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映画『おいしい家族』初日に、長編初主演・松本穂香と長編初監督・ふくだももこが大号泣で熱い抱擁!
2019年10月01日(火曜日)

松本穂香さん長編初主演、ふくだももこ監督初長編作品『おいしい家族』が9/20(金)公開初日を迎え、キャスト、監督による舞台挨拶がヒューマントラストシネマ渋谷で行われました!

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本作は、第40回すばる文学賞佳作受賞や映像産業振興機構(VIPO)による若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)2015選出など、文学と映像両才能を発揮する新鋭作家ふくだももこ氏が、自身の短編映画『父の結婚』を原作に、人も気候も穏やかな島を舞台に新たな家族像を作り上げた長編初監督作品です。

初日舞台挨拶には、主人公・橙花を演じた松本穂香さんはじめ、母になる父を演じた板尾創路さん、そのパートナー・和生役の浜野謙太さん、国際結婚した弟・翠役を演じた笠松将さん、和夫の娘で生意気な女子高生・ダリア役のモト―ラ世理奈さん、ダリアの親友で、ある悩みを抱えた少年・瀧を演じた三河悠冴さん、橙花のファン・エビオ役の栁俊太郎さんが登壇。ふくだももこ監督とともに、公開を迎えた心境や、本作に込めた想いを存分に語りました。

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©2019「おいしい家族」製作委員会


当日はキャストの到着が遅れるというハプニングに見舞われ、突如登壇したふくだ監督が「私が皆さんが到着するまで繋ぎます!」と、ティーチインを開始。本作にはおいしいグルメが多く登場することから、天ぷらやそうめん、おはぎなど食を通した作品の魅力をお客様と深めました。

そしてキャスト陣が客席後方から登場すると、会場からは盛大な拍手が巻き起こりました。本作が長編映画初主演となる松本さんが「本日は、ありがとうございます。印象に残っているシーンは、トラックの荷台に乗るシーンです。理由は特にないです(笑)」と言うと、「なんでやねん!」とふくだ監督からツッコミが入り、息ピッタリの様子。

続く板尾さんは印象的なシーンについて「全部好きなんですけど、大爆発のシーンです」と映画に無いシーンを挙げて笑いを誘い、浜野さんが「皆で歌を歌ったシーンですね。スタッフが泣いていませんでした?」と監督に聞くと、「記憶にございません、ね」と応え、こちらも息ピッタリの掛け合いに笑いが起こりました。

笠松さんは「僕は、おはぎをお母さん(板尾)が作っているシーンは楽しくて印象的でしたね」と回答。続いてモトーラさんが「皆ですき焼きを食べるシーンは、皆さんと初めて会うシーンで印象的でした」と言うと、生卵を割ったことがなかったという事実を板尾さんに暴露され、生卵の割り方の話へ。和気あいあいとした雰囲気は、まさに映画の中と同じよう。

「モトーラさんとゴムボートで海に出るシーンは、楽しかったです」と言う三河さんは映画内とビジュアルのギャップが大きく、フォローする場面も。また栁さんは「Barのシーンは実際にお酒を飲んだのでベロベロに酔ってしまい、アドリブで行いました」と撮影裏側を披露。そして、ふくだ監督は念願の初日に「皆さん輝いていて、このメンバーが集まったのがすごいです」と感無量の様子を見せました。

本作で"初タッグ"を組んだ松本さんとふくだ監督は、お互いの印象について聞かれると「最初は、関西弁の元気な人だなと思いました。でもイベントや取材で会ううちに、共通点が多いなと感じました」と松本さん。ふくだ監督は「最初は、おもしろい顔の子がおるなぁと思っていて(笑)、可愛くて綺麗で唯一無二で、役にぴったりだと思いました」と回答。

そして本作の原作である短篇『父の結婚』からふくだ監督と親交のある板尾さんは「短篇を撮影した時より監督はあか抜けて、洗練されてきましたね」と、ふくだ監督の変化について言及しました。

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タイトル通り、本作には様々な料理が出てきますが、特に印象に残っている料理について浜野さんとモトーラさんは"おはぎ"を挙げ、「おはぎを食べて泣くシーンで、感情を高め、尚且つおはぎも食べ続けないとならず、何回も何回も撮りなおしました。あんなに食べたけど、美味しかったですね」と浜野さん。モトーラさんも「おはぎを本当にいっぱい食べられて、嬉しかったです」と答え、お客様も納得の印象的な料理シーンについて述懐しました。

笠松さんは国際結婚しているという役どころで、役作りや自然な夫婦像をつくりだすため相手役の方と仲良くしていたそうなのですが「すごく楽しい女性で、いつも仲良くしていたのですが、暇があると彼氏に電話していて悲しかったです(笑)」と語りました。

三河さんと2人での共演シーンが多かったモト―ラさんは「ダンスシーンの練習はクランクイン前から行っていたのですが、三河さんと仲良くなっていいのか分からなくて...」と暴露。これに三河さんは「積極的に話しかけたつもりでしたが、ごめんなさい」と謝るも、そんな出会いでも「楽しかった」と振り返る二人。

そしてキスシーンについては「頬にキスをされると思っていたら、リハーサルを行ったら口で。歯磨きしてなかったので、海に潜って急いで海水でうがいしました」と、三河さんの思わぬハプニング話に会場は爆笑に包まれました。

最後は、主演の松本さんとふくだ監督から一言ご挨拶。「皆さんの表情を見て、こういうお話する機会があって幸せです。また是非観て下さい」と松本さん。

そして、ふくだ監督は「伝えたかったのは、ただ自分に優しく、自分を大切にできる機会が増えればいいな、ということです。そうすれば、人にも優しくできると思っています。この映画を観て、幸せを感じていただければ嬉しいです。関わっていただいた多くの方、キャスト、スタッフ、観客の皆さんに感謝しています。本当にありがとうございます。そして、映画を必要としている人に届いてほしいです」と本作に込めた想いを熱く語ると、続けて「モニターに映るたび、松本さんの目に吸い込まれました。橙花を演じてくれたのが松本さんで本当に良かったです」と涙を流しました。

松本さんとふくだ監督の熱い抱擁に拍手が続き、大盛況のうち初日舞台挨拶は幕を閉じました。

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人も気候も穏やかな島を舞台に、性別も国籍も越えて、好きなものを好きといえる世界を描いた『おいしい家族』を、ぜひ劇場でご堪能ください!


映画『おいしい家族』 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中!


作品概要
主人公・橙花は、東京で働くキャリアウーマン。母の三回忌に実家の離島に帰ると、なぜか父・青治が母の服を着て生活していることを知る。びっくりする橙花を気にせず父は続けて「この人と家族になる」と、お調子者の居候・和生を紹介。状況をのみこめない橙花と、人の個性を受け入れるおおらかな島の住人達との暮らしを、ときにクスッと、ときにハートフルに描いた物語。橙花は、父をはじめ様々な価値観や個性をもった人たちに出会うことで、自分が考える常識から解き放たれ、次第にそれぞれの個性を受け入れるとともに、自分らしく生きることの大切さに気付いていく。

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©2019「おいしい家族」製作委員会


映画『おいしい家族』関連ニュース

トークイベント付き特別試写会の模様
予告解禁
特報&ポスター解禁
全州国際映画祭正式招待決定
第二弾キャスト解禁&公開日決定
公開決定


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『おいしい家族』

★2019年9月20日(金)全国公開★

実家に帰ると、父が母になっていました。

監督・脚本:ふくだももこ

出演:松本穂香 板尾創路 浜野謙太 笠松将 モトーラ世理奈 三河悠冴 栁俊太郎

©2019「おいしい家族」製作委員会



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