あした晴れるか
あしたはれるか

裕次郎演じる江戸ッ子カメラマンが、腕と気っぷで東京のジャングルを突っ走る、恋と喧嘩の痛快青春明朗篇。

秋葉原のヤッチャバ(東京青果市場)につとめる三杉耕平は、本職はカメラマンだ。耕平はある日、桜フィルムの宣伝部長から“東京探検”というテーマで仕事を依頼される。耕平の面倒をみる担当は、宣伝部員の矢巻みはる。みはるは大変な才女で、耕平にとっては大の苦手だった。その上バーの女給セツ子も耕平を追いかけ廻しているので、苦手が二人に増えたわけだ。さて、いよいよ耕平の本格的な仕事が始まった。深川の不動尊、佃島の渡船場、旧赤線地帯、野犬抑留場-みはるは一日中耕平の傍につきながら、彼の無心の仕事振りに惹かれていくのを感じた。ふとしたことから、耕平はセツ子の父親と知り合う。彼は今は堅気の生活をしているが昔はヤクザで、6年前に彼が怪我をさせた“人斬り根津”という男に襲われる。が、あわやという時に耕平が飛び込んで助ける。--ここ桜フィルムのギャラリーは満員だった。次々と発表する耕平の“東京探検”作品展は大人気を呼んでいた。大当たりに気を良くした部長は、次の企画は“アフリカ探検”だと意気揚々だった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/10/26
カラー/91分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2479m
日活
【東京都】千代田区(神田青果市場)