チャウ・シンチー監督最新作、11/21公開 『西遊記~はじまりのはじまり~』 の日本語吹替キャスト斎藤工さんと貫地谷しほりさんによる公開アフレコが、10/13(月)都内スタジオで行われました!
『西遊記~はじまりのはじまり~』は、チャウ・シンチー監督6年ぶりの最新作にして《2013年中国映画興行記録1位》のメガヒット作で、《アジア各国の第一級作品》を日本の映画ファンにお届けする、日活と東宝東和の共同プロジェクト"GOLDEN ASIA"レーベル【第1弾】作品。
誰もが知っている、あの「西遊記」を題材に、三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の4人が出会う前のオリジナルストーリーをシンチー監督が生み出し、ありえねー!映像で贈る妖怪娯楽エンターテイメントです。
日本語吹替え版では、のちに三蔵法師と名を改めることとなる、主人公の妖怪ハンター・玄奘の声優を斎藤工さん、映画オリジナルキャラクターの女妖怪ハンター・段を貫地谷しほりさんが担当。ともに映画吹替えは初ということでしたが、多くの報道陣に囲まれながら、見事なアフレコを披露してくださいました。
*2つのシーンの公開アフレコを終えて*
― アフレコを終えての感想をお願いします。
貫地谷 楽しかったです。叫ぶシーンも多いので、発散しました。
斎藤 感情を普段よりも大きめに出すと言いますか、オーバーなリアクションで丁度いいくらいでしたので、普段出さない声を出して爽快でした。
― 斎藤さんの役どころは?
斎藤 三蔵法師になる前の "玄奘" という妖怪ハンターです。
― アフレコを拝見すると三枚目キャラクターという感じですが・・?
斎藤 そうですね。決して優秀な妖怪ハンターではないですし、泥臭いところがあるキャラクターです。
― 斎藤さんが三枚目キャラクターとは、イメージにないのですが?
斎藤 いや、僕は二枚目ではないので(笑)。
貫地谷 いやいやいや!
斎藤 いやいやいやいや・・・ホントに!自堕落な生活を送っているので、すごく共感できました。
― 自堕落な生活・・?
斎藤 それを言ったら書かれてしまうので・・・先日も、ガス代の引き落としをしていなくて朝シャワーが冷水になってしまった話をしたら記事になっちゃって(苦笑)。そういうところがあるんですよ。
― 役柄と共通するところがあると?
斎藤 玄奘はわらべ歌を使うとか、妖怪ハンターの中でもちょっと古い、笑われてしまうようなアナログなニオイのするキャラクターなのですが、私も携帯のアップデートがうまく出来ないんです。具体的に言うと、最初に入れたiTunesから更新できなくて新曲入れられないんです(笑)。最前線にはちょっといけない感じが、共感できました。
― 貫地谷さんの役柄は?共感できるところはありましたか?
貫地谷 私も妖怪ハンターで、すごく強い女性で、斎藤さん演じる玄奘に恋をする女の子の役です。強そうなところは共感できました。
― おふたりでのシーンが多いのですか?
斎藤 主軸になっているのがふたりの恋愛模様なので、多いですね。
― 収録もおふたりで掛け合いをしながらだったのですか?
貫地谷 収録は別でした。
斎藤 僕が先だったので僕は無対象というか、(オリジナル版の)スー・チーさんの声に対してリアクションせざるを得ない状態でした。さっき初めて聞いたのですが、貫地谷さんはすごくお上手で凄いですね!
貫地谷 よく言いますね(笑)。私の時は、山寺さんなどほぼ皆さんの声が入っていましたので、やりやすかったです。
斎藤 僕は野沢雅子さんほか何人かの声は入っていたのですが、そういうプロフェッショナルな方との掛け合いのシーンになると、「もっと声を前に出さないと負けちゃう」 ということをすごく思いましたね。
― 先ほど、斎藤さんは走り去るシーンで笑われていましたが?
斎藤 移動してないのに移動している音を出すとか、不自然な感じで笑っちゃいました。それに、こうやって囲まれている中で「ハアハア」息を切らしたりして、声のお仕事ってシュールだなと思って。
― コツはあるのですか?
斎藤 逆に聞きたいですね。
貫地谷 私も映画のアフレコは初めてなので、こういう長いものを1日で録るって、すごい体力がいるなと思いました。
― 本作は、おふたりからみてどんな作品ですか?
斎藤 劇場で観るべき映画だなと思います。そこに基準をあてて作っているとすごく思いましたし、ちょっと漫画家さんに似ているんですよね。映画の現場って、その場で起きる予想出来ないことが良くも悪くもその場に宿るのですが、本作は全部作為があるというか、頭の中で出来ているものを全部忠実に再現しているクリエーターなんだなと思いました。
貫地谷 チャウ・シンチーさんらしい笑いがたくさん流れていて、お会いしたことはないですが元々すごく大好きだったので、嬉しかったです。
― アフレコでは迫って迫られてみたいなシーンがありましたが、ああいう状況に遭遇したらどう反応しますか?
斎藤 相手にもよりますが(笑)、どちらかというと、迫られるより迫りたいですよね。
貫地谷 私は、役柄とは逆がイイです!迫られたい!
斎藤 でも本作では、女性が迫ることに意味があるのですが・・・。なんすか、コレ(苦笑)?
― 貫地谷さんは、アフレコで「意気地なし、能無し、バカ、分からず屋!」というセリフが堂に入っていましたが、実生活でそのように言うことはありますか?
貫地谷 ああいう場面は、あると思います!
斎藤 あるのかよ(笑)!
貫地谷 あそこまではないですが(笑)、よく自分にああやって当たることがあります。あ~!もう、バカ!!みたいな。ありますよね?
斎藤 ああ、自分にね!それはありますね。でも、オンにはしないよね?
貫地谷 え?オンになりません??
斎藤 私はオンにはならないです(笑)。
貫地谷 私は結構あります。最近は、白いソファーにチョコレート豆乳をこぼしちゃって、もう、バカー!と思いました(苦笑)。
― では、最後にメッセージをお願いします。
斎藤 オリジナルで観られる方ももちろんいらっしゃると思いますが、良い意味で僕らはオリジナルに対抗して、負けじと魂を宿していますので、見比べて楽しむということをしていただけたら嬉しいです。絶対に劇場体験しないと損する作品だと思うので、よろしくお願いします。
貫地谷 大好きなチャウ・シンチー監督作品にこういう形で参加出来たことがすごく嬉しいですし、斎藤さんとは随分前に演劇研究所にいた時からの知り合いだったので、一緒にお仕事が出来て、こうやって囲み取材を受けていることも何だか不思議な感じなのですが、こういう機会を与えていただいて良かったなと思っています。ぜひご覧ください。
『西遊記~はじまりのはじまり~』 11月21日(金) TOHOシネマズ有楽座他、公開!
"GOLDEN ASIA" 公式サイトで【第2弾】【第3弾】作品も、ぜひご覧ください!!
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西遊記~はじまりのはじまり~
★2014年11月 TOHOシネマズ有楽座他全国公開★
『西遊記~はじまりのはじまり~』本家、中国で興行成績第1位!
妖怪娯楽バトルエンターテインメント開幕
製作・脚本・監督: チャウ・シンチー
出演:スー・チー(妖怪ハンター)/ホアン・ボー(孫悟空)/ウェン・ジャン(三蔵法師)/ショウ・ルオ(空虚王子)
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