イベントレポート

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『THE ICEMAN 氷の処刑人』 公開直前イベントで、話題の "人相科学" 【緊急特別講義】が行われました!
2013年11月05日(火曜日)

今週末11/9(土)公開 『THE ICEMAN 氷の処刑人』 公開記念イベントとして、話題の最新人相科学の【緊急特別講義】が11/5(火)に日活本社にて行われました。

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1960年代から1986年までの20年間に100人以上を殺害したとされるアメリカ犯罪史上最悪の殺し屋、リチャード・ククリンスキー。最愛の妻とふたりの娘とともに幸せな生活を送り、よき夫、よき父親として近所でも評判だった彼の職業は、一流の殺し屋。依頼された殺しをTPOに合わせ、銃殺、刺殺、薬殺、扼殺 ―― と一件ずつ丁寧に遂行し続けた彼は、善悪ふたつの顔をどのように使い分けていたのか?ククリンスキーの心の闇をえぐった 『THE ICEMAN 氷の処刑人』 は、人間という生き物の大いなる謎を突きつける、正真正銘の衝撃作です。

そんな本作の公開を今週末11/9(土)に控え、最新のパーソノロジー(人相科学)の第一人者・石丸賢一先生をお迎えして "最新の人相科学で犯罪者を見分けよ!" と題した【緊急特別講義】が行われ、唯一の受講生として人相悪い芸人を代表して、野生爆弾の川島邦裕さんが登場されました!人相のプロに、川島さんはどのようなお顔分析をされるのか?映画パーソナリティ、コトブキツカサさんの進行で楽しい講義のスタートです。

― まずは、一言ずつご挨拶をお願いします。

石丸先生 はじめまして。人相科学を教えております、石丸と申します。よろしくお願いします。

川島 人相悪いと紹介されていますが、顔の中央だけ意外と可愛いと言われるタイプなので、よく見ていただければ今日は可愛さが伝わると思います。

― 川島さんご自身で 「自分は顔がちょっとコワイなぁ」 というご自覚は?

川島 中学校や小学校の周りをうろつくと、体のデカイ近隣住民の方たちが 「コイツなんや?」 という感じに集まってきますけれどね(笑)。

MC では、人相が悪かったことで何かエピソードなどはありますか?

川島 街を歩いていてもヤンキーは意外と近づいてこないですが、もう1ランク上の人が絡んでくることが(苦笑)。

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MC だってコワイですもんねぇ(笑)。

― ところで石丸先生、人相は変わるのでしょうか?

石丸先生 基本的には、変わらへんですね。唇などやわらかい筋肉のところは意識で変えることは出来ますが、骨に関してはそう簡単には変わらないですよね。

MC これまで何人くらいの人相をみられてきたのでしょうか?

石丸先生 20年で2万人ほどの統計を取っているんですね。僕自身がそんなにぎょうさん見ているわけではないですが、その2万人の統計に基づいた、間違いないと分かっている顔の構図、パーツが100項目くらいありまして、それをもとに見させていただいてます。

MC パット見の川島さんの印象は?

石丸先生 まず顎が張っている人は、どうしても怖いイメージを持たれます。顎というのは強さを表すんですね。そして首が太いということは、強さを表しているんです。"強さ" を 人は "怖い" と言うんです。

MC なるほど!一方で、川島さんも先生と初対面だと思いますが、川島さんからみた先生の印象は?

川島 まぁ・・・坂田利夫師匠。

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MC やってる、やってる(笑)。意外とそういうタイプなんですねぇ。

― では、色々とお話を聞く前に、映画の感想をお願いします。

石丸先生 この主人公の殺人者ですが、小さい頃お父さんに嫌われていたり、お父さんや弟も殺人を犯しているなどあって、恐らく 「生きるということは、殺すか殺されるかだ」 というように、男に対して心を閉ざしてしまったという印象を持ちました。ただ、奥さんと自分の子供さんに対してだけは心を開いていたんだと思うんですよね。

MC 専門家ならではの映画の観方だなと思いますが、川島さんは?

川島 ヒットマン的な仕事なので、人を殺すことで家族を養うわけじゃないですか。色々な職業があるねんなと思いました。

MC 川島さんもお笑いという、ある種人とは違った道で・・・

川島 色々な方々を笑い殺してますね。スベリ死ぬ時もありますが。スベリ死ぬ方が多いかな(笑)?

MC それでは、そろそろ特別講義にうつりたいと思います。日本で唯一公認されている人相科学者、石丸先生のパーソノロジー(人相科学)は、最新の脳科学と統計学を用いて人相で性格を推測する学問です。1920年代にアメリカの判事が犯罪者の統計を取り、顔を見ただけで犯罪内容を推測できるようになったそうなんですね。現在では65項目の法則がみつかっていると。では、早速本作のモデルであり、実在したリチャード・ククリンスキーの顔をまず分析していただきたいのですが、こうして写真を並べてみると川島さんと若干かぶっているというか・・・

川島 近いっちゃ、近いですね(苦笑)。

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MC ククリンスキーの顔から、どういった判断が出来るのでしょうか?

石丸先生 まず誤解されないようにお伝えしとかなあかんのは、犯罪顔があるワケじゃないんですね。自分の欲望を抑えられなくなって犯罪を犯す可能性は、誰にでもあるんです。ただ、犯罪を犯すパターンは、顔の形によってだいたい分かってくるんです。ククリンスキーさんのように無情で冷酷な犯罪者は、人と共感することがないから次々と人を殺せるんです。共感する心がない人は、目じりにシワがないというところに特徴が現れることが多いです。普通、小学生は目じりにシワは出来ませんが、お年寄りにはあるでしょ?人生を経て、人のことが分かるようになるんですね。そういう共感性があると、だんだん目じりにシワが寄ってくるわけです。よく女の人は目じりのシワを嫌がりますよね?でも、シワの本当の意味は 「人と共感する能力があるよ。よく人生を生きてきましたね」 という意味なんですね。ククリンスキーさんは、心を閉ざして共感する機能をストップしてしまったので、それが顔に表れているんですね。それがまずひとつ大きな特徴だと思います。

MC なるほど!続いては、川島さんのお写真から何か分かることはありますか?

石丸先生 川島さんは、頭の後ろの方が高いですね。前の方が高い人は、考えすぎるくらいよく考えるんですね。後ろが高い人は、行動するんですね。悪く言うと、考えずに行動します。だからお笑いも考える笑いじゃなくて、体で勝負するというような・・・

川島 考えてますけど(怒)?

石丸先生 ハハ(笑)。それから、耳の位置が後ろにありますでしょ?これは芸人さんに向いているんです。

川島 おっ!マジっすか?!

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石丸先生 「今、この瞬間目立つ」 ということにエネルギーが向くようになっているんです。耳が前の方にある人は、後ろにいて人を操るような仕事をするんですね。ククリンスキーさんも耳が後ろですよね。犯罪の実行犯というのは、だいたい耳が後ろにあるんです。犯罪を命じる側の人は、耳が前の方にあります。

川島 へぇ~!

MC 川島さん、今の先生のお話を聞いた率直な感想は?

川島 ゆくゆくは、命じる側になりたかった・・・

MC 犯罪者のくくりで話してます(笑)?

川島 いやいや(笑)。犯罪じゃなくて、社長とかなりたいじゃないですか!

MC 芸人さんで言うならば、MCの立場?

川島 そうそう!でも耳が後ろにあるさかい、仕切ることは無理なんですね?

石丸先生 これから人生経験を経ていく中で、耳はだんだん前にきます。

川島 動いてきます?そうなんですか?!へぇ~。

石丸先生 赤ちゃんは、全員耳が後ろの方にあるんです。人生経験がないから。

川島・MC ほ~!

石丸先生 だんだん人生を経るにつれて耳が前にいき、最後は顔の前に出てしまいます(笑)!

川島 なんでやねん!何言っとんねん!

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MC ところで、今日お集まりの取材陣の方をパッと見回して、この顔は・・・という方はいらっしゃいますか?

川島 マズイ顔の人ねぇ~(笑)。

石丸先生 先ほども言いましたように犯罪顔というのはなく、全ての人が犯罪者になりうるワケですが、ワシ鼻の人はお金に興味がある傾向があります。それから耳珠が横に出ている人は、とにかく所有欲が強いんですよ。そういう人は自分をコントロールできないと人のモノやカネが欲しくなるので、そういった犯罪を犯しやすい。申し訳ないのですが、川島さんが陥りやすいのは・・・性犯罪ですね。

川島 ウソでしょ?!

石丸先生 首の太い人は、どちらかと言うと愛というものは体の関係だとしか思えない傾向があります。自分をコントロールしなかったら欲望を抑えられず、犯罪を犯す可能性がありますので注意してください。

MC 行動派ですからね!

川島 たしかに・・。

MC では、この中でこの人は・・・という方をみつけるのは難しいですよね?ん?先生、見てますよ?皆さん、目線を逸らせないでくださいよ~。

石丸先生 黒目が上に上がっている人は、ストレスが多くなっていることが多いんですよ。するとストレスから犯罪に走る可能性はあります。(じーっと見回して、ある方に目をとめ)ちょっと気をつけた方が良いかもしれませんね。少し目が疲れておられるのかな?と思ったものですから。

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川島 たしかに犯罪者顔ですねぇ!

MC やめなさいよ(笑)。先生の話を聞いて、川島さんが思うアブナイ顔の方は?

川島 この人が?という意外なパターンがあると思うんですよ。ん~、三列目の一番右のメガネかけた方!

MC 全然そんなふうに見えませんが、媒体はどちらで?

取材者 吉本です(笑)。

川島 えー?!帰れ!

MC 帰れじゃないですよ(笑)。

― ところで、ご自身でチェックできる代表的な犯罪者の顔の特徴と犯罪内容の項目をあげていただきましたので、先生から簡単にご説明いただけますか。

石丸先生 先ほども少し触れましたが、ワシ鼻の方は人間よりも数字、つまりお金に興味があるんですね。「人間の価値というものは、数字で表せる」 と思って犯罪に走る傾向が高いんです。会社の経営者のような人はワシ鼻の人が多いのですが、それは良い方に向いた時で、良くない方に向くと 「人のカネでも良いから欲しい!」 と、カネのために動く傾向があるわけですね。犯罪者は、総じてワシ鼻が多いですね。また、下あごが張っている人はケンカの強さを持っているので、それがコントロールできないと、殴る・蹴る・殺すという方向に行くわけです。目と目の感覚が狭いというのは、目と目の真ん中にひとつ目が入るかどうかで、入らなかったら狭いということになりますが、こういう方は良く言うと感情の反応速度が速いんですね。仕事もある程度早くできたりするのですが、すぐキレるんです。

川島 スイッチがすぐに入っちゃうんですね?

石丸先生 でも実は、広い人でも犯罪を犯す傾向のある人がいます。それは、広い人は感情の反応速度が遅いので、ムカッときてもすぐには反応しないのですが、何度も何度も言われると溜まってくるんですね。

川島 ねちっこいんだ?

石丸先生 溜まってきた時に爆発するのは、目と目の間が広いタイプと判断しています。そして耳が前の方にある方は、過去にされた嫌なことをしっかり覚えていて、その恨みで犯罪に入る傾向があります。

MC 犯罪者のそういった特徴を踏まえて、こちらの絵をご覧ください。こちらは、この講義を受ける前に川島さんが想像で描かれた犯罪者の絵ですよね?

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川島 趣味で、空想で犯罪者の絵を描いているんですよ。こんな感じの絵がたくさんあるのですが、その中から選りすぐりの3つを持ってきました。

MC 先生、いかがですか?

石丸先生 ワシ鼻になってますし、下あごが張っていて、首が太いので性犯罪顔ですね。目と目の感覚も狭い人が多いので、キレやすいですねぇ。耳の位置は横顔じゃないので分かりにくいですが、どちらにしても犯罪者の傾向が出ていますね。

MC 犯罪者に多い人相がたいへん当てはまっていますが、本当に先生のレクチャー前に想像で描かれたんですよね?

川島 はい。もうだいぶ前に描いたものです。

MC この絵のお三方には名前もついていますが、川島さんの中ではストーリーもあるんですか?

川島 そうですね。こういう殺人を犯したというストーリーがあります!まず、彼は軍隊におったんですよ・・・(ストーリーを熱弁)

MC 全部想像ですよね?一人目でコレだけ長いと、時間押しちゃいますが?

川島 ホンマですか?1時間いただけません?

MC いやいや(苦笑)。それは単独ライブでお願いします。

川島 では、簡単に言うと・・・(残りふたつの絵の人物のストーリーも熱弁)

MC 川島さん、あの・・・3人とも基本的に性犯罪ですね?川島さんの中でそういう妄想が?

川島 ・・・語らん方がよかったですね(笑)。

MC 先生、この3つの絵から 「川島さんとはこういう人だ」 という総評をお願いできますか?

石丸先生 この絵にも表れているのですが、アーティストとしての才能を実はお持ちなんですね。だから芸人としては花開かないかもしれませんが、アーティストとしては・・・

MC 先生、もう開いてるんですよ!開いてなかったら、この場にいませんから(笑)。

川島 よかったわ、年上で。年下やったら(怒)・・・!

MC あ、行動がちょっと出てますよ!

川島 あっ、行動が出てましたね(笑)。

石丸先生 芸人としてよりも、アーティストとしての部分を活かされた方が良いと思いますね。耳のここの形がきれいな方は、音感が特別良かったりするんですよ。アートの才能があるんですよ。これは普通の人は中々もてないですし、鍛えても出来ませんのでね、生まれ持った才能なんですね。

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川島 マジですか?素晴らしい。ありがとうございます!

石丸先生 あとはしっかりした顎ですから、強さとエロを追求しながら目立つことをやっていく芸人として大成していただくのがベストだと思います。

川島 エロを追求しながら目立つ・・・難しいな。

MC まぁ、今の道を突き進めということじゃないですかねぇ(笑)。

― 最後に、もう一言ずつ本作のみどころをお願いします。

石丸先生 家族に対しては愛があり、一般の人に対してはただの殺人鬼であるという、このコントラストが本作のみどころだと思います。楽しんでご覧ください。

川島 意外と泣けちゃったりするセンチな感じでもある作品で、ただの殺し映画ではなくヒューマンな感じもありますので、よかったらご覧ください。

MC 本当にその通りで、100人を殺した男などと言うと男性が好んで観る映画かなと思ってしまいますが、描かれているのは家族愛という視点もあり、女性やカップル、そしてご家族で観られる映画だと思いますので、よろしくお願いします。

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THE ICEMAN 氷の処刑人

★2013年11月9日(土) 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー★

『THE ICEMAN 氷の処刑人』

100人殺した男

監督:アリエル・ヴロメン

出演:マイケル・シャノン ウィノナ・ライダー レイ・リオッタ クリス・エヴァンス ジェームズ・フランコ

© 2012 KILLER PRODUCTIONS, INC.



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