萩本欽一さんのドキュメンタリー映画『We Love Television?』京都国際映画祭舞台挨拶に河本準一さんと土屋敏男監督が登壇!芸人が流した涙の意味とは?
2017年10月15日(日曜日)

  

"視聴率100%男"萩本欽一さんを追いかけたドキュメンタリー映画で、11/3(金・祝)より劇場公開される『We Love Television?』が、10/12に開幕した「京都国際映画祭2017 -映画もアートもその他もぜんぶ-」に特別招待され、10/14(土)次長課長の河本準一さんと土屋敏男監督による舞台挨拶が行われました。

171014_kinchan-movie00.JPG


※上映後舞台挨拶のため、若干作品内容に触れております。

本作は、現在のバラエティ番組の基盤を作りあげたパイオニアのひとりで"視聴率100%男"の異名をもつ萩本欽一さんの新番組制作に、アナログ放送から地上デジタル放送への切り替え期である2011年より密着したドキュメンタリーで、監督は新番組企画の発起人であり、「電波少年」シリーズなど数々の人気番組を手がけ、バラエティ界を席捲したあの"Tプロデューサー"こと土屋敏男氏がつとめています。

河本さん出演のきっかけは、ある日いきなり土屋監督が押し掛け、自身と萩本さんによるコント番組「新欽グshow」の出演をオファー。ほとんど説明のないなか番組作りに参加することになった河本さんは、萩本欽一流の稽古でしごかれ、本番収録後には号泣してしまうほどの大変な経験をしたと言います。

登壇するやいなや河本さんが「今日は上映後の舞台挨拶でネタバレなど気にしなくて良いので、すごくうれしいです。土屋さんにはいっぱい言いたいことがあるので!」と、切り出します。

「出来上がった作品を観て、土屋さんが僕のところに来るまでの経緯を知りました。欽ちゃんをよく知る土屋さんが、キャスティングの会議で"河本と欽ちゃんは合う気がする"と言っていたのを見て、うれしかったですね。さらにその後それを聞いた欽ちゃんが、"それなら他に芸人を出すのはやめよう。そっちのほうが河本君が頑張るから"と言っていたのが、すごく印象に残っています」と、まずは映画の感想を述べました。

wlt_sub9.jpg
©2017日本テレビ放送網


「映画で出ていたようなコントの稽古って、よしもとの先輩とでも今まで経験がなかったので、すごく緊張していたんです。勝俣(州和)さんから欽ちゃんの稽古の噂は聞いていたし...。映画では少ししか映ってないですが、もう本当に過酷でした(笑)!僕以外の人と稽古しているので見ていたら、僕のほうを振り返りもせず"ちょっと河本君やってみてよ"と、いきなり球が飛んできたり...。欽ちゃんは判断がとても早くて、ダメなものはすぐ"はい、それダメ"って言うんですよね。それでも何度もやっているうちに僕がたまにヒットを出すと、今度は"それは絶対に本番で出さないでね"と言うんです。僕が今までやってきたことが、全て否定されたところからのスタートでした。欽ちゃんは、稽古では毎日違うことをやるべきだと思っているんです。それで最高潮になったものを、本番で出せば良いという考えなんですよね」と振り返ります。

土屋監督は「ドキュメントをステージでやっていた人が、萩本欽一なんです。映画のなかにも入れましたが、コンマ何秒の世界をひたすら探求し続けるほど稽古を重ねるんです。そのうえで本番でアドリブでやってしまう。だから共演者たちはビックリしてあわあわするんです。それを面白く見せるという。このドキュメントの精神は、自分が後にやる電波少年に繋がっていきます」と語りました。

wlt_sub5.jpg
©2017日本テレビ放送網


MCよりタイトルの最後が「?」になっているのはなぜなのか、との質問があると「We Love Tekevision?の"We"は僕たち作り手たちのことです。欽ちゃんはテレビを通じて人を笑わせるのがものすごく好きな人で、彼の熱量をこの映画には込められたと思っています。僕たち作り手も、もちろん日々面白いものをつくろうと思っていて、"We Love Television"="僕たち作り手はテレビを愛している"。ですが果たして、萩本欽一ほど愛しているだろうか?ということを自分含めて全ての作り手たちに問う、そういう意味で"?"マークをつけました」と、作品に込めた想いを語りました。

また"思わずもらい泣きしてしまった"という感想が続出している、作中の河本さんの涙のシーンについて本人は「収録本番まで、本当に苦しかったんです。特に本番2日前に大きなアクシデントがあり、全く新しいことを考えないといけない状況にあったので、大丈夫なのか、大丈夫なのかとずっと不安でした。そういうプレッシャーが本番まで続いたので、収録後に舞台袖で欽ちゃんに"河本、お前すごい良かったよ"と言われたとき全部肩の荷が下りた感覚で。今までキツかった気持ちが全部吹っ飛びましたね。欽ちゃんにはガッツリ成長させてもらいました。あれが出来れば何でもできると思います(笑)」と話し、やりきった後の河本さんの涙に、お客様は共感のうなずきをみせていました。

最後に土屋監督は「この作品は、昔すごかった欽ちゃんではなく今も闘い続けている欽ちゃんが、自身の生き方で我々に教えてくれている映画です。それはエンドロールが終わってからの映像まで観てもらうことでよくわかると思います。ぜひ最後までご覧ください」とコメント。そして河本さんが「テレビ関係や、お笑い芸人に限らず、みんなが共感できる映画になっていると思います。欽ちゃんの人生や、モノづくりに対する熱量が詰まっていると思うので、ぜひパワフルな欽ちゃんを見てほしいなと思います」と締めくくり、舞台挨拶は終了しました。

171014_kinchan-movie1.JPG


『We Love Television?』2017/11/3(金・祝)全国公開!


時代と格闘する全ての人たちに贈る―夢中になれるもの、あなたにはありますか?大ベテランのエネルギーに奮い立たされ、きっと元気とやる気がわいてくる、萩本欽一さんのドキュメンタリー映画『We Love Television?』を、お見逃しなく!

作品概要
ある日突然、土屋敏男がカメラを抱えて萩本欽一の自宅に訪れる。「視聴率30%超えの番組を作りましょう。」その一言から、萩本欽一と土屋敏男の番組作りが始まる。番組に出演する演者との顔合わせ、番組構成に関わる人達との打ち合わせなどを精力的にこなす萩本欽一は、76歳。新しいものへの探求心、笑いへの追求心...周囲の人達の熱量を最大限に引き出していく萩本欽一独自の手法とは?これまで誰も見たことのない萩本欽一の真の姿を追った、最初で最後のドキュメンタリー映画。

WLT_poster_0718.jpg
©2017日本テレビ放送網


『We Love Television?』その他のイベントレポート

したコメ舞台挨拶


★★日活公式TwitterとFacebookもやってます★★

twitter-bird-light-bgs.jpg asset_f_logo_lg.jpg

『We Love Television?』

★2017/11/3(金・祝)公開★

誰も知らない、萩本欽一。 テレビが迷いの中にいる時代、狂気という名の熱が奇跡を起こす。

企画・構成・監督:土屋敏男

出演:萩本欽一/田中美佐子 河本準一

©2017日本テレビ放送網



WLT_main.jpg



★現在公開中の日活ラインナップもご期待下さい★