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映画史上に残る復讐劇「ミスミソウ」完成披露イベントで、主演・山田杏奈さんの"炸裂復讐シーン"を内藤監督が大絶賛!迫真の演技をみせる役者陣を原作者もリスペクト!
2018年03月12日(月曜日)

『ハイスコアガール』『でろでろ』などで知られる人気漫画家・押切蓮介氏の代表作にして"映像化不可能"と言われた伝説のコミックを実写化した映画「ミスミソウ」の公開をおよそ1か月後に控えた3/8(木)、新宿バルト9にて完成披露イベントが行われました。

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本作は押切蓮介ファンの間でも1、2を争う人気作であり、ネット上の「トラウマ漫画」系まとめサイトや掲示板等では必ず名前が挙がるほど認知度が高く、さらに押切蓮介氏にとって"初"の実写化作品。

壮絶なイジメを受ける主人公・野咲春花役で映画初主演を射止めたのは、いま最も勢いのある若手女優のひとりとして注目を集める山田杏奈さん。春花を学校で支える唯一の味方・相場晄役を、話題作に立て続けに出演する大注目の若手俳優・清水尋也さん、いじめっこのボス・小黒妙子役を大谷凜香さんが演じ、少年少女を主人公としたクライムサスペンスの名手・内藤瑛亮監督が、凄惨な復讐劇、残酷で絶望的な物語に挑みます。

完成披露イベントには、主演の山田杏奈さん、清水尋也さん、大谷凜香さん、内藤瑛亮監督が登壇し、演技についてや極寒の中で行われた撮影秘話なども披露。途中、サプライズで原作者の押切先生から直筆イラストが届き、さらに主題歌「道程」を歌うタテタカコさんも登場し、生歌を披露するなど大きな盛り上がりを見せました。


完成披露イベントの模様
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【場所】新宿バルト9
【登壇】山田杏奈、清水尋也、大谷凜香、タテタカコ(主題歌)、内藤瑛亮監督
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映画ポスターにも映っているヒロイン・春花の真っ赤なコートを彷彿とさせる、赤いドレスで登壇した山田さんは、初主演作品のお披露目を迎え「いま、すごく緊張しています」と言いつつも、落ち着いた口調でご挨拶。

山田さんはもともと「バッドエンドな作品やグロテスクな漫画が好き」とのことで、原作を中学生の頃に読んでいたそう。「すごい話だな...と思ってましたが、いまになって自分が春花役を演じるということで、両親が焼き殺されて復讐を誓う前の優しい静かな春花から、サイボーグのように機械的に復讐していく春花のコントラストを見せられたらと思いました」と振り返りました。

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清水さんは、春花の唯一の味方である相場晄役を演じましたが「最初に原作を読んだとき、これは個人の誰かと誰かっていうラブじゃなく、全体的にラブストーリーだと感じました。グロテスクな描写や凄まじいバイオレンスがあるけれど、常に根底にあるのは愛情だと忘れずに演じようと心がけました」と語りました。

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大谷さんは、劇中では金髪姿で春花をいじめるグループの女王・妙子役を演じていますが「演技自体初めてで、本当にこの私が原作ファンに愛されているこの作品で、重要な役を演じていいのか?と不安から始まりました。現場で内藤監督、杏奈ちゃん、みんなに支えてもらって、一緒に作ってもらえたと思います」と言葉に力を込めました。

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内藤監督は、クランクインのわずか1か月前に監督を務めることが決定したそう。かなりハードなスケジュールだったそうですが「その時、山田さんのオーディション映像をいただいて、どうしても撮りたいと無茶を承知で引き受けました」と明かします。

「現場は大混乱で、ロケ地が間違って伝わっていたり、衣裳が違ったり、小道具がなかったり。CGの部分も分からないので、ハリウッドのメイキングを見て緑のテープを巻いておけばいいのかな?って感じで...(笑)」と、そのドタバタぶりを明かしつつ「日本映画は普段、企画段階が長い分、監督が『こうやりたい』と思っていても、逆に企画がねじ曲がって面白さがブレてしまうことがあるけど、今回は逆に雑音を聞く余裕もなかったので、素直に原作を読んで、こうすれば面白くなるだろうと思って撮れたと思います」と自信をうかがわせました。

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この内藤監督の言葉に、山田さんも「勢いみたいな部分で、アクションも楽しくできました」と述懐。かなり激しいバイオレンスシーンもありますが、内藤監督は山田さんのバイオレンスシーンについて「殴り殺すアクションがすごくよくて、すごい勢いでボコボコにしていました。遠慮が一切なく、もし殺されるならあんなふうに殺されるのががいいなって思えるくらい!」と大絶賛。

山田さんは恥ずかしそうに笑みを浮かべつつも「ストレス発散のように...(笑)。鉄パイプを振り下ろされる側は、背中に(防護用の)硬いのを入れているから、まあいいかって」と語り、会場は爆笑に包まれました。

また撮影現場は雪がものすごく、ここでの苦労も多々あったようで清水さんは「寒かった...」とポツリとつぶやき、東北出身の大谷さんでさえも「あの雪は見たことがない。(雪が何メートルも積もって)足元に道路のカーブミラーがあるんですよ!」と驚いていました。

ここで、会場が暗転。登壇者やお客様が見守る中、なんと原作者・押切蓮介先生から直筆のイラストがサプライズ登場し、登壇陣一同、大興奮!

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撮影現場に押切先生が訪れた際には、サインを求めるキャスト陣の列ができたそう。しかし、そんな和やかな空気や普段のキャラクターとは異なり、完成した作品に映し出される俳優陣の鬼気迫る演技に押切先生自身が衝撃を受け、そうした役者陣へのリスペクトを込めてイラストを執筆されたそうです。

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©押切蓮介/双葉社 ©2017「ミスミソウ」製作委員会


さらに、この日は主題歌「道程」を提供されたタテタカコさんも登場!タテタカコさんは「想像以上に壮絶で、言葉を失いました。思い当たる感情がたくさんあって、余韻が何日も残るような素晴らしい作品でした。おっかなかったです!」と大絶賛。そして、ピアノ弾き語りで「道程」を力強く歌い上げてくださいました。

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現場で毎日「道程」を聴いていたという山田さんは「撮影を終えるごとに歌詞がどんどん春花に重なって、救われました」と明かし、生で聴いた歌声に「やっぱり重なる部分が多くて、撮影を思い出しました」と、感激の面持ち。

最後に山田さんは「主演ってもっと先のことかと思っていて、いつかやらせていただけるとしたら、もっとキラキラしたお話かと思っていたのですが...真逆のお話でした(笑)」と笑いを誘いつつ「でも完成したものを観て、いまの私らしさなのかなと思い、大切な作品になりました」と、本作への強い思いを口にしました。

内藤監督も「キラキラしてない青春を送っている人、送ってきた人に刺さる映画」と語り、会場は温かい拍手に包まれつつ、完成披露イベントは幕を閉じました。

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原作者・押切先生も衝撃を受けるほどの鬼気迫る演技をみせる若きキャスト陣の才能に、ご期待ください!


映画「ミスミソウ」2018/4/7(土)新宿バルト9ほか全国公開!


ストーリー
東京から田舎に転校してきた主人公・野咲春花(山田杏奈)は"部外者"として扱われ、壮絶なイジメを受けていた。春花の唯一の味方は、同じように転校してきたクラスメイトの相場晄(清水尋也)。彼を心の支えに必死に耐えてきた春花だが、クラスの女王的存在、小黒妙子(大谷凜香)の取り巻きのイジメグループによる嫌がらせは日に日にエスカレートしていった。そして、ある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽く。春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも助かったが、両親は命を落としてしまった。思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心は、崩壊する── 。やがて事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子達は春花に自殺するよう強要するが、それがきっかけとなって春花は事件の真相を知り、家族を奪ったイジメっ子達に己の命を賭けた凄惨な復讐を開始するのだが...。厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花、三角草(ミスミソウ)。春花はミスミソウのように厳しい冬を耐えて、きれいな花を咲かせることができるのか...。春花が選んだ道とは...。[R15+]

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©押切蓮介/双葉社 ©2017「ミスミソウ」製作委員会


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本予告映像解禁


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「ミスミソウ」

★2018/4/7(土)全国公開★

卒業まであと2ヶ月―。私ね、人を殺したの。 人気漫画家・押切蓮介の最強トラウマ漫画、初実写映画化![R15+]

監督:内藤瑛亮

出演:山田杏奈 清水尋也 ほか

©押切蓮介/双葉社 ©2017「ミスミソウ」製作委員会



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