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山田孝之さんが、企画・主演/阿部進之介さん、藤井道人監督と共にプロデュース作品『デイアンドナイト』を引っ提げ故郷・鹿児島県凱旋!「ただいま!」の一声に会場大歓声!
2019年01月15日(火曜日)

映画『デイアンドナイト』の公開記念イベントが、1/13(土)山田孝之プロデューサーの故郷・鹿児島県で行われました。

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本作は、日本映画界を代表する俳優・山田孝之さんが完全に裏方に徹した初の全面プロデュース映画。完全オリジナル作品である本作が問いかけるテーマは「人間の善と悪」。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出します。

ロケ地である秋田県公開を1/19(土)、全国公開を1/26(土)と間近に控え、山田プロデューサーの故郷・鹿児島県で行われた先行上映イベントは、薩摩川内市国際交流センターほか全5か所で開催。山田プロデューサーに加え、主演・企画を務めた阿部進之介さん、藤井道人監督が舞台挨拶に登壇すると会場は大きな歓声に包まれ、のべ1,500名ものお客様を沸かせました。

主演の阿部さんは冒頭「孝之の地元に来て、すごく温かく迎えてくださって感動しております。」と挨拶。15歳まで薩摩川内市で過ごしていた山田プロデューサーはファンらの熱烈な歓迎ぶりに「ただいま!」と第一声。会場から大きな歓声が響くと「こういった形で戻ってこられて本当に幸せです。こんなに集まっていただき、映画を観ていただいて本当にうれしいです。」と笑顔をみせました。

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オリジナル作品である本作は、脚本完成までに4年の月日を数え、28稿にも及んだといいます。阿部さんは「藤井監督の作品を観ていて、いつか一緒に仕事がしたいと思っていたので、僕から『飲みに行きましょう』と監督に近づいたのが始まりです。お互いのことだったり、好きな映画の話だったりをしていくうちに企画開発が始まっていきました。そのあとすぐに孝之が参加してくれました。」と経緯を振り返りました。

当時、阿部さん演じる主人公の明石と、それ以外の役柄を山田さんが演じながら作っていたという特異な脚本の制作過程を藤井監督は「普段、物語を作っているときと違って主演の阿部さんと山田さんとゼロから物語を作ってきているので、撮影中、俳優さんからシーンに対してどんな質問が投げかけられても答えが明確でした。なので、コミュニケ―ションの部分で苦労した点は無く、俳優部さんと高め合って面白いシーンを作ることが出来ました。」と本作ならではの作品づくりに自信をのぞかせました。

昨年末に行われた完成披露試写以降、SNSでは「考えさせられた」「正しいって何だろう?」との感想も多くあがっている本作のテーマは「人間の善と悪」。このテーマは企画スタート時から変わらなかったようで、山田プロデューサーが「『大切な人が目の前で殺められたとしたら、どんな行動をとるだろうか?』とふたり(阿部・藤井監督)に聞いてみると、全員がまったく違う答えになり、『なぜそう考えたのか?』の会話が広がっていきました。ということは、こういったテーマの映画を作れば、観た人たちが、自分自身を見つめ直したり、考えたり、友人や家族、恋人と会話するキッカケになると思いました。」と語ると、阿部さんと藤井監督は同調するように頷いていました。

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続けて、「俳優さんの芝居がすごかった」「キャステングはどのように?」との声に対して山田プロデューサーは「脚本を作って、この役に合う方は?とキャスティング会議を重ねました。オーディションで決定した奈々(清原果耶)は、ひたすら待っていました。」とプロセスを披露。そして、500名の応募の中かからヒロイン・奈々役の座を射止めた清原さんについて山田プロデューサーが「(藤井監督は)清原さんのことを怖がっていたよね?」というと、「『清原さん怖かったです』というと語弊がありますが、こんなに芝居の上手い15歳と仕事をしたことがなかったので。日常はいつもニコニコしている女子高生なのですが、『よーい!』の声が掛かり、本番スタートのスイッチが入った女優モードの清原さんは、まるで大ベテラン女優のようでした。」と、その演技力の高さを藤井監督も絶賛しました。

さらにRADWIMPSの野田洋次郎氏が作詞・作曲・プロデュースを行った本作の主題歌「気まぐれ雲」に清原さんを起用したことについて山田プロデューサーは、「キレイな声でした。映画の最後は奈々のシーンで終わるので、もうちょっと補足というか、奈々の気持ちを聞きながら2時間強の物語でキャラクター達に起こったこと、表情や感情を思い出してくれる時間になればいいなと思いました。」と明かしました。

一方、奈々の相手役となる男子高校生のオーディション時に、奈々役を山田さんが演じていたことでオーディションに来た子たちが戸惑っていたエピソードを阿部さんが披露すると、会場からは笑いが。すると阿部さんは「ただ、奈々は一緒に作ってきたキャラクターなので、だんだん芝居する孝之が本当に奈々に見えてきたのがムカつきました(笑)」と、山田プロデューサーの演技力を物語るエピソードを打ち明けると、会場からはさらに笑いが起こりました。

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また阿部さんは、1/26(土)の全国公開より一足先に鑑賞した会場のお客様へ「劇中にニュース報道のシーンが出てきます。何かしらの事件が起こった時、ニュースで知ることが多いと思いますが、そこで報じられていることはひとつの側面で、そこをもう少し掘り下げたものが今回の映画だと思います。ひとつのニュース報道には、たくさんの人たちが関係しています。その人たちに何が起こって、どういう感情だったのか、そんなことを考えながら、もう一度観ていただくと違った見え方になるのかなと思います。」と、"もう一度作品を楽しむため"のポイントを伝授。

さらに藤井監督は「登場人物がたくさん出てくる中で、『どの人が正しい』とか『この人は嫌だな』という思いを感じた方は、それぞれの"善と悪"の価値観に照らし合わせて観ていただいたと思いますが、逆の立場の人物にフォーカスして作品を観てもらうと、一度目とは見え方が違ってくるのかなと思います。また映像的な話になりますが、風をモチーフに映画を作りました。"空気"とも表現されるかもしれません。『善と悪はどこからやってくるのか』。すなわち、どうやって運ばれて来たのか?という疑問を、風車や鳥のシーンなどで表現しました。細かいシーンに色々なヒントが隠れておりますので、ぜひそういうところも注目して観ていただければと思います。」と続けました。

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そして、山田プロデューサーは「基本的には、主人公の目線で物語を追っていくと思いますが、登場人物の様々な感情が複雑に入り混じる作品にはなっているので、次は別のキャラクターに注目して観てほしいと思います。俳優が芝居をする時、『本編には出ていないシーンをその人物はどうやって生きているか?』ということをすごく考えています。その部分を考えることは大変なのですが、そこが楽しい部分ではあります。そういう見えない部分を考えていただくと、よりそのキャラクターのことが見えてきて楽しめると思います。」とそれぞれの見方を指南しました。

さらに山田プロデューサーはイベントの最後「かっこいいですよ、芝居。俳優は誇れる仕事だと思いました。今回、みなさんの芝居を間近で見て、僕も俳優だと、胸を張って言おうと思いました。」と、俳優としてでなく、プロデューサーとして客観的な視点で現場に参加したことで気づいた想いを打ち明けると、会場からは大きな歓声が響き、イベントは幕を閉じました。

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映画『デイアンドナイト』 2019/1/19(土)秋田県先行、1/26(土)全国公開!


愛する家族のいのちが奪われたとしたら、あなたなら、どうするだろうかー。

山田孝之プロデューサーが、企画・主演/阿部進之介さん、藤井道人監督とともに完成させ、"俳優は誇れる仕事"と再認識した本作に、ご期待ください。


善と悪はどこからやってくるのか。
父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく----。

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©2019「デイアンドナイト」製作委員会


映画『デイアンドナイト』関連ニュース

「FRI"DAY AND NIGHT" SHOW」開催決定
コラボポスター完成
主題歌決定
広島国際映画祭の模様
場面写真解禁
完成報告会見の模様
公開日決定


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『デイアンドナイト』

★2019年1月26日(土)全国公開、19日(土)秋田先行★

善と悪はどこからやってくるのか。

企画・原案:阿部進之介

脚本:藤井道人 小寺和久 山田孝之

監督:藤井道人

プロデューサー:山田孝之 伊藤主税 岩崎雅公

出演:阿部進之介 安藤政信 清原果耶

©2019「デイアンドナイト」製作委員会



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