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週末がブルーハーツに染まる!映画『ブルーハーツが聴こえる』それぞれの思いをのせた初日・2日目連続舞台挨拶【1回目】
2017年04月10日(月曜日)

クラウドファンディングでの皆様の応援のもと、4/8(土)無事に劇場公開を迎えた映画『ブルーハーツが聴こえる』の初日と公開2日目の週末をブルーハーツ色に染めるべく、新宿バルト9にて【2日間にわたる連続舞台挨拶】が行われました。

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世代を超えて愛されるザ・ブルーハーツの名曲6曲を、人気監督たちがそれぞれオリジナルな解釈でイメージ。豪華キャスト陣を迎えて製作された6本の映画を一挙に観られる贅沢な1本『ブルーハーツが聴こえる』初日4/8(土)に行われた1回目舞台挨拶に登壇したのは『人にやさしく』から主演・市原隼人さん、下山天監督、『ラブレター』から主演・斎藤工さん、山本舞香さん、井口昇監督、『1001のバイオリン』から主演・豊川悦司さん、三浦貴大さん、李相日監督の総勢8名。

大きな拍手で迎えられたキャスト・監督は、公開まで2年という年月がかかった本作が初日を迎えられた喜びを踏まえつつお客様へご挨拶し、舞台挨拶はスタートしました。

まずは、本格SF作品『人にやさしく』について下山監督は「まず6人の監督の楽曲選定に、まさかの被りがなかったんです。監督の横の交流がない中で、それぞれがやりたいことを出来ました。なぜ『人にやさしく』かというと、インディーズ時代の原点の曲を選曲したかったんです。甲本ヒロトさんのお言葉で"ロックンロールは初心が頂点"という言葉がありまして、自分の初心は何だったのかなと考えました。小学生の時は『スターウォーズ』が好きで、監督になるきっかけは高校生の時に観た『ブレードランナー』でした。それから日本映画に携わっていく中で、全然宇宙に関われてなかったので、初心を思うと"僕は映画で宇宙に行きたい!"と思いました。李監督の『1001のバイオリン』が震災後の福島をテーマにしたように、僕自身も3.11の後に思うことが沢山ありました。アメリカ映画だとSFは殺し合いが多いと思うのですが、被災者の皆さんの結束力などを見て、宇宙(という極限状態の環境)に行っても日本人なりに一人も人が死なないジャパンオリジナルなオチが出来るのではないかなと思いました」と、この楽曲を選んだ理由を回答。

実は人間でないヒューマノイド役を演じた市原さんは「初日を迎えられて、すごく感謝しています。何よりの花形は、お客様です。撮影では全体的にアクションシーンが多く、気が付いたら朝の10時でした。でも、もっと現場にいたかったです。僕はやりたくてこの職業に就いていますから。それが伝われば何よりです」と、熱い思いを語りました。

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次に初恋ファンタジー『ラブレター』について井口監督は「僕はブルーハーツさんの曲がすごく好きで、特にラブソングとバラードが好きだったんです。でも自分の作品は今までアクションやホラーが多くて、いわゆる女性向きの映画、ラブソングが流れるような映画を撮ったことなかったんです。僕、高校時代全然モテなかったんですよ。なので人生の復讐をここで出来るといいかなと思いまして。当時の自分を(斎藤)工さんに置き換えてみました(笑)」と語りました。

作品の中で、トイレの便器から高校時代へタイムスリップするという何ともユニークなシーンを演じた斎藤さんは当時を振り返り「クリスマスの夜に、半日そのシーンの撮影をしていたんです。排泄物の気持ちになって、目線はこういうものなのかと感じてました」と答え、会場を沸かせました。

斎藤さん演じる大輔の初恋相手・彩乃役を演じた山本さんは、プレミアム上映会では残念ながら登壇叶わず、初日に初めて本作でお客様の前に立ちました。劇中で斎藤さんが山本さんを8mmカメラで撮影するシーンでは、実際に斎藤さんが撮った映像が使用されており「8mmカメラのシーンがとても好きでした」と印象に残っているシーンについて語る山本さんに、当初は斎藤さんではなく、井口監督が実際に撮った映像を使用しようとしていたことが明かされると「斎藤さんで良かったです(笑)!」と回答。

また斎藤さんは「学ランがしんどかったですね。要さんと待っている時も、学ランでおっさん二人・・・とてもシュールでしたよ」と答え、笑いを誘いました。

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福島の震災を背景にヒューマンドラマを描いた『1001のバイオリン』の李監督は「曲中のヒマラヤ、消しゴムのフレーズがとても想像力を膨らますんですよ。ブルーハーツと弦楽器のコラボが珍しく、弦が入ることによって映画音楽にも聞こえるんです。曲そのものの入り方もスムーズですし、曲が代弁してくれてるのかなと思ったんです」と、本楽曲を選んだ理由を語りました。

豊川さん演じる達也の後輩・安男役を演じた三浦さんは、実際に福島に行った感想聞かれ「撮影に入る前、実際に福島で作業した方々にもお話を伺いました。撮影では避難区域の家を実際に借りていたのですが、場所は物音ひとつしなかったんです。そういう空間に入った時に、場所から人の思いというものを感じました」と回答。

豊川さんは「生き物の匂いがしないというのは、人生で初の体験でした。人間の匂いって、存在してるんだなと感じました」と、撮影を振り返りました。

そんな中、『ラブレター』チームのトイレの話などを受け、李監督が「僕たちも面白いこと言わなきゃいけないんじゃないの?やっぱり"立ち小便"の話ですかね?」と切り出し、豊川さんが「劇中で私と三浦さんの立ち小便のシーンがありまして、実際はスタッフさんがニセのおしっこが入ったボトルを用意してくれてたのですが・・・上手くいかなかったんです。ですので、実はあのシーンは僕たちふたり自前のおしっこなんです」と暴露!これには会場がおおいに沸き上がりました。

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3作品それぞれの楽曲選定理由や思いがけない撮影エピソードに大きな拍手が送られ、1回目の舞台挨拶は終了しました。


2017/4/8(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー!


恋愛、友情、家族、青春、喪失と再生。人生の普遍的な営みや感情の機微を優しく見つめつつ、明日への一歩をそっと後押しするような珠玉の物語が、THE BLUE HEARTSの名曲と共に描かれる『ブルーハーツが聴こえる』。

豪華キャスト×人気クリエイターが贈る贅沢な1本を、ぜひ劇場でご堪能ください!


「ハンマー(48億のブルース)」
尾野真千子×角田晃広(東京03)の掛け合いに笑い、恋愛に悩むアラサー女子をポップに描く。

「人にやさしく」
市原隼人×高橋メアリージュンがアクションで魅せ、極限下の人間模様を描く本格SF作品。

「ラブレター」
斎藤工×要潤×山本舞香によるノスタルジックで、可笑しくも泣ける初恋ファンタジー。

「少年の詩」
優香×内川蓮生×新井浩文が挑むシングルマザーと思春期に差し掛かった少年の絆を描く。

「ジョウネツノバラ」
永瀬正敏×水原希子による、究極の愛を美しく壮大なビジュアルで描いた異色ラブストーリー。

「1001のバイオリン」
豊川悦司×小池栄子×三浦貴大×石井杏奈による、震災に翻弄された家族を描くヒューマンドラマ。


映画『ブルーハーツが聴こえる
尾野真千子 角田晃広/市原隼人 高橋メアリージュン/斎藤工 要潤 山本舞香/
優香 内川蓮生 新井浩文/永瀬正敏 水原希子/豊川悦司 小池栄子 三浦貴大
監督:飯塚健 下山天 井口昇 清水崇 工藤伸一 李相日
©TOTSU、Solid Feature、WONDERHEAD/DAIZ、SHAIKER、BBmedia、geek sight

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*完成披露試写会の模様


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