4月24日(金)より公開される映画『バーン・アフター・リーディング』。初日を2週間後に控えた4月9日(木)、GAGA試写室におきまして公開記念イベントとして行われた<賢い大人になる講座>の模様をお届けします。
『バーン・アフター・リーディング』は、アカデミー賞受賞監督・コーエン兄弟が、ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーはじめ豪華5大俳優陣をキャストを迎え、彼ら演じる“残念な大人たち”が、国家機密扱いの極秘情報入りディスクを巡り、国家をも巻き込みながら繰り広げる大騒動をブラックユーモアたっぷりに描く全米NO.1クライム・エンタテインメント。
この作品中の愛すべき“残念な大人たち”にちなみ、残念にも“日本一残念な大人”としてゲストに迎えられたのが、スベリ芸・噛み芸でおなじみの山崎邦正さん。
一方、山崎邦正さんとウリふたつなのに、頭脳明晰な弁護士であり、俳優としても活躍中。そんな“立派な大人”として迎えられたのが、本村健太郎さん。
◆劇中のブラピのダンスを真似た・・つもり?
大人予備軍である学生50名を前に、このソックリなような、ソックリでないようなお2人をお迎えして行われたのが、<賢い大人になる講座>。果たして、賢い大人になるためのヒントはみつかったのでしょうか??
― まずは、本村弁護士から自己紹介をお願いします。
本村 私、東京大学法学部卒の超優秀な弁護士、本村健太郎です。
山崎 “残念な大人”代表ですが、これからの人生も残念だと思います。(会場、うすーい笑い)
MC はい、そうなんですね。
山崎 !そうなんですね?!そうなんですね・・なんだ?
MC そうなんです。せっかくダンスでご登場頂いたんですが、皆さんはこれから映画をご覧になりますので、ダンスを踊られても何がなにやら・・ま、お得意のスベリ芸ということで。
山崎 あり○♪▲×■♯ました。ムチャクチャですねぇ。・・噛んでしまいました。
― 往年の噛み噛みといことで。さて、お2人は既に作品をご覧になったということですので、感想をお聞かせ下さい。
山崎 いや、観ました!
MC ・・はい?!
山崎 何て言うんでしょうね。スゴく面白い映画で、“あっ、これが映画なんだ” というソウルを感じましたね。以上です!
本村 よう分からんですねぇ。ボクは大変面白かったです。何が面白かったかというと、重要な国家機密を握ったおバカな大人達が繰り広げるドタバタ。これにCIAの幹部達も振り回されると。そこが超オモシロイところでしたね。
― さて、映画の中には“残念な大人”がたくさん出てきますが、“ご自身の残念なところ”をお聞かせ頂けますか?
本村 そんなところは、ボクにはありませんっ。
山崎 ボクも自分のことを残念だなと思ったことはないですが、周りの環境がそう思わせるというか・・。ここ12年ほどファンレターもなく、チョコレートも何もなく、まぁこれ正直残念ですね。
― それぞれご自分の残念なところは中々見つからないということで、では、相手の“残念なところ”を、ぜひ。せっかくなので、今日はどちらが残念で、どちらがお手本にするべきかを学生さんに示して頂こうと思います。
本村 そうやって比べられること自体、ボクはちょっと不本意なんですけど・・。
まぁ、でも残念なところを言うと、最近、ボクに似ているということを売りにしている。そこが残念だなぁと。
山崎 ハッハッハッ!おまえやーーーっ!あなたの残念なところは、ボクのモノマネをしてくれて嬉しいんですけど、そこでスベるっていうのが残念なんですよ。
本村 スベるところをマネしてるんや。
山崎 モノマネするならスベるなー!
本村 お前が元々スベるからだー!人のせいにすんなーっ!!
山崎 お前、頭ええやろ。絶対スベるな、頭ええねんから!オレは別にアタマ良くないからスベってもええねん!お前は頭ええのにスベるなー、バー○!!」
本村 バ○いうな、コラーッ!!コラーーーーーーーーッ!!!
MC どっちもどっちという感じがしてまいりました。
さて、この日はせっかく学生さんにお越し頂いたので “ふたりの違いをみせて頂きたい” ということで、映画にちなんだ 「CIAは何の略?」 「バーン・アフター・リーディングの意味は?」というクイズを出題。
“立派な大人”代表の本村弁護士は、もちろん全問正解。
対する山崎さんは、CIAを「「Cook Important Animal=料理をする、重要な、動物?」と答え、会場をビミョ~な空気に。
さらに、タイトルでもある「バーン・アフター・リーディングの意味は?」というクイズに対し、「オモシロイことを思いついた!」としたり顔で自信満々に出した答えは、「国民給付金!」。意味も違う上に、本気で間違えた言葉を“立派な大人”代表の本村弁護士に「定額給付金ね」と訂正される始末。
こんなにも対照的なふたりのやり取りで、“どちらがお手本にすべき大人か”は勝負あり!と思いきや、意外にも「どっちもどっちということで」と言うMCに、“残念な大人”の山崎さんまで「それは可哀想でしょー!」と、自ら本村弁護士に同情。
結局、「おそろいのポロシャツを着ても、見分けられるかみてみたい」というMCの希望で、2人は同じ格好をするはめに。そんなリクエストにも笑顔で応じる本村弁護士に「何でもやるな~。弁護士なんだから弁護だけやっていたら儲かるのに、エライな~」と感心しきりの山崎さん。
おそろいのポロシャツを着て、メガネをはずしたら・・・
やっぱりソックリなふたりでした!
さて、このイベントでは、学生さんからの質問コーナーもあり。
― 私達くらいの年齢の時に経験されたことで、大人になってから役に立ったことと、逆に今やってしまったら将来残念な大人になってしまうというようなことがあれば教えて下さい。
山崎 やっぱりゴボウで叩きあったらダメだと思う。めちゃくちゃ痛いから。頭ボッコボコになるからね。絶対にゴボウでは叩きあわないで下さい。はい。
本村 ボクは逆に、やってみたらいいんじゃないの?ということを答えますね。来月から裁判員制度が始まりますし、ぜひ裁判の傍聴に行ってみたらどうかなと思います。ボクも弁護士になる前に傍聴に行きました。初めてみる光景は、ショッキングだったり、気持ちが引き締まったりしますし、色んなことを考えるキッカケになりますので、社会に出る前にぜひそういうことをしてみても良いんじゃないかなと思います。
MC ありがとうございます。 裁判の傍聴に行き、その帰りにはゴボウで叩きあうなということで、今日はその2点をしっかりと覚えて帰って頂きたいと思います。
― では最後に、あらためて作品の見所をお願いします。
山崎 本当に大変面白い映画で、いろんな職種の方が何でこう絡まってくんねーんというのが見所だと思います。ぜひ、楽しんで下さい。
本村 この映画を観て、“こんなおバカな大人にならないように” ということを改めて考えて頂くキッカケになれば良いかなと思います。観て頂くと意外とシリアスなので、あまりおバカ映画と思わないで観て頂いた方がいいですね。やっぱり結構おバカな映画だったなーというのは、観終わった後に分かってきますので、お楽しみに!
◆本当にコンビを組んだら?の声に「やぶさかではない」と、本村弁護士
★4月24日(金)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか 全国ロードショー!★
残念な大人たちが引き起こす大騒動。事態は国家をも巻き込み、予測不可能な衝撃の結末へと転がっていく!!果たして最後に笑うのは、誰なのか?
(C)2008 Focus Features LLC.ALL Rights Reserved.
提供 :日活 ハピネット 共同配給 : ギャガ・コミュニケーションズ×日活
監督・脚本 : ジョエル&イーサン・コーエン
キャスト : ブラッド・ピット ジョージ・クルーニー ジョン・マルコヴィッチ フランシス・マクドーマンド ティルダ・スウィントン