映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』特別先行上映イベントにキャスト・監督が登壇し、新成人にエール!
2023.01.10(火曜日)

映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』の1/20(金)全国順次公開に先駆け、1/9(月・祝)テアトル新宿にて<特別先行上映イベント>が行われ、主演の杏花さん、共演のヤマダユウスケさん、架乃ゆらさん、横山翔一監督が舞台挨拶に登壇しました。

本作は、東京オリンピックの開催決定によって“絶滅”した、成人男性向け雑誌を作る者たちの姿を描いた衝撃の実話。成人男性向け雑誌という刺激的すぎる出版業界の裏側を舞台に、この容赦のない世界を図太く生きていく一人の新人女性編集者の奮闘を描き、2022年10月に実施された<1週間限定上映>の大盛況を受け、本年1/20(金)より全国順次公開が決定しました。

この反響について杏花さんは「本当にびっくりしています。昨年の10月に上映があり、家族・友達が感想を言ってくれたり、SNSでも『凄い面白い』って言って下さる方が多くて、嬉しいなって胸がいっぱいです。これから全国公開になるので、すごく楽しみです」と驚きを見せ、架乃さんは「全国に広がるとは嬉しいと思うし、この映画をきっかけに私の事や私の職業を関しても知ってもらえてうれしく思っています」と喜びを噛みしめました。

また、当イベントの座席もすぐに売り切れたことに関して、ヤマダさんは「ただただ驚きました。この映画やこの映画が描いている題材、テーマが多くの方が興味を持ってもらえているのかなと思います。日本中に届いてほしいです」と意気込みました。

これまで学生役が多かった杏花さんは「今まで等身大の役が多かったので、実際に会社に通勤して、編集部でのシーンは、すごく新鮮でした。印象的だったのは会社に連泊してイスで寝たり、会社で歯を磨くシーンです。監督の実体験というのも聞いて漫画みたいなことがあるんだなと驚きました。監督からも椅子での寝方を伝授して頂きました」と撮影エピソードも明かしました。


©ふくよか舎/ピークサイド

続けて、杏花さん演じる詩織の先輩編集者役を演じたヤマダさんは「横山監督の作品はどれもそうなのですが、ひとりひとり人間味があって、完全な悪人とか善人が出てこないんですよね。それぞれがそれぞれの正しさをもって生きてたりするのでそれを表現できたらなと思って演じさせていただきました」と役に対しての思いを語りました。

女性ライター役を演じた架乃さんは「詩織とハルがエロ本について議論するシーンで、『オッパイは2つ』とかっていうシーンがあって、単語だけ聞くと下ネタっぽい話をしてるんですが、本人たちは真剣に議論している大事なシーンなので、変にエロかったり下品にならないような言い方を心がけました」と印象的なシーンを披露しました。

そしてイベント当日の1/9は「成人の日」ということで、新成人に向けてそれぞれメッセージを送りました。

杏花さんは「仕事してるときは目の前のことに一生懸命だし、分からなくなることもあると思うんですけど、あとから振り返ると、自分のやってきた道があって、やってきてよかったなと気づく瞬間がきっとあると信じているので。焦らずに一歩一歩、コツコツと頑張ってもらえたらいいかなと思っています」と。


©ふくよか舎/ピークサイド

ヤマダさんは「二十歳から役者人生をスタートさせたので、15年続けていると、こうやって沢山の皆さんにお会いできるようになったので、継続することは大事だなと思います。」、架乃さんは「いろんな種類の仕事を経験することが大事だなと思います。いろんな仕事を経験して、自分はこういうのが好きだな、向いてないかもなと、やっていくと気づくので、1個のことで躓いてダメかもと思うよりかは、いろいろな経験にチャレンジしてみるのがいいかと思います」と。

横山監督は「社会人経験から作った映画なので、耐えた時間や頑張った時間は嘘をつかないと思います。もう一つは、これを観て勇気を持ったり頑張ろうと思ってもらえたらと思いますが、健康第一なので会社で働いてしんどくなったら休むのが大事かと思います」と新成人に期待を込め、エールを送りました。

最後に、これからご覧になる皆さんに向けて杏花さんが「私にとって大切な作品で、成人誌を扱っていますが普遍的なものを描いているので沢山の方々にご覧頂きたいです。皆さんの中で生き続けてほしいです」と、横山監督は「企画はプロデューサーと二人三脚で進めてきましたが、観て下さった方々によって映画は成立すると思いますので、今後も多くの方々にご覧頂きたいと思います。」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくりました。
 

電子出版の台頭による出版不況、東京五輪開催決定によるコンビニからの成人雑誌撤退、さらに追い打ちをかけるように起きた新型コロナウイルスなど激動の時代に生きた彼らにスポットを当てた業界内幕エンターテイメントを、ぜひ劇場でご覧ください!

映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』2023年1月20日(金)より全国順次公開!

日本が世界に隠したかった、偉大なる、文化ー
オシャレなサブカル雑誌が大好きな詩織は念願かなって都内の出版社に就職。しかし、そこはオシャレのカケラもないどころか卑猥な写真と猥雑な言葉が飛び交う男性向け成人雑誌の編集部だった。理想とかけ離れた職場に最初こそテンションがダダ下がりの詩織(杏花)だったが、女性編集長の澤木(春日井静奈)や女性ライターのハル(架乃ゆら)など、女性が「エロ」を追求している姿に刺激を受け成人雑誌に対して興味を持ち始める。しかし、そんな中、編集部で取り扱っていた雑誌で「とんでもないミス」が発覚。それを境に同僚の編集者たちが次々と退社。オーバーワークで心も体も疲弊しきった詩織だったが、さらに追い打ちをかけるように衝撃的な事実を知ることになる


©ふくよか舎/ピークサイド


映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』関連ニュース
本予告解禁&サイトオープン

 

『グッドバイ、バッドマガジンズ』

★2023年1月20日(金)より順次公開★

オリンピック開催の歓喜の裏で起きていた、おかしくてかなしい実話の物語。

監督・脚本・編集:横山翔一

脚本:山本健介 宮嶋信光 プロデューサー:宮嶋信光 横山翔一

出演:杏花 ヤマダユウスケ 架乃ゆら 西洋亮 山岸拓生 岩井七世 春日井静奈 カトウシンスケ グレート義太夫

配給:日活 制作:ふくよか舎 製作:ピークサイド