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MX4D版『極道大戦争』を市原隼人さんと三池崇史監督が女子高生30人と体感!!
2015年06月23日(火曜日)

先週末公開した『極道大戦争』のMX4D版完成披露試写会が6/23(火)TOHOシネマズ新宿で行われ、市原隼人さんと三池崇史監督が、30名の女子高生とともにMX4Dを体感しました。

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東京初上陸となる"MX4D"シアターが、今週末6/26(金)TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ六本木ヒルズにオープンいたします!

"MX4D"とは、映画のシーンに合わせ、客席シートが前後・左右・上下に動くとともに、首元や足元への振動、風、ミストなど五感を刺激する約11種の特殊効果が連動する最新の「体感型」4Dシアターシステム。エンターテイメントの本場米国ロサンゼルスに本社をおくMedia Mation社が開発し、既存の4DXよりも細かいモーションを表現できるため、細部の演出も対応可能。これまでMX4D上映は大作洋画のみに限られましたが、『極道大戦争』は派手なアクションシーンが多いことからMX4Dに合った作品と判断され、邦画初となるMX4D上映が実現しました。

*上映前に、市原さんと三池監督が登壇*

― まずは一言ずつご挨拶をお願いします。

市原 本日は足を運んでいただきまして、ありがとうございます。女子高生の皆さんとこの映画を観るとは、新鮮です。一緒に楽しみましょう。よろしくお願いします。

三池監督 終わった時にどうなってるか楽しみです(笑)。いろんな意味で、思い出に残る時間を過ごしてもらえることと思います。楽しんでください。

― 本日初めてMX4D版をご覧になるとのことですが、本作をMX4Dにすると聞いた時はいかがでしたか?

三池監督 日活、大丈夫かな?スゴイなって思いました(笑)。4Dにするという話は中々ないことだと思うので、驚きです。きっと、5Dくらいの迫力じゃないかと思ってます。

― 特に出来の気になるシーンなどありますか?

三池監督 (MX4Dは)アメリカにお任せして、彼らのセンスで作っていただいているので、どうやって楽しませようとしてくれているのか、どんなエンターテイメント要素が加わっているのか、自分自身すごく楽しみです。

― 市原さんは気になるシーンはございますか?

市原 アクションシーンはもちろんなのですが、噛まれるシーンや衝撃的なシーンがたくさんあるので、何か仕掛けがあるのではないかと想像して楽しみにしてます。

― 監督は以前から本作を女子高生に観てほしいと仰っていたと聞いていますが?

三池監督 タイトルも若い人向けじゃないのですが、女子高生の皆さんにも十分楽しんでもらえるんじゃないかなと。特にこういうイベントだったら観てもらいやすいかなと思って要求しました。が、まさか実現するとは(笑)。しかもMX4Dで!

― 女子高生の皆さんで、これまでにMX4Dや4DXを体験したことがある方?・・何を観ましたか?

女子高生 (4DXの)ベイマックス!

三池監督 だよね~(笑)!

MC では、前に観た4DXとの違いなどを後で聞かせてくださいね。

*市原さん、三池監督、女子高生とともにMX4D上映鑑賞*

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予想以上の特殊効果に、最初から最後まで皆さん大興奮!シーンに連動した数々の仕掛けに悲鳴があがったり、笑いが起きたり、あたかも自分が画面の中にいるような錯覚に陥り、登場人物の行動を予測して声をあげてしまったりと、女子高生の皆さんの様々な反応を見ながら、市原さんも三池監督も終始笑顔で鑑賞されていました。

※鑑賞後のトークは、ネタばれになる質問や回答は一部省いております。ご了承ください。

― 改めて市原さんと三池監督にお話を伺いましょう!初めてのMX4D体験は、いかがでしたか?

三池監督 みんな、良くがんばったなと思います。最初始まった時は「これちょっとヤバいんじゃないかな?」と思ったけど(笑)。自分で作っておいて、最高に楽しかったです。女子高生の皆さんにも楽しんでいただけて、こんな日が来るなんて!

市原 「映画ってこんなに楽しいんだ!」と思いました!映画館で初めて腹抱えて笑いました。涙出てきちゃった(笑)。こんなふうに映画が観られる日が来るとは思ってなかったです。本当にスゴイです!

女子高生の皆さんからも「すごく衝撃的でした」「以前観た4DXでは、もうちょっと揺れてもいいのにと思ったのですが、今日はいっぱい揺れて、映像とリンクしてその場に一緒にいる感じで興奮しました!アトラクションみたいで、すごく楽しかったです」「初めてのMX4D体験で、風や水などで映画をより体で感じられました」「ヤバいです。アクション、もうヤバい~!」と様々な感想をいただきました。

― 女子高生の皆さんと一緒にご覧になられて、反応などが新鮮だったかと思いますが?

三池監督 上映中は登場人物たちのことを随分心配してくれて、「ダメだよー」とか「バカじゃないの~!」とか、映画に入り込んでくれてましたね(笑)。自分も観ていて思ったのだけれども、画面の中で体験している感じになるので、その瞬間ストーリーが飛んじゃって、面白いか面白くないか・・を純粋に楽しめる。ところで、こういう種類の映画って観たことないでしょ?

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女子高生の皆さん ないでーす!

三池監督 ないよねぇ(笑)。でも世の中には色んな映画があるんですよ。知ってるものだけじゃなくて、観たことないからちょっと観てみようかなとか、そんな風に楽しんでもらえたらなと思います。

市原 自分は、こんなに映画を楽しめたのは人生初です。ありがとうございます!それから全然違う話なのですが、せっかくの機会なのでお話ししたいと思います。役者をやってきて僕が思うのは、見せ方より、見られ方より、一番気にしなくてはいけないのは在り方です。自分のやるべきことをやる。やらされてる・・という姿をみるのも、好きじゃありません。どんなことでも考え方を変えれば、やりたい方向に持っていけますし、「こんなバイト嫌だ、こんな仕事イヤだ」と思っても、どこかプラスになることがあるはずなんです。仕事をひとつ覚えただけでも、経験としてプラスになります。つまり、挑戦することを忘れないでいただきたいです。この映画も、映画業界に対して挑戦的に作られた映画だと思います。そんな映画をこれから日本を担う皆さんと一緒に観ることが出来て、本当に嬉しいです。素敵な人生を歩んでください!(女子高生の皆さんから大きな拍手)

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MC 素敵なメッセージをありがとうございます!では、女子高生の皆さんからも何か質問ありますか?

- どのシーンで興奮して、一番好きなMX4Dはどこでしたか?

三池監督 おじさんの目からすると、一番ビックリしたのは高島礼子さんだね。普段ああいう役をしない人がああいう役をやるから、面白いんだよね。今は映画も日常の延長になりつつあるじゃない?知ってるものが、そこにある。それはそれで良いのだけれども、非日常的な空間が映画にあってもいいのかなと。それを高島礼子さんが証明したんじゃないかな。でも、実際にああいう人ではないから、これからテレビで高島さんを見ても誤解しないように(笑)。

市原 映画業界も、新しい観方で映画を楽しんでいただこうと挑戦してます。本作がMX4Dになったことに、いち映画ファンとしてすごく感動していますし、嬉しいです。こんなに水が出ると思わなかったですし、こんなに揺れると思わなかったです。予想以上の臨場感でした。一番興奮したのは、水が出るところですね。本当に楽しかったです。

- 体感する映画は初めてで衝撃的でした。演技と特殊効果がマッチしてないと、観てる人が映画に入っていく感覚が持てないと思うのですが、演技する上でこれを伝えたいということはありますか?

市原 芝居する上で大事にしていることは、本番までに準備する期間です。何をもっていくか、どんな感情でいくか。この職業って、なくてもよい職業だと思ってるんです。映画がなくても、役者がいなくても生活はできます。だからより情熱を込めなきゃいけないと思ってます。自分にしか出来ないことをしっかりやる。思いやり、謙虚さを持ちつつ、信念を貫いて物事をやりとげるという気持ち。最後まで責任を持つこと。僕は、役者は裏方だと思ってます。映画に携わっている以上、敬意を持ってその作品のことを考え続け、後悔がないように頑張っています。

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― 最後に、もう一言ずつメッセージをお願いします。

三池監督 (女子高生の皆さんからみたら)お父さんどころじゃなくて、おじいさんくらいかな(苦笑)?現場にもどんどん若いスタッフが出てくるし、そういう人たちと物を作っていきます。最初は16ミリフィルムだったのが35ミリになって、デジタル化されて、技術もどんどん変わってきます。いろんな人が僕らの知らないものを提供してくれます。映画を作る我々は、緊張感を絶やすことなくやれるし、そうやって誰かと組むことによって自分も変わっていける。今日こうやって観てもらった高校生の皆さんの反応が、自分たちの作る映画を変えていくと思うんですよね。今日は映画を楽しめたし、非常に良い経験になって、やっぱり映画を作るのっていいなと改めて思いました。

市原 こんなに初心に帰って楽しく映画を観ることが出来る日が来るとは、思ってませんでした。『極道大戦争』に携われて、改めて役者って本当に素敵な職業なんだなと思いました。MX4Dも感激です。今日は楽しい1日でした。ありがとうございました。

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『極道大戦争』は、「ヤクザヴァンパイアに噛みつかれた人間は、次々とヤクザ化してしまう」という奇想天外、予測不可能な完全オリジナルストーリーで、三池崇史監督が自身の原点回帰と位置づけ、初心に戻って挑んだ"三池節"炸裂、完全無敵の極道エンターテインメント。第68回カンヌ国際映画祭監督週間に正式招待され、「桁違いに自由な映画」などカンヌを沸かせた話題作です。

全編とおしてアクションの多い本作は、まさにMX4D上映にピッタリ。すでに通常版をご覧になった方も、MX4D上映をご体感いただくことで、本作の楽しさ、遊び心を十二分に感じていただけることと思います。

TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ六本木ヒルズでは、6/26(金)よりいよいよMX4D上映がスタートしますが、TOHOシネマズららぽーと富士見では、既にMX4D上映がスタートしております。

お近くに上映劇場のある方は、本作のMX4D上映鑑賞をオススメいたします!まったく違う作品を観ているような感覚になると思いますので、皆さんも五感をフルに使って三池ワールドの登場人物のひとりになった感覚でお楽しみください!!

映画『極道大戦争』 TOHOシネマズ新宿ほか全国公開中!

カンヌ国際映画祭 監督週間正式招待作品 ―― 噛まれたら、みんなヤクザ。
未曾有のヤクザ感染。生き残るのは、誰だ。

予想のはるか上をいく奇想天外な展開、唯一無二の極道エンターテイメントを、ぜひ劇場でお楽しみください!

大阪地区限定掲出ポスターと同デザインの公式パンレットも劇場にて発売中!作品とあわせてご覧ください。

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極道大戦争

★2015/6/20(土)TOHOシネマズ新宿ほか全国公開★

『極道大戦争』

噛まれたら、みんなヤクザ

監督:三池崇史

脚本:山口義高

出演:市原隼人 成海璃子 リリー・フランキー 高島礼子 青柳翔 渋川清彦 優希美青 ピエール瀧 でんでん ヤヤン・ルヒアン

© 2015「極道大戦争」製作委員会



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