いよいよ今週末8/17(土)より公開となる家族再生の物語 『スマイル、アゲイン』 の公開記念トークイベント付試写会が、8/12(月)に行われました!
『スマイル、アゲイン』 は、親子の絆を描いた奇跡の実話 『幸せのちから』 で世界中を感動の渦に包んだガブリエレ・ムッチーノ監督が、今度はスポーツの世界を舞台に、ふたたび親子と家族の絆を描くハートフルヒューマンドラマです。
親子の絆がテーマのひとつである本作の公開をいよいよ今週末に控え、二児の母であるタレントの山口もえさんと、本作でジェラルド・バトラー演じる主人公ジョージが元サッカー選手という設定にちなみ、サッカーを通して子供の成長をサポートする 「サカイク」 が運営するジュニアサッカースクールのコーチである須田敏男さんをお招きして、公開記念トークイベントが行われました。
― まずは一言ずつご挨拶をお願いします。
山口 皆さん、こんにちは。『スマイル、アゲイン』 は、笑いあり、涙ありの映画です。ぜひ夏休みの思い出にしてください。
須田コーチ 皆さん、こんにちは!有名な芸能人の方が出てくるかと思いきやしがないサッカー指導者ですが(笑)、楽しく映画を観ていただければと思います。よろしくお願いします。
MC 今日は映画の見どころとともに、サッカーの素晴らしさについても色々とお聞かせいただければと思います。
― 映画をご覧になって、いかがでしたか?
山口 ジョージ役のジェラルド(・バトラー)さんですが、プロのサッカー選手の方がこの役をやっているのかと思うくらいサッカーがお上手でした。よほど練習されたのだろうなと思って、ちょっとジョージに惚れちゃいそうになりました。元プロサッカー選手の役ということでサッカーの技も上手なのですが、女性を虜にするあま~いマスクだったり、女性が放っとかないような魅力を持った男性なので、近所のいたらドキドキしちゃうだろうからイヤだなと思いました(笑)。
MC たしかにこんなに素敵な人に会うかもと思ったら、ご近所でもあまり気楽には出かけられないかもしれませんね。
山口 「眉毛は描いていこう」 と思うかもしれないですね(笑)。
― 本作では、「父と子の絆」「家族の繋がり」 もひとつ大きなテーマとなっていますが、山口さんはお仕事と育児の両立で、大変だなと思うことはありますか?
山口 16歳からこのお仕事をしているため、お仕事をしていない自分は想像出来ないので 「仕事と育児の両立」 は大変なのでしょうけれども、「これが私の生き方なんだ」 と思っていて、そんなに大変だなと思ったことはないですね。ただ、子供が熱を出して 「今すぐ迎えに来てください」 という時に例えば福岡にいたりすると 「福岡から東京までは歩いて行けないな。今すぐ駆けつけたいけど、行けないな・・」 というくやしい思いをしたことはあります。先日(地震の)誤報がありましたでしょ?あの時にちょうど新幹線に乗っていたのですが、停電して緊急停止してしまったんですね。その時に乗っていた他のお客さんが「あ!地震速報だ!」と仰ったのを聞いて、「私、ここからどうやったら子供たちに会いに行けるだろう?何日かかるだろう?」 と思いました。
MC やはり一番にお子さんのことを考えてしまうんですね。
山口 そうですねぇ。
― ところで、この映画の中に育児のヒントのようなものはありましたか?
山口 サッカー教室で頑張る子供たちの試合を親御さんたちが観に行くのですが、子供たちが戦っている姿をみている親御さんたちが生き生きしているんですね。あの一体感をみたら、スポーツを小さい頃に教えてもらって、親が観戦して子供を応援するというのはいいなと思いました。
MC 試合というものを通じて、プレイするお子さんと応援するご家族の気持ちがひとつになっていく瞬間がやはりあるのでしょうか?
須田コーチ 子供たちが毎日厳しい練習を重ね、家に帰ったらすぐに寝てしまう。そんな姿を見ていると、親御さんも何とかこの子のために協力したいという姿勢になるのだと思いますね。それが応援という形で現れるのではないかと思います。
MC そうすることで家族の会話も増え、コミュニケーションも深くなっていくのでしょうね。山口さんも、お子さんにサッカーをやらせたくなりましたか?
山口 うーん・・・・・・・。
MC 須田コーチが 「あれ?!」 という表情をされています(笑)。
山口 何か没頭できたり集中できるような 「自分のやりたいこと」 はやってもらいたいなと思いますが、「サッカー選手になってほしいから、サッカーをやって」 と言うのは違うかなと思うので 「ボク、サッカーやりたい!」 と言ったらですかね。今は、おうちにあるDVDをハンドル代わりにして 「ブー、ブー」 と車の運転をしている時期なので。あとは・・・サッカー選手向きではない脚の長さかな。ちょっと、胴が長いかなぁ(笑)。
MC 2歳とお聞きしたのですが、2歳だったらまだ分かりませんよね?
須田コーチ 全然わからないですね。で、サッカー選手はだいたい脚が短いです(笑)。
山口 そうなんですか?!皆さんは、何歳くらいからサッカーをはじめられるんですか?
須田コーチ 早い子だと、3歳くらいから始めています。
MC なでしこジャパンの活躍もありますし、男女問わずサッカー人口が増えている印象がありますが?
須田コーチ 実際にどれくらい増えたかは分かりませんが、増えていると思います。いま選手の数が95万人くらいいるのですが、これは日本サッカー協会に登録されている人数で、登録しない子供の数もたくさんいるので、実際の競技人口はもっともっと多いと思いますね。
MC サッカーをすることで、子供たちはどんな能力が伸びていったりするのでしょうか?
須田コーチ 多岐に渡っているのですが、まずは誘惑してくる女性をどうやってあしらうかという能力が・・・
山口 本当ですか(笑)?!
須田コーチ 冗談です(笑)。映画をご覧いただければお分かりになるかと・・・。「豊かな心」 を育むことが出来るかなと私は思います。サッカーに限らずスポーツや芸術というのは正解のないもので、失敗の繰り返しの中で答えを導き出していくものだと思うんですね。サッカー界では19歳くらいまでが育成の年代と言われているのですが、私は、「間違いや足りないものを自分の中で認め、それを伸ばそうとする努力をする人を導く、育む年代」 だと思っています。私もそれに注意してやっているのですが、努力する人というのは、自分より能力の高い人に対して妬んだり、ひがんだりということを絶対にしないですね。「ボクもああいうふうになりたい」 と思って努力します。そして能力の下の子に対しても 「大丈夫。人間やれば出来るんだ」 という感覚で見ようとする心が芽生えてきます。サッカーやスポーツというもので、そういった能力が身に付くのかなと私は考えています。
MC ひとつのことを一所懸命にやることで、芽生えてくるものがたくさんあるのでしょうね。
― サッカーを通じてコミュニケーション能力を高めたり、家族の繋がりがより深まるところも魅力だと改めて感じることが出来ますが、山口さんはお子さんとどのようにコミュニケーションをとっていらっしゃいますか?
山口 この場で寝っ転がってどうやっているかお見せしたいくらいですが(笑)、膝の上に子供を乗せて 「高い高い」 したり、片腕で抱っこしてクルクル回したり、子供が喜びそうなことをたくさんしますね。子供がじゃれて来る時は、どんなに疲れていても、どんなに今やらなくてはならないことがあっても 「子供とのスキンシップを一番に」 と心がけています。自分の心に余裕がない時にじゃれて来る時もあり 「後にしてほしいな・・」 と思う時も正直ありますが、その時も 「今はこの時間の方が大事」 と思って、スキンシップを一番にしています。
MC そうすると、お子さんにとっても安心でしょうね。
山口 そうですね。6歳と2歳の子なのですが 「私、こんなに人気者なの?」 と勘違いしちゃうくらい私を取り合いっこしてくれるので、すごく幸せだなと思います。「抱っこ!抱っこ!」と来られると、「私モテてるんだな」 と思って抱っこしています。
MC 6歳のお子さんは、もうだいぶ重くなってきたのでは?!
山口 私、今日長袖を着ていますが、脱いだら凄いんです(笑)。筋肉いっぱいです。脚も 「高い高い」 で持ち上げるのに鍛えていますし、私は 「ナチュラル筋トレ」 と言っているのですが、せっかくなら子育てしながら自分もハッピーになれたらいいなと思うので、「高い高い」 をしながら太ももとお尻を鍛えたり、抱っこで上腕筋を鍛えたりしています。
MC 子育てはシェイプアップも兼ねているんですね!須田コーチはお子さんと一緒にサッカーをなさるのでしょうか?
須田コーチ はい。実は失敗した選手もたくさんみていたので、サッカー選手にはなってほしくないなと思っていたのですが、サッカーを始めましたね。
山口 お上手ですか?
須田コーチ そうですね・・・たぶんメッシと同じくらいになるのではないかと(笑)。
MC お子さんがサッカーを始められたことで、親子関係で何か変化があったことはありますか?
須田コーチ もえさんと一緒ですが、スキンシップをはかってコミュニケーションをとっていく数が増えたと思います。
― 山口さんは、お子さんと一緒にサッカーやスポーツなどを一緒に楽しんでくれるジョージのような男性がそばにいたらいかがですか?
山口 そうですね・・・ジョージはちょっと心配なので、ジョージじゃない方がいいかな。それにしても、この映画でジョージを誘惑する女性たちが豪華で、私がジョージ役をやりたかったなと思うくらい(笑)。観ていてスカッとするところもありますし、女性の心を鷲づかみにするジョージが素敵だなと思いました。でも、近所にいたらイヤですけどね(笑)。
MC ちょっと離れたところから見ていたい人という意味では、映画で観るというのはピッタリかもしれませんね。
山口 そうですね!それから、ジョージがどんどん成長していく姿もすごく見どころだと思います。
*トークショー後の囲み取材では、改めて本作のおすすめポイントや見どころなどをお聞きしました*
― 改めて映画はいかがでしたか?
山口 まずは出演されている方が豪華で、それだけでも素敵な作品なので、たくさんの方に観てもらいたいなと思います。この映画では、ダメだったお父さんと新しい人生を歩んでいるお母さんがいて、やはり女性ってたくましいなと思いましたね。男の人はちょっと過去にすがりながら生きるところがあるのかな。それから、仕事ばかりに忙しくて、子供と接することがあまりないお父さんがいっぱいいらっしゃると思うんですね。そんな方にぜひ観てもらって 「今日はちょっと家族サービスしようかな」 と思ってもらえたらと思います。一度立ち止まって、自分の人生を振り返るチャンスに良い作品なのではないのかなと思いますし、何か心に響くものがあるのではないかなと思います。今日も、お盆だけど皆さんお仕事しているでしょ?おうちに帰ったら、ちゃんと家族サービスしてくださいね。
すべての大人たちに贈る家族再生の物語 『スマイル、アゲイン』 の公開は、いよいよ今週末 2013年8月17日(土)。
豪華スターの競演と、世代を問わず笑って泣けるハートウォーミングなヒューマンドラマの公開を、楽しみにお待ちください!
スマイル、アゲイン
★2013年8月17日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー★
『スマイル、アゲイン』そばにいるのに届かない、いちばん大切なもの。
【監督】 ガブリエレ・ムッチーノ
【出演】 ジェラルド・バトラー ジェシカ・ビール ユマ・サーマン キャサリン・ゼタ・ジョーンズ デニス・クエイド ノア・ロマックス
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