女の市場
おんなのいちば
観光会社社長の妾腹の子の手配師を中心に、ホステスたちの生態をおりまぜ、夜の銀座を舞台に人間模様を描く

槌田昭は夜の銀座を彩る蝶々たち—クラブやバーの腕利きのホステスを引き抜いては他の店に売り込む、女の市場の若きパイオニアだ。ひきしまった身体と、浅黒く男らしい精悍なマスク、それにソフトな声と歌いっぷり。それはまさに彼をして引き抜き屋のためにこの世にあらわれ出たような男なのだ。その昭が久しぶりに動き出した。狙ったのは、黒河剛が経営するクラブ「メイゾン・シャトウ」の№1まさ美だった。そのきっかけをつけたのは、彼女とは既に関係のある主任ウェイターの郁夫だった。昭はまずこの郁夫を手なずけ弟分にしてしまった。まさ美は社長クラスのパトロンが何人もいて、同じ店のあさいとはレズにふけり、郁夫とも遊んでいたが、昭には一目ぼれして即座に身を任せてしまうのだった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1969/9/3
84分/8巻/2322m/フジカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】多摩市(多摩霊園)