世代を超えて愛されるザ・ブルーハーツの名曲6曲を、人気監督たちがそれぞれオリジナルな解釈でイメージ。豪華キャスト陣を迎えて製作された6本の映画を一挙に観られる贅沢な1本『ブルーハーツが聴こえる』初日4/8（土）に行われた2回目舞台挨拶に登壇したのは『ハンマー（48億のブルース）』から主演・尾野真千子さん、角田晃広さん、伊藤沙莉さん、飯塚健監督、『ジョウネツノバラ』から主演・永瀬正敏さん、工藤伸一監督の総勢6名。

大きな拍手で迎えられたキャスト・監督が登場順に一言ずつお客様に向けて感謝の気持ちを述べるなか、『ハンマー』チームがコントのような掛け合いを見せて会場を盛り上げたあと、本作の企画から関わった工藤監督が「下積みの長い作品になってしまったが、公開できて本当にうれしい」と感慨深い気持ちを伝え、舞台挨拶はスタートしました。

恋愛に悩むアラサー女子をポップに描いた『ハンマー（48億のブルース）』の印象に残っているシーンについて角田さんは「家具屋のシーンは長回しで撮影されていて、7～10分ぐらいだったと思いますが、普段やっているコントの現場のような感じで緊張感がありました。頑張ったのですが、最後の最後に噛んでしまって。気づきましたか？」とお客様を笑わせました。

尾野さんは「ハンマーの曲を歌っている時、マイクではなくハンマーを持っていたのに気づいてくれましたか？」と問い、お客様のほとんどが気づいてくれた反応を見て「あのシーンは印象に残っているんですよ」と笑顔。

伊藤さんは「現場で演出が変わる場面もあり、現場はとても緊張しました」と振り返りました。

また角田さんの「本読みの段階からすごくテンポが速くて、雰囲気も出来上がっていたので驚きました」との言葉に、尾野さんも「本当にすごくテンポが速かったです！ここに入っていくのか！？と思うぐらい」と同調。飯塚監督は「テンポを速くするような指示は特に出していないのですが、自然にピッチがあがっていったように思います」とチームの団結した様子を語るなど、劇中のテンポの良い掛け合いさながらに終始クロストークを繰り広げ、チームワークの良さを見せてくれました。

異色ラブストーリを描いた『ジョウネツノバラ』について工藤監督は「10年ぐらい前に、俳優としてではなくカメラマンとして永瀬さんに作品に関わっていただいたことがあり、その時に映画の話で盛り上がり、今回の作品の原案を聞いていました。本作の企画が動き出し、脚本を書きだした時に当時の永瀬さんの原案を思い出し、改めて永瀬さんに連絡して脚本をお願いしました」とふたりの交流と製作経緯を披露。

永瀬さんは「物語のきっかけは、祖母が亡くなった際、普段は非常に気丈な母が火葬の瞬間に泣き崩れたんです。その時、永遠の愛ということを感じ、その思いを男女の愛に投影させました。最初は台詞が一杯あったんです。一生懸命書きましたから。しかし工藤監督と内容を詰めていく中で、ブルーハーツさんの曲があれば、それだけで充分だという結論に至ったんです」と、自身の体験とともに脚本に込めた思いを語りました。

撮影中印象に残っていることについて永瀬さんは「現場はマイナス10度ぐらいの環境でした。そんな厳しい現場で、いつも笑顔の水原さんにプロフェッショナルさを感じました」と現場の過酷さを伝えるとともに、水原さんの役者魂を称賛。工藤監督も「CGなどは全く使ってないので、水原さんは本当に大変だったと思います。水原さんのシーンも拘りましたが、実は永瀬さんの特殊メイクにも拘りがあり、少しずつシワやシミを足していっているんです。是非、もう一度ご覧になってみてください」と拘りの演出をアピールしました。

最後は、各作品の主演2人が代表してご挨拶。

尾野さんは「今日は本当にありがとうございました。皆さん、もう一度"シワ"を見に来てください」と笑いを誘い、永瀬さんは「"映画は作るだけでは完成しない、届けてこそ完成する"といつも言っていますが、本作は僕たちが届けなければいけない皆さんに助けていただき、公開できました。本当にありがとうございました」と、製作から公開まで年月がかかった本作品について、改めてお客様へ感謝を伝えました。

なお本舞台挨拶にて、本作が5/26に台湾で公開されることが発表され、1回目同様大きな拍手に包まれながら2回目の舞台挨拶も終了しました。

2017/4/8（土）新宿バルト9ほか全国ロードショー！

恋愛、友情、家族、青春、喪失と再生。人生の普遍的な営みや感情の機微を優しく見つめつつ、明日への一歩をそっと後押しするような珠玉の物語が、THE BLUE HEARTSの名曲と共に描かれる『ブルーハーツが聴こえる』。

豪華キャスト×人気クリエイターが贈る贅沢な1本を、ぜひ劇場でご堪能ください！

「ハンマー（48億のブルース）」
尾野真千子×角田晃広（東京03）の掛け合いに笑い、恋愛に悩むアラサー女子をポップに描く。

「人にやさしく」
市原隼人×高橋メアリージュンがアクションで魅せ、極限下の人間模様を描く本格SF作品。

「ラブレター」
斎藤工×要潤×山本舞香によるノスタルジックで、可笑しくも泣ける初恋ファンタジー。

「少年の詩」
優香×内川蓮生×新井浩文が挑むシングルマザーと思春期に差し掛かった少年の絆を描く。

「ジョウネツノバラ」
永瀬正敏×水原希子による、究極の愛を美しく壮大なビジュアルで描いた異色ラブストーリー。

「1001のバイオリン」
豊川悦司×小池栄子×三浦貴大×石井杏奈による、震災に翻弄された家族を描くヒューマンドラマ。

映画『ブルーハーツが聴こえる』
尾野真千子　角田晃広／市原隼人　高橋メアリージュン／斎藤工　要潤　山本舞香／
優香　内川蓮生　新井浩文／永瀬正敏　水原希子／豊川悦司　小池栄子　三浦貴大
監督：飯塚健　下山天　井口昇　清水崇　工藤伸一　李相日
©TOTSU、Solid Feature、WONDERHEAD/DAIZ、SHAIKER、BBmedia、geek sight

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＊公開初日舞台挨拶1回目の模様
＊完成披露試写会の模様

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