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映画『BLUE/ブルー』完成報告会で、主演・松山ケンイチが2年の役作りを経て初めて演じたボクサー役について熱く語る!
2021年03月18日(木曜日)

4/9(金)公開映画『BLUE/ブルー』の<完成報告会>が3/17(水)神楽座で行われ、主演の松山ケンイチさん、木村文乃さん、東出昌大さん、柄本時生さん、そして吉田恵輔監督が登壇し、舞台挨拶が行われました!

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映画『BLUE/ブルー』は、リアリティ溢れる描写で人間の光と影を表現し続ける吉田恵輔監督が、30年以上続けてきたボクシングを題材に自ら脚本を書き上げ、成功が約束されていなくとも努力を尽くす挑戦者たちの熱い生き様を描いた青春映画です。

主演は、演技派俳優として確固たる地位を築く松山ケンイチさん。松山さんは、脚本に惚れ込み約2年もの間じっくりと役作りに挑み、情熱はあっても才能が無い、試合には勝てない主人公・瓜田を熱演。

同じジムに所属する、強さと才能を合わせ持つ後輩・小川を東出昌大さんが演じ、固い友情で結ばれながら瓜田が憧れと嫉妬を抱くライバルとして存在感を発揮しています。また、モテるために始めたボクシングにのめり込んでいく新人・楢崎を柄本時生さんが演じ、この3人は『聖の青春』以来5年ぶりの共演を果たします。

ヒロインは、吉田監督作品への出演を熱望した木村文乃さんが務め、瓜田の初恋の人でありながら、今は小川の婚約者という二人の間で揺れる千佳を演じます。


「試合には勝てないのに人として"強い"!」松山ケンイチがボクサー役について熱く語る

ボクシングを愛するも連敗続きのボクサー・瓜田役の松山さんは「ボクシング映画というと再起している様が感動的に描かれる作品が多いけれど、今回は...再起しません!」と異色ぶりを宣言しつつ「でも負け続けたからこそ得られるものもある。瓜田は人に優しく、包容力がある。そんなキャラクター」と紹介。

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©2021『BLUE/ブルー』製作委員会


瓜田の幼馴染であり、後輩・小川の恋人・千佳役の木村さんは「皆さんストイック中のストイック。それぞれ撮影前からジムに通われていたので、カメラが回っていない場所でも3人でボクシングについてアドバイスし合ったりなど、本当に劇中のような会話をされていたんです。そんな皆さんを眺めるような感じで、もどかしくもあり、少し寂しい気持ちもありましたね」と、男たちを見守るヒロイン役を回想しました。

抜群の才能とセンスでチャンピオン目前のボクサー・小川役の東出さんは「撮影中は実際にボクサーのような生活をしていたし、後楽園での撮影の日はタイトルマッチの日だとも思っていました。吉田監督がボクシングにリスペクトを持っているので、キャスティングも本格的で、前日本チャンピオンが対戦相手として登場したりしたんです。それに見劣りしないよう意識しました」とボクサーへのなりきりぶりを明かしました。

ボクシングの魅力にのめり込む新人ボクサー・楢崎役の柄本さんは「痛いのは嫌です。でも格闘技には興味があったし、ボクシングもかじったことはあったので、楽しめそうだと思いました。実際に撮影も楽しかったです」と充実した表情を浮かべました。

30年以上続けてきたボクシングを題材に、自ら脚本も書き上げた吉田監督は「ジムを渡り歩いてきた中で、色々な人たちとの出会いや別れがありました。すべてのキャラクターにはモデルになった人が複数いるので、僕がボクシングを通して出会った人たちへのラブレターのような気持ちで作りました」と積年の想いが詰まった入魂作であると語りました。

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©2021『BLUE/ブルー』製作委員会


約2年のトレーニングを経て撮影に入ったという松山さんは「観客に嘘がバレるのが一番ダメなこと。監督の演出に耐えられるような準備はしました。スケジュールの兼ね合いで2年もトレーニングをしたけれど、瓜田はボクサーでありトレーナーでもあるので、"ジムの主(ぬし)"感と言いますか、ジムにずっといる重鎮のような空気感を習得するには必要な時間でした」と手応えを得ていました。

また、弱い瓜田が劇中でチャンピオン目前の小川に「瓜田は強い」と言われていることについて、その"強さ"とは何か問われた松山さんは「瓜田は小川や他のボクサーに対して嫉妬や妬みといった気持ちがないわけではない。それでも、周りの人たちに自分が培ってきたものを全て渡すことができるんですよね。そこに人としての強さ、人間の大きさを感じました」と語りました。

また、見どころの一つである切ない人間模様や瓜田・小川・千佳の三角関係について「千佳と瓜田のシーンを通して、強さと弱さってごちゃ混ぜにあるものなんだなと感じました。強くも弱くも見えるという場面がこの作品にはたくさんあって、僕が好きなところです。観る人によっても感じ方が違ってくると思います」と本作の魅力を伝えました。

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©2021『BLUE/ブルー』製作委員会


そして、映画の内容にちなんでそれぞれ「挑戦していること」について聞かれた4人。

柄本さんは「一人カラオケができるようになった!」と笑わせ、木村さんは「丁寧に生活すること。これまで仕事が忙しすぎて見て見ぬふりをしていたことが沢山あったので、そこにあえて目を向けて手をかけて生活してみようと挑戦中です」とプライベートの充実を口にしました。

東出さんは「独特なんですけど...ザワークラウトです。キャベツの酢漬けのようなもので、キャベツを千切りにして瓶に入れると1週間くらいで発酵して酸っぱくなってビタミンが豊富になる。ビタミンを沢山とりたい。まぁ、挑戦と言えるのかわからないですけど」と照れ、すかさず吉田監督から「モデルの女の子みたい!」とツッコまれました。

一方、最後まで悩んでいた松山さんは、スマホのアプリで大喜利に挑戦していることを告白。「面白い男になりたいなと思って。"写真で一言"のようなお題でボケまくっています」と意外な趣味を語りました。

最後に主演の松山さんは「ボクサー3人が主人公のようなキャラクターで、それぞれの熱さも違う。関係性も凄く新鮮。女性にも共感してもらえるボクシング映画です」とアピール。

吉田監督も「こんなに嘘をついていないボクシング映画はありません。ボクサーが見たら沢山のあるあるが詰まってる。人生で負けることはみっともないことではなく、美しいかもしれないと感じられるラブレターのような作品になっています」と思いを込めて語りました。


映画『BLUE/ブルー』2021年4月9日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー!


理想と現実の間で悩みながら生きる登場人物たちの姿と、夢に焦がれた葛藤だらけの青春の日々が、観る者の心に深い余韻を残す本作に、ご期待ください!


時に人生は残酷だ。
どれだけ努力しても、どれだけ才能があっても、約束された成功なんてない。

誰よりもボクシングを愛する瓜田は、どれだけ努力しても負け続き。一方、ライバルで後輩の小川は抜群の才能とセンスで日本チャンピオン目前、瓜田の幼馴染の千佳とも結婚を控えていた。千佳は瓜田にとって初恋の人であり、この世界へ導いてくれた人。強さも、恋も、瓜田が欲しい物は全部小川に奪われた。それでも瓜田はひたむきに努力し夢へ挑戦し続ける。しかし、ある出来事をきっかけに、瓜田は抱え続けてきた想いを二人の前で吐き出し、彼らの関係が変わり始めるー。

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©2021『BLUE/ブルー』製作委員会


映画『BLUE/ブルー』関連ニュース

松山ケンイチ場面写真
新場面写真解禁
予告&ビジュアル解禁
公開決定


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『BLUE/ブルー』

★2021年4月9日(金)公開★

平凡と非凡、憧れと嫉妬、友情と恋。もがき続ける挑戦者たちの熱い物語。

監督・脚本・殺陣指導:吉田恵輔(「吉」は「つちよし」が正式表記)

出演:松山ケンイチ 木村文乃 柄本時生 / 東出昌大

©2021『BLUE/ブルー』製作委員会



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