2/23公開 『横道世之介』 プレミア上映会で世之介とサンバ隊が再会!
2013年02月07日(木曜日)

  

今月2/23(土)公開『横道世之介』のプレミア上映会が、2/7(木)に新宿ピカデリーで行われました!

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『横道世之介』は、著作が次々と映画化されている吉田修一氏の同名小説の映画化で、原作は第23回柴田錬三郎賞、2010年本屋大賞3位を受賞した"青春小説の金字塔"と呼ばれる長編小説です。

観る者すべての記憶に残る、最高に愛おしい主人公・横道世之介を高良健吾さん、お嬢様育ちのガールフレンドを吉高由里子さんが演じる他、池松壮亮さん、伊藤歩さん、綾野剛さんなど若手実力派から数々のベテラン俳優陣まで豪華キャストが集う本作。

レッドカーペットが敷かれた劇場エントランスで上映会に先立ち行われたイベントは、劇中のエピソードにちなみ、賑やかな打楽器のリズムに乗せて見事なステップを踏みながら踊る、サンバ隊の登場からスタート!劇中で実際に高良さんと共演されている皆さんということで、公開直前の晴れやかな舞台での再会となりました。

そして、いよいよレッドカーペットに高良健吾さん、吉高由里子さん、池松壮亮さん、伊藤歩さん、綾野剛さん、沖田修一監督の登場です!

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レッドカーペットでは、キャストを代表して高良さん、吉高さんがご挨拶をされました。

高良 横道世之介役をやらせていただいた、高良健吾です。色々な取材を受け、地方にも行かせてもらい、ひとりでも多くの人に観てもらいたいという気持ちでずっとやってきましたが、まもなく初日を迎えるということで 「作品が自分の元から離れていくんだな」 と思ったら、ちょっと寂しい気持ちになりました。でも、多くの人に観てもらえるよう色々なことをやらせてもらったので後悔もありませんし、寂しいですが楽しみでしょうがないです。今日はありがとうございます。

吉高 与謝野祥子役をやりました、吉高由里子です。さっきも高良くんと「あと1回で『横道世之介』という映画に関わることが終わってしまうのが、すごく寂しいな・・・」という話をしていて、そんな気持ちになるほど好きになれた作品が自分と関わっているということが、すごく嬉しいです。今日はありがとうございます。

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続いては場内に移動して、プレミア上映会に駆けつけてくださった大勢のお客さまを前に、キャスト・監督による舞台挨拶が行われました。

― まずは一言ずつご挨拶をお願いします。

高良 いよいよ2月23日(公開初日)が近づいてきて、自分達の手元からだんだんとこの『横道世之介』という映画が離れていくことが、寂しくてしょうがないです。でも、こうやってお客様が劇場に映画を観に来てくれることがとても嬉しいですし、公開されてからも劇場に足を運んでくれる方達が増えてくれたら本当に嬉しいです。

吉高 他の作品には申し訳ないのですが、過保護なくらい可愛がって、こんなに好きになった映画は初めてに近いです。世に出てたくさんの方に観ていただくことはすごく嬉しいことなのですが、自分がこの作品に関わることが終わってしまうのが寂しいです。寂しいですが、それほど好きになれた作品だったということなので、すごく嬉しいことだと思います。今日観てくださった方が、公開してからもまた友達や家族や好きな人と一緒に観てくださったら嬉しいなと思います。本当にこの作品が好きです!

池松 今日は、ありがとうございます。本当に大好きな作品です。僕が、僕らが大好きだった横道世之介を、皆様にも好きになって帰っていただければなと思います。

伊藤 片瀬千春役をやらせていただきました、伊藤歩です。私は世之介をちょっとはべらかす役なのですが、私も世之介という人物が大好きで、そしてこの映画が大好きで、この作品に参加させていただけたことを本当に嬉しく思っています。今日は短い間ですが、皆さんとの時間を大切に楽しんでいけたらと思います。

綾野 世之介になつかれる加藤を演じました、綾野剛です。これからご覧になるということで、今から皆さんが世之介に出会えるということが、単純に羨ましいなと思っています。それだけ思いのある作品です。短い時間ですが、よろしくお願いします。

沖田監督 『横道世之介』監督の沖田修一と申します。今日はありがとうございます。長い期間準備をさせてもらいまして、まもなく公開だという実感があまりわかなかったのですが、こうやって劇場で皆さんの顔をみて「あぁ、公開するんだな」とひしひしと感じております。スタッフもキャストもみんな本当に作品をかわいがってくれて、その作品を監督できて僕もすごく嬉しいです。僕個人もすごく好きな作品です。今日はぜひ楽しんで帰ってください。

― 沖田監督と作品をご一緒し続け「横道世之介というキャラクターは高良健吾さんしかいない!」という沖田監督の希望だったわけですが、お話を受けた時はどのようなお気持ちでしたか?

高良 沖田組が僕は大好きで、4作目で主演で呼んでもらったこと自体がすごく嬉しくて台本も読まずに「やりたい」と言ったのですが、台本を読んだらまたすごく面白くて。自分がやらせていただく世之介にもすごく魅力を感じましたし、大好きになっちゃいました。お話をいただいて、本当に嬉しかったです。

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MC 撮影期間中は、どのようなお気持ちだったのですか?

高良 幸せな時間でした。出来上がった作品を試写で見直すと、もちろん反省点は自分の中でたくさんあるのですが、でもそうじゃなくて、あの時そうしたかったんですよね。だから、あの時の感情が正しくあってほしいですし、24歳の春に感じていた芝居のやり方をさせてもらい、それがフィルムに残っている。そして色々な方達と絡み、その人たちとしかできない芝居が映っていて、僕は幸せだなと思いました。

― 吉高さんは、お嬢様役を演じるにあたって気にかけたことや撮影中のエピソードなどありますか?

吉高 気にかけたことは、祥子さんが"わたくし"というので、撮影期間中はプライベートでも自分のことを"わたくし"と言って話をしていました。というのも、1回セリフを間違った時に気づいてなかったんですね。「今"わたし"って言いました?」みたいな感じで監督に言っちゃったものですから(笑)、これは責任持ってプライベートでも使っていかなくてはいけないなと思いまして。

MC 周りの人たちは、急に"わたくし"と話されてビックリしませんでしたか?!

吉高 私の周りには、そこをあえて突っ込まず、そっとする人たちが多いです(笑)。

MC 先ほど、この作品がすごく愛おしいと仰っていましたが・・・

吉高 そうなんです!お芝居でしっかり絡んだのは高良さんしかいなかったのですが、今日キャストの皆さんと会ったら「このキャストの皆さんも、好きだなぁ」と思いましたし、もちろん監督も大好きで、やはり自分の中で強く残る作品なんだなと改めて感じられました。「公開前にそこまで思えるって嬉しい感覚だね」と、高良くんとさっきお互いに確認しあい、頷きあっていました。

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MC そうだったんですか、高良さん?

高良 (はい)

綾野 声出てない(笑)。

高良 ここら(喉)へんで詰まっちゃって(苦笑)。

MC 急にフリましたからね(笑)。ありがとうございました。

― 池松さんは世之介の大学時代の友人役で、実際に大学生ということでまさに等身大だったわけですが、演じられていかがでしたか?

池松 最初にお話をもらった時は、もっと相応しい人がいるのではないかと思いましたし、まさかこんなに早く沖田監督とやれるとは思っていなかったです。顔合わせの時に、僕はあまりそういうところで喋れないのですが、大学の先輩である沖田さんに「周りにこういうコ達いるでしょ?」と言われて、「あー、いますね」と言ったら、「じゃ、そんな感じで」と言われて、「あ、はい・・・」と言いました(笑)。

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MC 大学の先輩である沖田監督の現場は、どんな雰囲気でしたか?

池松 これは沖田さんも現場で仰っていたことなのですが、みんなが遊んでいる感覚と言いますか、すごく良い現場でした。

― 伊藤さんは華やかなパーティーガールで、世之介が夢中になるキャラクターを演じられていかがでしたか?

伊藤 衣裳合わせの時にちょっと恥ずかしいなと思ったのですが、他の衣裳を着ていくうちに「もっと身体のラインが出る衣裳」とか「もっと激しい衣裳」と、だんだんエスカレートしていきました(笑)。パーティーガールって何なのかよく分からないのですが、やたらお金を持っていて、どこへでもタクシーで行くようなそんな人がその時代にいたらしいです。私も千春のことを考えてはみたのですが、考えれば考えるほど分からなくなっていきました。

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MC 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

伊藤 私はほとんど世之介さんとしか一緒のシーンがなかったのですが、監督がカメラの横でいつもニコニコしてくれて、なんだかそれだけで現場に来て良かったなと思っていました。あるシーンでは吉高さんと一緒だったのですが、それがみられて良かったです。皆さんご覧になる前なのであまり詳しいことは言えないんですけど・・・。

― 綾野さんのキャラクターは、中々女性を好きになれないという・・・

綾野 中々好きになれないと言うか、男性しか好きになれません!

MC そのような役ということで、お芝居をみて絶妙だなとか、そういう雰囲気あるなと感じたのですが・・・

綾野 そう言われても(笑)。でも、その道の方にはお伺いをたてましたし、浅はかなことを言ってお叱りもうけました。ただ、マイノリティであるということを"演じる"って何かちょっとイヤだなという気持ちがあったので、世之介や沖田さんの演出を介して、ただ彼をそこに存在させるということに一生懸命でした。僕のゲイぶりはたかが知れていますし(笑)、この作品にはもっともっと観るべき視点があり、そこを皆様に届けれられる作品だと思います。

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― 沖田監督とのお仕事が皆さんすごく楽しかったようですが、皆さんと作った現場はいかがでしたか?

沖田監督 まずは、恐縮です・・・。僕も出来上がったものを観て「みんなすごく良い表情をしているな」と思っていて、一緒にやれてよかったなという思いが強くありますし、こうしてみんなで壇上に立っているだけでも「あぁ、良かった」と思います。あの・・・ありがとう。5人揃うのは、初めてなんですよね。

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― 吉高さんが思う"世之介の男としての魅力"とはどんなところでしょう?

吉高 頼りなさそうにみえて目の前のことにちゃんと対面し、素直な気持ちで答えている世之介さんをみて、器用ではないですが懸命な姿に惹かれていったんだろうなと思います。

― 伊藤さんは世之介に積極的にアプローチされますが、世之介のようなタイプの男性が目の前に現れたらいかがですか?

伊藤 嬉しいとは思うのですが、結構グイグイくる感じなので、ちょっとビックリすると思います。距離感が近いというか・・・高良さんじゃなくて、世之介さんですよ(笑)。私は人との距離感を考えすぎたり、目標を立ててそれに向かって何かしがちなのですが、純粋な世之介は、目の前にいる人や目の前で起こっていることなど、瞬間を大切にするところが魅力だと思うので、世之介と出会えて良かったです。

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― 最後にキャストの皆さんを代表して、高良さんからもう一言お願いします。

高良 自由に感じていただいて、自由に観ていただいて、自由に家に持って帰っていただくのが理想なのですが、ちょっとだけ欲を言わせてください。きっとこの映画を観ていただくと「普通だな」とか「平凡だな」と思っていた毎日が、劇場を出た瞬間から何か特別なものに感じていただけるのかなと思います。世之介ってきっと皆さんの中にもいる存在だと思いますし、それ以上に自分も世之介みたいな存在であると思ってほしいです。何と言いますか・・・「自分にちゃんとスポットライトを当てたら、自分自身のドラマがちゃんとある」ということを感じていただけるのかなと思っています。上映時間は2時間40分ですが、この映画はそんなに長く感じないと思いますし、観終わった後にずっと続いていく映画で、皆さんの中で育っていく映画なのかなと思っています。素敵なキャストの方達やスタッフ、監督と仕事をし、"横道世之介"という役をやらせていただいた僕は、同世代の役者の方達の中で得していると思っています。本当に素敵な作品が出来たと思っていますし、1人でも多くの方に劇場に足を運んでもらうことが自分にとっても、皆さんにとっても幸せなことなのではないかと思います。今日は、ありがとうございました。

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横道世之介


★2013年2月23日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー!★


『横道世之介』

なんでもないと思っていた日々が、どうしてこんなにも愛おしいんだろう―。


監督:沖田修一


出演:高良健吾 吉高由里子 池松壮亮 伊藤歩 綾野剛/井浦新 國村隼/きたろう 余貴美子

© 2013『横道世之介』製作委員会



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