伝説のアニメ待望の実写映画化 『ガッチャマン』 がついに完成!
2013年07月16日(火曜日)

  

来月 8/24(土)より全国公開となる映画 『ガッチャマン』 が完成し、"ガッチャマン" を演じた松坂桃李さん、綾野剛さん、剛力彩芽さん、濱田龍臣さん、鈴木亮平さん、そして佐藤東弥監督による完成披露記者会見&舞台挨拶が、7/16(火)に東京国際フォーラムで行われました。

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1972年に放送がスタートし、平均視聴率21%、シリーズ最高視聴率27.1%という驚異的な数字を記録した伝説のTVアニメ 「科学忍者隊ガッチャマン」 が、40年余りの時を経て、人気・実力を兼ね備えた若手俳優陣により実写映画 『ガッチャマン』 として待望の復活を遂げます!

アニメ 「科学忍者隊ガッチャマン」 をリアルタイムで観ていない世代のキャストの皆さんに対し、メガホンをとられたのは、子供時代にリアルタイムでTVアニメ 「科学忍者隊ガッチャマン」 を楽しんでいた世代の佐藤東弥監督。この皆さんが、どのようにガッチャマンの世界観を作られたのか?作品に対する思いや、アクションシーンでの苦労話などを語ってくださいました。

■■完成披露記者会見■■

― まずは、監督からご挨拶をお願いします。

佐藤監督 実写版 『ガッチャマン』 監督を担当しました佐藤東弥と申します。本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

― 監督ご自身も、TVアニメ 「ガッチャマン」 の大ファンだそうですね?

佐藤監督 リアルタイムで観ていた世代です。それまでアニメというと 「子供が観るもの」 という雰囲気が強く、小学校高学年になってアニメを観ていると 「おかしいんじゃない?」 と言われていたような時代に、とっても面白く、「これは大人が観ても良いものだ!」 と思わせくれた最初のヒーローものだったような気がします。それを今回実写化出来て、嬉しい気持ちでいっぱいです。そういった思いを作品のあちこちに込めました。

― ここにいらっしゃる5人の若手実力派のキャストの皆さんは、監督の目からご覧になっていかがでしたか?

佐藤監督 綾野くんは、編集でみる度に、ワンカットたりとも手を抜かずに全身全霊で取り組んでいるところが本当に凄いなと、何度も何度も思いました。剛力さんは、とにかくアクションが凄いのでビックリしました。顔がみえるヒーローものって、実はそんなに数がないんですね。何故かというと、やはり俳優本人がアクションを演じるというところで避けてきたところがあるんですよ。僕はもちろんどのカットが本人で、どのカットがスタントか把握していますが、剛力さんは本人がやっているアクションの数が凄いので、ビックリしてしまいます。鈴木さんが演じた竜のキャスティングは、実は悩みました。原作では体型に非常に特徴のあり、温かさであったり可笑しさといったものを大事にするキャラクターで、誰にすべきか悩みに悩んで鈴木さんにお願いしたのですが、結果的に竜が一番原作に近いキャラクターになったのではないかなと。鷹揚さと言いますか、温かみと言いますか、とてもとても素敵な竜を演じてくれたなと思います。

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濱田くんとは初めての仕事だったのですが、芝居がすごく自然な方でした。たぶん今成長期の真っ只中で、ガッチャマンの中にいる濱田くんは、もう二度とこの世に存在しない貴重な一時期の濱田くんなんですね。それを映画の中に写し撮れて、本当に良かったなと思います。そして、松坂くんに託したヒーロー像というものがあります。「ごく普通の人間が、ある機会を与えられた時にヒーローになる」 ということをやりたかったんですね。それは、この企画進行中に3.11があり、「いったいこれからどういうヒーローを、僕たちは求めていくのだろう?」 と考えた時に、大袈裟な思想や信条などではなく 「普通の人が役割を与えられた時、その役割を果たす」 ということを託したヒーロー像を作れないかと思い、そのことを松坂くんがすごく巧く演じてくれていて、とても素敵な大鷲の健になったと思っております。

― 監督からの熱いメッセージを受けて、キャストの皆さんからも一言ずつご挨拶をお願いします。

松坂 大鷲の健を演じさせていただきました、松坂桃李です。今の監督の言葉に感動して、すごくグッときました。グリーンバックでの撮影が多かったのですが、監督の言葉の中にあるヒントを手繰り寄せ、僕らが自分たちで作っていったガッチャマンの世界観というものが、出来上がった映像を観終わった時に 「間違っていなかったんだな。全員が最後まで、この作品のために同じ方向を向いていたんだな」 と強く思い、ものすごく感動して隣に座っていた監督と黙って握手をしました。それくらい観る人がグッとくるような作品になっていると思うので、この 『ガッチャマン』 の良さをこれから観ていただく方々に伝えていきたいなと思っています。

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綾野 ジョー役を演じました、綾野剛です。スクリーンに映し出される 『ガッチャマン』 というタイトルから、「真っ直ぐに王道を行きます。私たちは変化球も投げず、奇をてらわず、ただただ真っ直ぐこの作品を皆様に届けます」 というメッセージのようなものを感じました。観終わった後は遊園地に行った後のような爽快感があり、そういったところをたくさんのお客さまと一緒に体感できると思います。そのように皆さんと一体になれる世界観を生み出してくれた監督に感謝していますし、一緒に形に出来たスタッフ・俳優陣みんなに、改めて感謝したいと思っています。

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剛力 ジュン役を演じさせていただきました、剛力彩芽です。私は紅一点ということで、「女性の変幻」や 「人間が戦っている」 ところを大事にしたいと思いました。また、健に恋心を抱いている点では普通の女の子だというところを丁寧に描きたいなと思いました。完成した作品は想像を超えるくらいCGが素晴らしく驚きを隠せないほどですが、その中でもスタッフさんの熱い思いやそれに応えたいという私たちの思いが、全て詰め込まれた作品になったのではないかなと思っています。これから公開していく中で、私自身どういう思いでこの作品に挑んだのか、どういう思いを伝えたらいいのか、出来るだけ丁寧に話していけたらいいなと思いますし、うまく伝わったらいいなと思っています。

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濱田 甚平役を演じさせていただきました、濱田龍臣です。撮影の時は後ろにあるGスーツを着て撮影したのですが、監督がおっしゃったように今成長期真っ只中で身長が伸びていて、さっきGスーツと並んでみたら目の高さがまったく違っていて「もう着れないな・・・」と感じました。この映画は仲間との友情や様々な人の感情などが描かれていて 「人間とは何なのか?」 というようなことも描かれている映画だと思うので、そういうことを考えながら、またCGの凄さを感じながら、様々な世代の人に観てもらいたいなと思っています。

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松坂 (物凄く感心しながら)しっかりしている!そのまま育ってほしいね。

綾野 そうだね。「人間とは・・」すごいなぁ。悪い大人に染まらないでほしいね。

松坂・綾野 お願いします。 

MC そのやり取りが、妙に悪い大人に見えてしまうのですが(笑)。

鈴木 竜役を演じました、鈴木亮平です。僕らは "ガッチャマン"世代ではないので 「みんなが納得するようにどう演じるか?」 が、ひとつの大きなハードルでした。特に僕は原作のキャラクターと姿形が全然違うので、そこが正直プレッシャーでした。何度もアニメを観返して思ったのは、竜というキャラクターのエッセンスというか読後感みたいなものを、映画を観終わった後に 「ああ、間違いなく竜だったな」 と感じてもらえれば、ある意味成功かなと思っておりました。そういう意味で、先ほどの監督の 「竜はとても原作の竜と近かった」 という言葉を聞き、今すごく感動しています。それは僕自身も映画を観て思ったことで、"ガッチャマン"の設定やキャラクターはすごく変更されているのですが、観終わった後に 「これは、間違いなく"ガッチャマン"だ」 と思いました。監督はオタクで、どんなマニアな話をしても全部知っていて、たまについていけないくらいです(笑)。あるひとつの設定について質問すると、裏設定みたいな答えがブワーッと返ってくるくらい"ガッチャマン"を愛し、また映画の世界観を構築してきた監督だけあり、さすがにスピリットみたいなものが共通していて「間違いなく"ガッチャマン"だ!」と思ったことに、すごく感動しました。

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綾野 監督から演出を受ける時、いかに監督に火をつけずに冷静に演出していただけるかを考えていましたよね(笑)。

MC それを聞いて、監督いかがですか?

佐藤監督 実は、映画の中で描いているのはほんの一部分で、本当にたくさん色々なことを考えたんです。『スターウォーズ』 のように言ったらエピソード4くらいまで(笑)、ひとり一人の裏ストーリーや過去・未来の話などを結構考えたんですよ。それを出せなかったのが悔しいという話ではなく、背景にそういうものがあるんだということを感じて観ていただけるとより楽しめると思いますし、それぞれに色々なことを想像して観ていただけると、より楽しめるのではないかなと思っております。

― "ガッチャマン"を演じることが決まった時の率直なお気持ちをお聞かせください。

松坂 僕はこのお話をいただいた時 「実写化出来るのかな?」 と思いました。もちろんリアルタイムで観ていませんが、父親も世代なので存在は知っていましたから、「実写とCGで、どうやって映像化するのだろう?」 ということが頭をよぎりました。しかし、作品に入る前に監督にお会いしたところ 「原作の"ガッチャマン"は気にしなくていい。僕らが用意する」と言われ、色々な資料を見せてくれました。その監督の姿をみた時に 「この監督の熱い思いと同じ熱の高さでいけば、間違いない」 と思いました。それで先ほども言いましたが、完成した作品を観終わった時、迷わず監督とガチッと握手をしました。たまらなかったですね。早く観てほしいです。

綾野 今回のジョーは日系イタリア人、ジュンは日系アメリカ人など、原作の再現度だけで言うなら非常に肩身が狭い印象を受けたのですが、監督は 「原作の"ガッチャマン"はあの時代を象徴し、その背景にある社会問題などにちゃんと寄り添っていたので、40年たった2013年という今の時代にウケる"ガッチャマン"像を作りたい」 と仰っていました。原作の完成度ということではなく、原作からいただくエッセンスやアイデアみたいなものを僕たちが具現化して今の"ガッチャマン"の世界観を創るんだという監督の熱意が全員にのりうつっていたのを感じていたので、台本も客観的に読むことが出来ました。また 『ガッチャマン』 という作品において、日本のVFXの技術がここまで向上したんだという実感が湧き、本作が今後の日本映像界の少しでも糧になればと思います。

剛力 人気アニメが原作の作品に出させていただけるのは凄く嬉しいと思ったのですが、日系アメリカ人という設定は 「どうしよう・・」 と思いました。また、原作ではジュンはミニスカートで戦っているのが印象的だったのですが、最初に監督からお話をいただいた時 「みんなが着るスーツを作る」 と聞いていたので、そこはホッとしました。しかし 「ジュンはミニスカートなの?」 と聞いてくださる方が多く、私の父も世代で大好きらしく 「ミニスカート?」 と聞いてきたので、「じゃないんだって!」 と伝えたところ、ちょっと悲しそうな顔をしていました(笑)。また、ジュンのカッコよさや女性らしさをどのように見せていけば良いだろうかという点は、監督から裏設定なども色々聞かせていただいていたので、すんなり役作りに入っていけましたし、「ハーフということは気にしなくていいよ」 と言ってくださったので、すごく安心しました。

松坂 安心するよね。監督が持っている空気感というのが安心させるというか。

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剛力 そうですね!大変アニメファンの監督ですが、この映画 『ガッチャマン』 では 「オリジナリティあるものを作っていく」 と言ってくださり、それが一番安心できる言葉で 「監督について行けばいいんだ」 と思いました。

綾野 本当の意味で、総監督でしたね。俳優部側にも寄りすぎず、各部側にも寄りすぎず、常に真ん中に立って全体を俯瞰していて 「本当に総監督だな」 と。監督の中にも役者寄りの監督もいれば、スタッフ寄りの監督もいて、それは良し悪しではなく、現場の空気感だったり作品によってはあって良いことだと思うのですが、佐藤監督は完全に総監督を常にやられていましたね。

MC 40年の時を経て復活という皆さんの不安を払拭してくださる存在が監督だったようですが、皆さんの中では濱田さんが一番原作の"ガッチャマン"を想像できないお年頃だと思いますが、どのようなお気持ちでしたか?

濱田 アニメがあることは知っていたのですが、原作も観たことがなく、どういうストーリーなのかもあまり知りませんでした。監督とお会いした時に 「世界観はアニメのものではなくて、作るから大丈夫だよ」 と仰ってくださったので僕はアニメを観なかったのですが、現場に入るとまだ完全ではないのですが、何となく世界観みたいなのが出来ていて、それにちょっとずつ僕たちが芝居を入れることによって新しく道が開けるというか、そういうふうにどんどん積み重なって世界観が出来ていくのを現場で感じられるのが凄く楽しかったですし、"ガッチャマン"をやれて良かったなという気持ちです。

MC 皆さん、今のコメントはいかがでしたか?

松坂 素晴らしいです。

濱田 ありがとうございます(照)。

鈴木 この後にコメントするの、凄くやりづらい(笑)。

綾野 だろうねぇ(笑)

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MC では、鈴木さんお願いします。

鈴木 先ほども言った通り「"みみずくの竜" というキャラクターを、僕が演じることが出来るのか?」 というのが最初に心配していたことだったのですが、台本を読むと僕が観たアニメの"ガッチャマン"のイメージよりもだいぶ大人も観られる作品になっていて、「戦うことに意味があるのか?」 ということや 「復讐の連鎖」 や 「違う種族間で憎しみ合うこと」 に対して深く掘り下げており、台本からそういったテーマを読み取った時に、「こういうテイストでいくのであれば、自分でも "みみずくの竜" が出来るかもしれない」 と思いました。特に初めて監督とお会いした時に、Gスーツのデザイン画を見せていただき、これも僕の観たアニメとはだいぶ違う世界観だったので、「これであれば、僕なりの竜でこの世界観に貢献できるかもしれないな」 と思いました。

― 監督が考えるこの作品ならではの "ガッチャマンらしさ" は、どういうところですか?

佐藤監督 まず"ガッチャマン"を映像化しようとした時 「完全コピーをする」 か 「要素だけを残してオリジナルで作る」 かという選択肢があり、後者を選びました。最終的に観終わった時に 「あぁ、ガッチャマンだ」 と思ってもらえればいいなと思い、変えるところは大胆に変え 「ガッチャマンのイメージや僕たちがガッチャマンに託したものは何なのか?」 をちょっと意識しつつ、変えることを恐れずにやっていくという作り方をしました。具体的にこの要素とこの要素が"ガッチャマン"の要素だと一言で言うのは難しいのですが、僕が一番拘ったのは、CGも素晴らしいし、造形も素晴らしいし、アクションも素晴らしいのだけれども、「最終的に物語の中の登場人物が、人間としてそこに存在するかどうか」 というところだと思うんですね。最初に綾野くんとお会いした時、台本を読んできた綾野くんが「この人物は、人間としてのリアリティを追求するのか、それともこの物語の中の像としてのリアリティを追求するのか、どちらを選びましょうか?」 と聞いてきて、「それは後者だよね」 という話をお互いにしました。これはジョーだけでなく、出演者みんなに言えることなのですが、「この物語の中の登場人物として、いかにそこに存在するか」 ということを常に考えて演じてくれて、そのことがこの映画を成立させているのではないかなと思います。オリジナルに似ているとか似ていないとか、近いとか近くないとかではなく、僕はやはり 「劇中の人物が、そこに存在すること」 に拘りたかったし、それは十分に出来たのではないかなと思っています。

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― ワイヤーを使用したアクションシーンを演じられて、いかがでしたか?激しいアクションに関するエピソードなどもあれば、お聞かせください。

松坂 ワイヤーでのアクションシーンは僕はいくつか経験があり、その経験のお陰で今回ワイヤーに対する恐怖心などは一切なくのぞむことが出来たのですが、今回は今まで経験したことがない高さまであがったり、今までやったことのないアクションもやったので、それは非常に難しくもあり、新鮮で刺激的でした。

MC スーツを着てのアクションは、やはり違いますか?

松坂 "ガッチャマン"がスーツを着たことによる変化を体で表現しなければならず、スーツを着たことによって拳が早くなるとか、重くなるということを僕らの体で表現しなくてはいけないので、そこの難しさがありました。

綾野 スーツを着るということは今から戦いに挑むということで、"ガッチャマン"がスーツを着ると、どこか悲しみを帯びているような感覚に自分の体が変わっていく。「果たしてこれが正義なのか?」 と常に自問自答しながら戦っているのが非常に難しかったですし、撃ち抜く時は 「これが正しいんだ!」 と思って撃ち抜かなければならない感情もありますから、アクションからの感情ではなく、感情があってアクションが変わっていくという作業をみんな共通認識してきました。物理的なことを言えば、脱ぐだけでも15分、着るだけでも20分くらいかかりますから、トイレが大変でした(苦笑)。それに暑いですし、締め付けられますし、大変じゃなかったことはないのですが、これもひとつのこの世界観の絶対的に大事な形だったと思っています。

剛力 私はアクションをずっとやってみたくて、今回ワイヤーアクションもやらせていただいたので、素直に楽しかったです!初めてのことでしたので、パンチひとつでも強そうに見せるためにはすごく頑張らなくてはいけないですし、その中に女性らしさも出していきたいなと思っていて、飛び方ひとつでも変わるので、細かく指導していただきました。『ガッチャマン』 をやらせていただいたことで、もっとアクションをやりたいと思いましたので、撮影の合間には鈴木さんにパンチの指導していただいたりもしました。

松坂 本当に楽しそうだったもんね!

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剛力 すごく楽しかったんです!

鈴木 ずーっと、パンチの練習してたもんね!

剛力 ずーっと、していました。4人がすごくアクションが上手なんですよ。なのでその撮影モニターを見ながら「こういうふうに動くのか!こういうふうにパンチするんだ!」と勉強させてもらいました。

綾野 いや、ボディバランスはハンパないよ!重心を色々なところに変えられるんだよね。踵落としやった時の重心、腰じゃなかったもん!あれはやっぱり普通じゃないよね。剛力彩芽、普通じゃない(笑)。

松坂 あれを楽しみながらやるというのが、普通じゃないよね。

綾野 僕たちは年・・・いや、こっち(綾野さんと鈴木さん)は年だから大変だったのですが、隣でポジティブオーラ満開で「わぁ、楽しい!」とやっているのを観て、「楽しもう!」 と思えました。ありがとう、本当に助かった。

― CGを使った映像がとても印象的で、グリーンバックでの撮影も多かったのではないかと思いますが、グリーンバックでの撮影で大変だった点をお聞かせください。

綾野 「あそこに4キロの敵がいます」 と言われたので、「4キロって体重ですか?」 と聞いたら、「いや、全長4000メートルの敵がいます。戦ってください」 という感じでしたねぇ。

鈴木 あとは 「月です。地球です。宇宙です。どうぞっ」 みたいな(笑)。わりとざっくりした説明でしたね。僕らは見えていないので、どういう背景なのか分からないんですよ。

綾野 だから僕らは全員で緑の棒みたいなの見たりして、「棒の奥みる?どうする?」 というように全員で共通認識をもってやりました。

鈴木 「ここはコックピットです。360度空が見えます。どうぞ」 って、どういうこと(笑)?

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綾野 その時の龍臣の顔が、分かってないけど何となく付いていこうみたいな顔してて(笑)。

松坂 「重力がかかります。ワープします。どうぞ」と言われて、みんなで "グーン" と重心を倒したり。

佐藤監督 『ALWAYS 三丁目の夕日』 の山崎監督に 「グリーンバックばかりで、撮影が中々大変だ」 という話をしたところ、「それは、心の目で見れば見えるんです」 と言われたんですね。「なるほど」 と!

綾野 「なるほど!」 じゃないですよ!

鈴木 監督の見ている心の目が、僕たちと一緒とは限らないですからね。

佐藤監督 そうか!みんな違うものみてたりしてね(笑)。

綾野 脳みそは、公開できないからね(笑)。

MC 濱田さんはいかがでしたか?

濱田 本当にざっくりな説明で迷うことが多かったのですが、4人は理解していたので、教えてもらいながら付いていきました。すごく難しかったのですが、でも自分で想像した映像を後で観るとスゴイ迫力になっていたり、また作っている途中のまだグリーンバックの状態のものを観るのも楽しかったです。「CGってスゴイな」 と、改めて思いました。

鈴木 竜の役に関して言いますと、竜の衣裳がグリーンなので、5人でフワ~っと降りてくるシーンでも、実は僕だけブルーバックで別撮りなんですよ!一緒に戦っているシーンなのにすごく孤独感があって。後で合成して5人で戦っているようにするんです・・・。

松坂 気持ちは繋がっていましたよ!

鈴木 ちょっと寂しかったけど、繋がっていたかな。

綾野 繋がって・・・いたね!

■■舞台挨拶■■

MC では、上映に先立ち、舞台挨拶をはじめさせていただきます。まずは、"ガッチャマン"を演じられた5人のキャストの皆さんにご登場いただきましょう!

照明の落とされた場内で4,000名のお客さまが見守る中、サーチライトに照らされた舞台の黒幕がゆっくりと上がると、舞台上には5つのGタワーが出現。そして、それぞれのGタワーのてっぺんにはキャスト5人の姿が!

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松坂さんが立つ中央のGタワーは、高さ5メートル。その右横の綾野さんのタワーは4メートル、さらに右横の鈴木さんのタワーは3メートル。左端の濱田さんのタワーは、2.5メートルの高さ。

劇中でも見事なワイヤーアクションをこなしているキャストの皆さんですが、縦横無尽に宙を舞う"ガッチャマン"さながら、鈴木さん、濱田さん、綾野さんの順で華麗な大ジャンプを生披露。場内はお客さまの歓声に包まれます。

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そして、最後はもちろんこの人。"ガッチャマン"のリーダー健を演じた、松坂桃李さん。

「俺が見えるか?悪党ども。実体も無く忍び寄る白い影が」というセリフの後、地上3階に匹敵する高さ5メートルのGタワーから見事な大ジャンプで宙を舞い、場内の熱気は最高潮に!

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この後、一旦キャストの皆さんは舞台挨拶の準備に入り、その間に予告篇上映と佐藤監督によるトークセッションが行われました。

佐藤監督 監督をつとめました、佐藤東弥と申します。全スタッフで600名くらいいるのですが、すべてのスタッフを代表して、お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

MC この日を迎えられたお気持ちは、いかがですか?

佐藤監督 この面子(監督とMC)で4,000名の前に立つとは思わなかったのですが、これは後ろの方から怪獣が出てきて人質になるという流れですかね?などと、打ち合わせにないことを急に言ったりしてすみません(笑)。

MC いや、あるかもしれませんよ(笑)。というように、今の一言でもお茶目な監督であることがお分かりかと思いますが「ガッチャマン」 という人気アニメを実写化しようと思ったキッカケは?

佐藤監督 日本という国は、たぶん世界で一番ヒーローの数が多い国ではないかと思うんですよ。ちなみに2番目がアメリカだと思うのですが。そのわりには、あまり実写映画で正面きってヒーローを描くという作品が少なかったので、「いつかヒーローが活躍する映画を作ってみたいな」 と思っていた時に、たまたま 「ガッチャマンを映像化しないか」 というお話をいただき、「やらせてほしい!」 と立候補しました。昔のアニメーションや特撮は、どこか子供が観るものだと思われているところがあったと思うのですが、そんな中で 「ガッチャマン」 は、少し大きくなった子供や大人が観ても楽しめるようなクオリティの初めて作品だったと思うんですよね。なので、ヒーローを実写化するのであれば、この作品がいいんじゃないかなと思っていまして、本当に運よくチャンスをいただけたなと思っています。

*ここでキャストの皆さんの準備が整い、松坂さんを先頭に、綾野さん、剛力さん、濱田さん、鈴木さんの順に会場後方の扉から客席通路を通り、舞台上へと移動です*

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― まずは、一言ずつご挨拶をお願いします。

松坂 (ためてためて)ガッチャマン!(お客さま歓声)健をやらせていただきました、松坂桃李です。ついに完成しました。こうやってお客さまを前にすると、本当に嬉しい気持ちで胸がいっぱいです。ここにいないスタッフ・キャストを代表して、改めて御礼を言いたいです。今日は来てくださって、本当にありがとうございます。今日は存分に、最後の最後まで 『ガッチャマン』 の世界観に浸って帰ってください。

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綾野 (松坂さん同様ためて)ガッチャマン!(お客さま爆笑)

鈴木 約束?みんなやらなアカンの??

綾野 本人次第(笑)。

松坂 本人次第ということで、お任せします。

綾野 コンドルのジョーを演じました、綾野剛です。皆さんには、この場に足を運んでいただいたことを大変感謝しております。そして、この作品が完成したこと、監督お疲れ様でした。おめでとうございます。今日は皆さんに存分に楽しんでいただくため、僕たちもこの場を楽しみたいと思っています。ぜひ、最後までご覧ください。

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剛力 (ちょっと照れながら)ガッチャマン!(お客さま爆笑)ジュン役をやらせていただきました、剛力彩芽です。4,000名と聞いていたのですが、いざこうやって観に来てくださった多くの皆さんの前に立つと、「ついに 『ガッチャマン』 も動き始めるんだな」 と、改めて実感しました。想像を超える良いものが出来たのではないかなと思いますので、ガッチャマンの世界に浸って最後まで楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

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濱田 (笑顔で)ガッチャマン!(お客さま拍手)本日は完成披露にお越しいただき、本当にありがとございます。昨年末が撮影終わりだったのですが、こうして久しぶりに5人全員で集まって 「8/24 の公開に向けて、また 『ガッチャマン』 が歩き始めたんだな」 と思うと、すごく嬉しいです。ぜひ楽しんでいってください。

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鈴木 えー(お客さま笑い)・・・・・ガッチャマ~ン!(お客さま大爆笑&拍手)

綾野 なんで今、ちょっと横文字っぽかったの?

鈴木 予告篇の最後に流れる "GATCHAMAN" がすっごい好きで(笑)。今日はお暑い中、お集まりいただいて、ありがとうございます。映画が完成し、4,000名のお客さまを目の前にして今の感想は一言。ワイヤー飛べてよかった~(笑)!今日すごい練習したんですよ。健なんかすごい高いところから飛んだもんね。

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松坂 怖かったなぁ。

鈴木 成功してよかったです。今日は初めて皆さんに観ていただくということで僕たちもワクワクしていますし、皆さんも観る前でワクワクしていると思いますが、観た後余計にワクワクして興奮して帰ることうけ合いですので、存分に楽しんでいってください!

MC 今お話にもありましたが、何と言っても男性陣のワイヤーアクションが凄かったですが、松坂さんいかがでしたか?

松坂 そうですね。今回のガッチャマンの撮影でもワイヤーアクションは使っていましたが、今日が一番高いところから飛びましたよね、監督?

佐藤監督 そうですね。今お話聞いていると、一か八かだったんですね?ドキドキしちゃいました。

綾野 一か八かしかないですから!

佐藤監督 何で私は飛ばなかったんですかね?かなり準備してきたんですが(笑)。

MC 松坂さんは5メートルで、ビル3階分の高さからのジャンプでした。(お客さまどよめき)

松坂 さすが東宝宣伝部チームは、やることが違うなぁ。

MC 綾野さんは4メートルのジャンプでしたが?

綾野 悪い大人ばっかりだな。こんな公の場で、一か八かの肝を試させるこの感じ(笑)。無事に怪我なく皆さんの前に立てているのは、本当に幸いです。

MC そして鈴木さんは3メートル、濱田さんは2.5メートルの高さからのジャンプでしたが、濱田さんいかがでしたか?

濱田 4,000名の方々が目の前にいる状態で飛ぶというのは、撮影ではないことなので、すごく緊張しました!本当にすごく緊張して、言葉も出ないです。

MC 今回は男性陣のみということで、剛力さんは見守る形になりましたが?

剛力 羨ましいなと。本当は私も飛びたかったんです!でも、皆さん凄く怖いと言ってらっしゃって、龍臣くんは 「おなかが痛い・・」 と言っていたのですが、劇中ではそれ以上にもっとすごいワイヤーシーンをやっていたので、「大丈夫だよ!がんばれ!」 と応援していました。私は一番近くで皆さんが飛ぶところをみさせていただいたので、感動して泣きそうになりました。すごくカッコよかったですよね?(お客様は拍手)

佐藤監督 ちなみに、本篇で一番高いところから飛んだのは剛力さんです。

剛力 えっ?!私ですか??(お客さま拍手)ありがとうございます。

MC 剛力さんはかなり勇気のある女性のように感じますが、撮影中もずっとこんな感じだったのですか?

綾野 僕たちは戦々恐々としながらアクションをやっていましたが、「楽しい!楽しい!」 と言いながらアクションにのぞむポジティブオーラが、現場を良い環境にしていましたね。

鈴木 撮影で疲れて、朝イチでメイク室で剛ちゃんの笑顔をみると・・・

綾野 ちょっとそれ、ドキッとするの(笑)。

鈴木 そうなんだよ!剛ちゃんと言うと、毎回綾野剛がちょっと目を向けるんだよね(苦笑)。

綾野 「アレ?今日、そういう感じでいくの?分かったよ、亮平ちゃん♪」 みたいな(笑)

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鈴木 すみません(笑)。でも朝イチで剛ちゃんの笑顔を見ると、「あ、今日も頑張ろう」 という気持ちになっていましたよ。

剛力 ありがとうございます!

MC チームワークのよさが皆さんにも伝わってくると思うのですが、本当に大変な撮影だったと思います。何か大変だったエピソードなどはありますか?

鈴木 まずは、Gスーツを着るだけで大変なんですよ。

綾野 着るのに、15~20分。脱ぐのに、15~20分。

剛力 しかも、ひとりじゃ着られない・・・。

鈴木 つまり、1回トイレに行くのに30分も掛かるんです。

松坂 トイレに行きたい時のあの緊張感!あれは、精神的に不安定になりますよね(笑)。やはり現場の空気をとめちゃいけないと全員が思っているので、「トイレに行きたい」 という気持ちは、目で合図していたんですよ。「トイレに、行くかい?」 って。

綾野 スタッフにもね!「そろそろじゃないかい?」って。

鈴木 自分だけトイレと言ったら、自分のせいで(撮影が)止まっているみたいになるからね!だから何人かいた方が行きやすかったよね。

綾野 コイツもトイレ行く、コイツも、コイツも・・・よしっ! 「すみません、トイレに!」 みたいな(笑)。非常に日本人らしい考え方ですよね。

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松坂 トイレに関しては、思い切った主張は出来なかったね。

鈴木 あとね、Gスーツは汗が乾きにくいんですよ。アクションやった後汗びっしょりで、あせもが出来たもの。

綾野 一番デリケートなんです、こう見えて(笑)。

鈴木 あせも出来なかった?!

濱田 おでこに出来ましたね。

松坂 あとは、赤くなったりね。

綾野 4,000名のお客さまを前に、なんか文句ばっかだな(笑)。

― では、最後に松坂桃李さんから、もう一言メッセージをお願いします。

松坂 (撮影は年末に終了しましたが)作品が出来上がったのは、本当につい最近です。それだけ、全スタッフが拘って拘って拘り抜いた、熱意を込めて込めまくった、そんな僕ら作り手側の熱い思いがグッと詰まった作品です。そして、CGももの凄く、日本映画では観たことのないくらいの作品になっているのではないかと思います。また、僕ら5人の関係性、人間ドラマも見所の爽快感のある作品になっていますので、気持ちよくご覧ください。今日は、ありがとうございました。

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ガッチャマン


★2013年8月24日(土) 全国ロードショー★


『ガッチャマン』

あの伝説のアニメが、待望の実写映画化!


監督:佐藤東弥


出演:松坂桃李 綾野剛 剛力彩芽 濱田龍臣 鈴木亮平

© タツノコプロ/2013「ガッチャマン」製作委員会



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