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『ライチ☆光クラブ』第20回釜山国際映画祭ワールドプレミア上映に内藤瑛亮監督が登壇!
2015年10月05日(月曜日)

10/1より開催中の【第20回釜山国際映画祭】へ正式招待された『ライチ☆光クラブ』のワールドプレミア上映が10/2(金)に行われ、Q&Aに内藤瑛亮監督が登壇されました。

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本作は、独創的な世界観と圧倒的な画力で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸氏のロングセラーコミックを、野村周平さん、古川雄輝さん、中条あやみさん、間宮祥太朗さんら最旬の若手俳優たちの競演で映画化した話題作。

今年で20周年を迎えた、アジア最大級の国際映画祭である釜山国際映画祭の「ミッドナイト・パッション部門」に正式招待され、2016年の日本公開を前に世界最速上映となった本映画祭の座席は完売!会場となったCGV Centum City 3は、満席で《ワールドプレミア上映》当日を迎えました。

お客さまは、アジアでも人気が高い『ライチ☆光クラブ』のキャスト陣目当ての20代の女性の方々が多く、上映中は、クスクスと笑いが起きたり、小さな悲鳴や目を背けるリアクション、すすり泣く声や救われたような吐息が漏れるなど、真剣に映画に見入っている皆さんの様々な反応がみられました。

上映終了後のQ&Aでは、男性の映画ファンやキャストファンからの熱い質問が飛び交い、Q&A終了後にはサインを求めるお客さまに監督が囲まれるなど、ワールドプレミア上映は盛況のうちに終了しました。

■■主なQ&A■■

- 原作ものですが、映画化にあたって監督がこだわったところは?

内藤監督 すごく愛されている原作なので、原作ファンの方の期待に応えられるようにという責任は感じていました。蛍光町のイメージを壊さないよう、舞台や漫画を知らない方にもオリジナルのイメージを伝えられるよう美術や衣裳は特にこだわりました。

- 内藤監督の作品は『先生を流産させる会』『パズル』と本作と一貫したテーマがあるように思うのですが、そのことは意識されていますか?今後もそのテーマを描いていきたいと思われてますか?

内藤監督 思春期の10代が抱えている鬱屈は自分が描きたい大きなテーマのひとつです。作品を作る際、その作品のテーマが自分の描きたいものとリンクするかということは、常に意識はしています。描くモチーフ、テーマが変わっていく作家もいますが、変わらずに同じものを追い続ける作家も多くいます。自分では新作を撮るごとに、次はこのようにしたいと思っていても、一貫したテーマ、方向性が内側から滲み出てしまう、あるいは元の場所に帰ってきてしまうのかもしれません。

- 若手の俳優さんがたくさんでてらっしゃいます。皆さん、素晴らしい演技でした。どういった演出をされたのか教えてください。

内藤監督 キャラクターがみんな同年代なので、映画で描き分けるのが難しいなと思い、それぞれの俳優さんに、キャラクターの詳細な設定をお伝えした上で、お互いの構想をシェアしました。また、それぞれのキャラクターに合うと思った作品のDVDを渡して参考にしてもらいました。

それとこの映画では、涙を流す場面が多いのですが、その演出はあまり経験がなかったので一番悩みました。ジョン・フランケンハイマー監督が、「泣く芝居の時には、役者に泣けと言うな。」と言っていたということを聞いたことがあるので、それにならって演出をしました。中条さんには最後のシーンはライチの魂をカノンが救うシーンなので、絶対に泣いちゃいけないとあえて言ったことで、あの表情が撮れたと思っています。

- 古川雄輝さんのファンです。古川さんのキャスティングの理由を教えてください。

内藤監督 オーディションもたくさん行ったのですがゼラ役のキャスティングは非常に難航しました。ぴったりと思える方と出逢えずにいた時、古川さんがいらっしゃって、一番ゼラに近いと感じたので、ご出演をお願いしました。再度リハーサルでお会いした時には古川さんが完全にゼラになっていたので、本当に驚きました。古川さんは普段、好青年の役が多く、ヒールな役は初めてだったので、今回演じてすごく楽しかったとおっしゃってました。

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ところで、事前に本映画祭レッドカーペット&セレモニーへの参加が発表されていた中条あやみさんと間宮祥太朗さんは・・


中条あやみさん&間宮祥太朗さん、悪天候でまさかのフライト欠航も、滑り込みで映画祭に参加!

本映画祭のオープニングセレモニーとレッドカーペットに、ヒロイン・カノン役の中条あやみさんと美少年"ジャイボ"役の間宮祥太朗さんが参加予定でしたが、悪天候の影響で予定していたフライトが5時間の遅延!ソウルからの国内線へ振り返るも、釜山行きの国内線が欠航し、列車移動を余儀なくされました。

映画祭からの招待になんとか報いたいと、キャスト・スタッフ一丸となって釜山を目指し、オープニングセレモニー終盤にギリギリ滑り込む形で参加が叶いました。決死の思いで会場にたどりついた中条さんと間宮さんらが記念撮影をしていると、彼らを見つけた韓国の映画ファンたちが「あやみちゃん!」「間宮くん!」と駆け寄り、取り囲まれる一幕も。

中条さんと間宮さんは、倍以上の時間をかけてようやくたどり着いたという安堵感と、韓国のファンのあたたかい声援に感謝していました。初めての国際映画祭で念願のレッドカーペットデビューは叶わなかったものの、壮絶な1日を乗り越え、俳優として一生忘れられない思い出となりました。


『ライチ☆光クラブ』 2016年正月第2弾 新宿バルト9ほか全国公開!


美しい少年たちの愛憎劇、注目の話題作に、ご期待ください!

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映画『ライチ☆光クラブ』作品概要
大人になる前の脆く、残酷で多感な少年の思春期を描き、その独創的な世界観と圧倒的なカリスマ性で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミックが待望の映画化。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地"光クラブ"。14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の美しい少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)"ライチ"と、少女カノンの恋を、圧倒的に美しく
ダークな世界観で描く。
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ライチ☆光クラブ

★2016年正月第2弾 新宿バルト9ほか全国公開★

『ライチ☆光クラブ』

大人になることを拒んだ美しい少年たちの罪と罰。

監督:内藤瑛亮

出演:野村周平 古川雄輝 中条あやみ 間宮祥太朗 池田純矢 松田凌 戸塚純貴 柾木玲弥 藤原季節 岡山天音

©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会



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