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『ユメ十夜』クランクアップ!
2006年10月30日(月曜日)

文豪・夏目漱石原作『夢十夜』。映画化不可能とされてきた本作ですが、今回の「第三夜」を最後に、全十夜すべてが無事クランクアップを迎えました。これを記念し、夏目漱石を演じる堀部圭亮、漱石の妻を演じる香椎由宇、今や日本のみならず海外での活躍も目覚しい清水崇監督による現場取材が行われました。


左から、堀部圭亮(40)、香椎由宇(19)、清水崇監督(34)

堀部圭亮(夏目漱石役):この作品は夏目漱石が理解されるのに100年もかかるであろうという言葉を残していて、それを100年後の自分が役者としていて演じることが出来て良かった。(自分の顔が濃いので)かなり濃い顔の漱石にはなりますけどね(笑)。役作りや雰囲気については清水監督にお任せしました。漱石の残した100年後である今、皆さんのイマジネーションでその漱石がわかるだろうと思います。是非、観に来てください。

香椎由宇(鏡子役):演じる前までは30歳の母役だと思ってましたが、実は40歳でしかも6児の母役なんですね。ギリギリまで(30歳の役だと)嘘をつかれてました・・。まさか10代で40代の役演じるとは思ってもみませんでした。
着物を着ていて、その上に身籠っている役なのでとても動きづらかったです。(タイトルが「ユメ十夜」ということもあり)ここ最近に見た夢は、現場スタッフにイジメられる夢です。現場に入ると必ずイジメられる夢を見るんですよ。だけど、実際は仲良しですよ(笑)

清水崇監督:この映画の監督をオファーされた時、既に他の映画の撮影に入っていたので完成するのが遅くなってしまうことは了解を得ていました。自分自身、ホラーばかり撮っているイメージがあるかもしれませんがホラー専門というわけではありません。(香椎さんが身籠っている役ということに対して)自分自身、4ヶ月前に子供が生まれたので父親の気持ちがよくわかるようになって良かったと思ってます。最近見た夢は、撮影でアメリカに行っているときに初恋の人の夢をみました。

『ユメ十夜』
2007年新春第2弾 新宿シネマスクエアとうきゅう、シネ・リーブル池袋、渋谷シネ・アミューズ他全国ロードショー
監督:実相寺昭雄 市川崑 清水崇 清水厚 豊島圭介 松尾スズキ 天野喜孝・河原真明 山下敦弘 西川美和 山口雄大
キャスト:小泉今日子 松尾スズキ うじきつよし 中村梅之助 山本耕史 菅野莉央 市川実日子 大倉孝二 阿部サダヲ TOZAWA 石原良純 藤岡弘、緒川たまき ピエール瀧 松山ケンイチ 本上まなみ 石坂浩二 戸田恵梨香

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