東京マラソン2008を翌日に控えた本日2月16日(土)、『奈緒子』が全国公開となりました。
シネ・リーブル池袋にて主演の上野樹里さん、三浦春馬さん、佐津川愛美さん、綾野剛さん、古厩智之監督による舞台挨拶が行われましたのでその様子を速報いたします。
司会 『のだめカンタービレ』『スウィングガールズ』など今までの元気な役に比べて今回はちょっと違いますが、演じてみて苦労されたことはありますか?
上野樹里 今までは何かを着込んでいた、着込んでカメラの前に立っていた、という感じですが、今回は全てを脱ぎ捨てて臨みました。一番シンプルなことですが、一番難しいことだと思いました。これからもこの気持ちを忘れずに、素直に正直にお芝居をしていきたいと思います。
司会 劇中ではとにかく走ってましたが、走るためのトレーニングなどしましたか?
三浦春馬 撮影が始まる1ヶ月ぐらい前から、綾野剛くんや部員の皆とトレーニングを始めました。最初はフォーム中心に、それから基礎体力を付けていって撮影に臨みました。撮休の時にも走りましたし、けっこうやりましたね。かなり筋肉が付いたんですが、また落ちちゃいました(笑)。
司会 マネージャー役はいかがでしたか?
佐津川愛美 皆さん撮影前から仲良くなっていた様子だったので、最初は中に入っていけるのかどうかドキドキしながら現場に行きましたが、みんなとてもいい人でした。島での撮影では食事が楽しみで、だんだん打ち解けて楽しい雰囲気になりました。
司会 三浦さんのライバル役を演じていかがでしたか?
綾野剛 ライバル、ということの意味を大切に演じました。映画では善と悪が必要とされることが多いですが、ライバルというのは決して善悪ではないということ、選手はみんな苦しい練習を積んできているわけで、だからこそ、ライバルであるからこそ、称えあえるのだと思います。ライバルとして春馬くん演じる雄介を引き立て、称えることができる黒田を演じることを心がけました。
司会 長期連載のコミックを映画化するにあたっていかがでしたか?
古厩監督 コミックをそのまま再現しなければならない、というタイプの作品ではなかったのでその点は楽でした。ただ原作が持つテーマはとても大切なので、映画の中でそのテーマをどう感じてもらえるかが勝負だと思います。
最後に一言ずつ映画のPRをしていただき、マスコミによる写真撮影となりました。そしてこのあと一向は、渋谷アミューズCQN、川崎チネチッタへと向かいました!本日はありがとうございました。
2月16日(土)よりシネ・リーブル池袋他全国ロードショー
監督:古厩智之
主演:上野樹里 三浦春馬 佐津川愛美 綾野剛 笑福亭鶴瓶 他
脚本:林民夫 古厩智之 長尾洋平
原作:「奈緒子(小学館刊)
主題歌:ポルノグラフィティ「あなたがここにいたら」
挿入歌:RYTHEM「首すじライン」
©2008 坂田信弘・中原裕/「奈緒子」製作委員会