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来月2/9公開 『脳男』 完成披露試写会に豪華キャストが勢揃い!
2013年01月17日(木曜日)

来月2/9(土)より全国公開となる 『脳男』 の完成披露試写会が、1/17(木)にTOKYO DOME CITY HALLで行われました!

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『脳男』は、2000年に発刊され、第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於(しゅどううりお)氏の同名小説が原作で、小説発刊当時から高い評価とその独創的な内容から多くのファンを生み出し、映画化を望む声が多く寄せられたものの、実写化におけるキャラクター設定の難しさから実に12年という長い歳月を経てようやく映画化に至った作品です。最高のスタッフとキャストが集結した本作は、すでに今年の"問題作"としての呼び声も高く、日本映画史上類をみない美しきダークヒーローがここに誕生しました。

そんなダークヒーロー・脳男を演じるのは、太宰治作品から爽やかな好青年役まで幅広く演じ、非凡な才能で魅了する生田斗真さん。今までのイメージを覆す難役を見事に表現したその演技と初の本格アクションは必見です。

完成披露舞台挨拶の司会は、日本テレビアナウンサーの藤井恒久さん。藤井さんの呼びかけにより、生田斗真さんを先頭に松雪泰子さん、江口洋介さん、二階堂ふみさん、太田莉菜さんが客席後方から登場。客席の歓声に応えながらランウェイをゆっくりと歩き、ステージへ。ここでメガホンをとられた瀧本智行監督も合流です。

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― まずは一言ずつご挨拶をお願いします。

生田 今日は、お忙しい中ありがとうございます。このド派手な演出をご覧になっていただければお分かりと思いますが、本当に気合が入っています!とんでもない映画が出来上がったと、自信を持っています。この映画に全てをかけてきました。最後まで楽しんでください。よろしくお願いします。

松雪 皆さん、ありがとうございます。瀧本監督の元でこの作品に出演でき、今日この日を迎えられて本当に興奮しております。今日はぜひ最後まで楽しんでご覧になってください。

江口 今日は、ありがとうございます。台本を読んでいる時から「どうしても演ってみたいな」という役で、メンバー全員が最後までハマりきりながら演じてエンディングを迎えられました。いろいろな映画をやっていますが、今回はすごく良い体験をさせてもらいました。本当に迫力のある映画で最後は心がワサワサするような作品だと思いますので、じっくり噛みしめてみてください。

二階堂 どーも、連続爆弾魔をやりました二階堂でーす(役柄とのギャップにお客様爆笑)。予想以上に劇場が大きくてすごいメジャー感があふれている感じだったのでちょっとドキドキしてますが、それを超えるドキドキ感が映画を観ると感じられると思います。最後まで楽しんでいってください。ありがとうございまーす。

太田 私自身すごく久々のお芝居なのですが、こうして出来上がったものを観るとかなり気合の入ったものすごいパワーを持っている映画で、こういう作品に出て皆さんの前に今日立てることを本当に嬉しく思います。映画を観た後は、そのパワーで明日から周りの人を圧倒してください(笑)。

瀧本監督 今日はお忙しい中、そして寒い中お集まりくださいまして、ありがとうございます。先ほどご紹介がありましたが、この作品は企画から随分と長い時間がかかってようやく出来上がった映画です。もうこれはお蔵入りだろうなと正直思っていた時期もあったのですが、プロデューサーが粘り強いと言うか、しつこいと言うか、諦めが悪いというか(笑)、執念でこんなに素晴らしいキャストを集めてくれたお陰で、今日こうして皆さんに観ていただく機会が出来ましたことを改めて感謝したいと思います。内容は「楽しんでください」というタイプの映画ではないような気もしますが・・・楽しんでいただけたらと思います。

― 生田さんは感情がないという役柄でしたが、ご感想や苦労した点などはございましたか?

生田 この映画のために半年間くらい準備期間をもうけてもらいまして、去年の1月から格闘技のお稽古と脳男の身体を作らなくてはいけないと思って食事制限を含めた体力づくりをずっとしていました。撮影に入るちょっと前くらいになると、自分の目が何とか死んだ目にならないかなと思って引きこもり生活を続けて参りました(笑)。そうしたら気持ち的にも落ち込んできて・・・ツラかったです(苦笑)。でも、説得力は出たんじゃないかなと思っていますが・・・。

MC 家でずっと引きこもっていらした?

生田 はい。ソファーの上で何時間も動かないとか(笑)。そういう生活をしていました。大変でしたが、それくらい『脳男』にかける思いが自分の中で凄かったですし、それくらいにならないと演じきる自信がなかったので、やれることは全てやろうと思ってやっていましたね。

― 松雪さんは、そんな感情のないキャラクターと相対してみていかがでしたか?

松雪 斗真くんが放つエネルギーが圧倒的で、対峙してお芝居するシーンで感情がない役柄の彼に質問を投げかけていくのですが、何を投げても全て跳ね返される感覚になって、お芝居をしている中でも焦りを感じてしまうほどの圧倒的なエネルギーでした。

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― 江口さんは正義感の強い真っ直ぐな刑事役でしたが、演じられていかがでしたか?

江口 うーん・・・真っ直ぐと言うか、生田くんが演じる男が感情がないとしたら、僕の役はどちらかと言うと野性的という感じ。例えば子供を殺された親ライオンが殺したヤツを潰すように、自分の守るもの・・・今回は後輩刑事がいて彼を守ろうとした時に"目には目を"という対応をする。そういう意味では正義感というよりは、野性的というか、土臭いというか、生田くんとは真逆の役をやりました。それが僕が演じた男の持っている正義なのですが、映画の中でいろいろな正義が絡み合って、世の中で正義と言われるものが歪んでいくんです。地上波では中々みることのできない、映画ならではの迫力の世界に浸れると思います。

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MC 茶屋刑事、深いですねぇ~。

江口 名前は茶屋ですけどね。・・・茶屋って(笑)。でも、この映画は台本にもかなり時間がかかっていますし、手に汗握りながら読んだ台本を僕たちが現場で演じ、そして監督が編集してやっと出来上がりました。ものすごく時間を掛け、深いものになっていますね。

― 二階堂さんは連続爆弾魔という、いわゆる悪役を演じられたわけですがいかがでしたか?

二階堂 全然カンケーないんですけど、私今日髪型を江口さんが演じる茶屋さんを意識したんです。それ最初に言うの忘れてて、このタイミングでごめんなさい。でも、それだけは言っておこうと思って!

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MC ・・・江口さん、こんな感じでしたっけ?!

江口 うん、やってたよね(笑)。

二階堂 こんな感じでした!

MC えー・・・。

生田 ふみちゃんは、こういう子です(笑)。

MC では、茶屋刑事を意識した髪型だということで。

二階堂 で、爆弾魔もやりましたー。はいっ。

MC そうですね。間違いありません(笑)。では、太田さんは・・・

太田 この流れすごくやりづらい(苦笑)

― 太田さんはその爆弾魔に加担する役でしたが、いかがでしたか?

太田 "加担する"ということは要は自分が無いということにも繋がっていて、見た目とかやっていることは派手だったりしますが、よくよく突き詰めていくと私が演じた水沢ゆりあは実は普通の女の子で、そのようになっていくまでの過程のどこかで捻じれちゃったがゆえに人を殺してしまうことに走っていった人物なので、異常ではあるんですけど意外と愛着が湧いちゃって、すごく可愛くなってしまった・・・というところはありましたよ。

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― 表現にはどうしても制限がつきものですが、ここまでやった映画というのも中々ないのではないでしょうか?

瀧本監督 どうでしょう。でもキャストの皆さんもそうですが、撮影監督の栗田さんをはじめスタッフのみんなも本当にプロの仕事をしてくれたなというのを実感していますし、すごく感謝しています。

― 監督は昨年9月に行われた製作報告会見で「見どころは役者だ」と仰っていましたが、監督からみた各キャストの「ここが見どころだ」というポイントをお聞かせいただけますか。

瀧本監督 見どころは全てと言いたいところですがそれでは身も蓋もないので(笑)・・・生田くんはいっぱいありますが、強いて言えば本当に表情のない役なので、目の色やかすかな動きというものを丁寧に繊細にワンカットワンカット表現していますので、そこに注目していただけたらと思います。松雪さんはまさにクールビューティーという言葉がピッタリの役どころをやっていただいているのですが、後半は身も心もボロボロになっていきます。そのあたりが圧巻だと思いますし、色っぽいと言いますか、さらにお美しいなという感じがしております。江口さんは・・・クスッ。

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MC 監督、どうしました?!

江口 なんでオレのところで笑うの(笑)?

瀧本監督 いや、すみません・・・。なんだか一流レストランのシェフみたいな雰囲気を(今日は)ただよわせていらっしゃいますが、まったく真逆の、本当にワイルドな役を演じていただいています。僕は2本続けて江口さんとご一緒しているのですが、江口さんのラストシーンは「こんな格好イイ人だったんだ」とその時初めて(お客様爆笑)・・・いや、格好イイ人だというのは分かっていたのですが、ここまで格好イイ人なんだなということを本当に実感するような非常に美しいラストシーンですね。二階堂さんは、凄まじいまでのキレっぷりです。且つ、ところどころご本人の持っているピュアな部分というのかなぁ。17歳の二階堂ふみの素顔みたいなものが何となく垣間見えるような感じがして、今まで多分皆さんが見たことのない初めての・・・と言うとちょっとオーバーかもしれませんが、映画史に残るヒールを演じていただけたのではないかなぁと褒めておきます。褒めておかないと、後で怖いので(笑)。太田さんは、作品中にものすごく成長されました。スタッフも「すごいな彼女は」とみんなビックリするくらい急成長したというか、カメラの前でも自由に堂々と演じるようになって、最期死ぬ瞬間の表情にぜひ注目していただきたいと思います。本当に良い表情をされています。長々とすみません。以上です。

MC これで皆さんも見どころが分かりましたね!ぜひそれぞれのポイントにご注目ください。

さて、ここからはガラッと趣向を変えて、"脳"という文字が入っているという単純な発想からコラボすることになったという脳内メーカーを用いて、キャストのお名前や映画でのキャラクター名を入れて「誰の脳内か?」を当てるクイズ。ちなみに試しに出てきたMC藤井さんの脳内は"悪"がいっぱい!これには藤井さん曰く「職業柄まじめに生きているんですよ。だから悪への憧れがあるのかもしれませんね」だとか(笑)。

では、ここからいよいよキャストおよび役柄名でのお遊びがスタート。皆さんもご一緒に考えてみてください。まずはこちらの脳内から。

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MC 監督、誰だと思いますか?誰かひとり言ってください!

瀧本監督 え、えぐ・・分からないな。江口さん?

MC 正解は、主人公の鈴木一郎です!

生田 なるほどー。真ん中の嘘というのが、映画をみていただくと「ん?」とひっかかるところかもしれないですね。

続いては・・・

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MC 松雪さん、これ誰だと思いますか?

松雪 ・・・緑川?

江口 これは誰だろうねぇ・・・オレじゃないよね?でも、結構まともな人間じゃない?欲があって愛があって友もあって、金がほしいと。

太田 これは江口さん・・・だと思います!

MC 正解は、江口さん!

江口 うん、まともな人間だね。

MC まともですか?ちょっと欲が多くないですか?

生田 なんかイイですよね。模範的な感じです。

MC 皆さん江口さんじゃないかって言ってましたが、結構当たるんですね。続いてはこちら!

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MC わっ、全部H。二階堂さん誰だと思いますか?

二階堂 何で私にふるんですか!意外と・・・瀧本監督とか(笑)?

生田 僕も監督じゃないかと。そんな変なオーラは出さないけど、ムッツリ的な(笑)。

MC さあ正解は・・・うわぁ、太田さん!

太田 でもコレ・・・私がそういうワケじゃないですよ!

生田 それ言ったら、元も子もないじゃない(笑)。

太田 でも・・・いいんじゃないでしょうか。こういうことを考えて、色気を出すということにしよう・・・かな。コレ、フォローのしようがないですよ(笑)。

MC では最後にもう1枚みてみましょう!

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江口 遊んでばっかですね。

太田 この人、すごい平和でいいですね・・・。

MC 松雪さん、誰だと思います?

松雪 誰だろう?斗真くん?

生田 逆に僕は松雪さんかなと思ったんですけど・・・。

江口 これは誰にでも当てはまりそうで難しいけど、生田くんかなぁ。

MC 正解は・・・生田さん!ご自分で思い当たる節は?

生田 遊ぶの好きだからな。でもコレ幸せな生活ですね。遊ぶためにお金が必要で、そのためにちょっと働くみたいな(笑)。

江口 そしてまた遊ぶ(笑)。その繰り返し、いいよね!

生田 うん、何かイイですね!俺、こんななんだ~。

江口 実際はいっぱい仕事しているのにね(笑)。

MC 実は頭の中はこうだと(笑)。だいたいこれであっていると、ご自身で認めてもらってよろしいですか?

生田 ええ、だいたいあってます(笑)。

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― 最後に、代表して生田さんからもう一言お願いします。

生田 (会場に舞った紙吹雪を手にとって)これスゴイですね。パズルのピースの形になってます。持って帰ってくださいね(お客様:はーい!)。僕は置いて帰ります(お客様:えー!)。本日はお忙しい中、そして寒い中皆さんありがとうございました。雪で床とかすごい滑って大変だったと思いますが・・・もう、そんなことないか(笑)。最初にも言ったとおり、僕らキャストもそうですが、監督をはじめとしたスタッフの皆さん、そして宣伝部の皆さんもこの映画にかけてます!気合入ってます!それくらい素晴らしい出来になっています。お客様に観ていただくのは今日が初ですので、第一目撃者として責任を全うしていただきたいと思います(笑)。本当に素晴らしい出来の映画ですので、友達や家族に薦めていただいて2/9の公開を楽しみに待っていていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

脳男

★2013年2月9日(土) 全国ロードショー!★

『脳男』

日本映画史に残る、もっとも美しきダークヒーロー誕生!

監督:瀧本智行

出演:生田斗真
    松雪泰子 二階堂ふみ 太田莉菜 江口洋介

©2013 映画「脳男」製作委員会



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