、今回コンペティション部門で日本人初の《審査員特別賞》を受賞する快挙を成し遂げたことで、同映画祭の歴史に"日本人監督・長久允"の名が、より深く刻まれることとなった長久監督。

その唯一無二の作家性がサンダンスの地で高く評価され、世界からの注目をさらに集める長久監督初長編作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』に、ご期待ください!!


映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』 2019年6月 全国公開!


両親が死んだ。悲しいはずなのに泣けなかった。
彼らはゴミ捨て場でとびきりのバンドを組むと決めた。こころをとりもどすために。

火葬場で出会ったヒカリ(二宮慶多)、イシ(水野哲志)、タケムラ(奥村門土)、イクコ(中島セナ)は両親を亡くしても泣けなかった。ゾンビのように感情を失った少年少女たちはこころを取り戻すために、もう誰もいなくなってしまったそれぞれの家を巡リ始める。冒険の中でたどり着いたゴミ捨て場で、結成したとびきりのバンド、その名も"LITTLE ZOMBIES"。そこで撮影した映像が話題となり、社会現象となるまでに大ヒット。しかし、小さなゾンビたちは予想もしない運命に翻弄されていく。嵐のような日々の中で、4人が最後に見つけたのはー?

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©2019"WE ARE LITTLE ZOMBIES"FILM PARTNERS


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『ウィーアリトルゾンビーズ』

★2019年6月全国公開★

サンダンス映画祭グランプリ監督と、感情をなくした4人の13歳。2019年、新時代の才能による、映画革命。

脚本・監督:長久允

出演:二宮慶多 水野哲志 奥村門土 中島セナ
佐々木蔵之介 工藤夕貴 池松壮亮 初音映莉子 村上淳 西田尚美 佐野史郎 菊地凛子 永瀬正敏

©2019"WE ARE LITTLE ZOMBIES"FILM PARTNERS



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