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京王線・飛田給駅「日活100周年手型モニュメント」除幕式に宍戸錠さん登場!
2012年12月26日(水曜日)

東京都調布市にある京王線・飛田給駅で12/25(火)に、往年の日活俳優・監督総勢64名にご協力いただいた【日活100周年記念手型モニュメント】公開除幕式が行われ、日活ニューフェイス第一期生である宍戸錠さんがスペシャルゲストとして登壇されました!

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京王線・飛田給駅は、来年行われるスポーツ祭東京2013のメイン会場となる味の素スタジアムの最寄駅で、来たる祭典の開催を記念するとともに、より多くの方に"映画のまち調布"を知っていただこうと、市内に撮影所を構え、今年9月に創立100周年を迎えた日活がその記念事業として制作した【手型モニュメント】が、飛田給駅に設置されることとなりました。

セレモニーの開催に先立ち、本イベントの主催者である調布市の長友市長は「私どもは、昭和の始めから日本の映画の歴史と共に歩んできた町です。味の素スタジアムに一番近い飛田給駅に降り立った皆様が、この手型モニュメントをご覧になって幾多の名画に思いを馳せ"映画のまち調布"を強く意識していただけたら嬉しいと思っております」とご挨拶されました。

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そしていよいよお待ちかね、スペシャルゲストの登場です。

たくさんのお客様が見守る中、「日活ニューフェイス第一期生で入社2年目の1955年に『警察日記』でデビュー以降、石原裕次郎さん、小林旭さん、赤木圭一郎さんらとともにダイヤモンド・ラインとして活躍。54本の映画で主演され、日活に欠かすことのできない"エースのジョー"こと宍戸錠さんです!」とご紹介されると、手を高らかに掲げ、まるで映画のワンシーンであるかのようなオーラを放った宍戸錠さんが登場。拍手でお迎えするお客様に握手で応えながら、開口一番「メリークリスマス!」大物俳優からの思わぬメッセージに、集まったお客様は大喜び。

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そして「僕は、生まれた時から映画俳優になると決めていました。おふくろの腹の中にいる時から"生まれたら映画俳優になる!"ってね」と続けると、お客様大爆笑。最初の二言でお客さまの心を掴んでしまうあたり、さすがです。

その後、8,000人の応募者がいた中で21人の仲間とともに日活ニューフェイス第一期生になったこと、石原裕次郎さんとのエピソード、日活の歴史、ご自身の著書に至まで錠さんならではのユーモアを交えて披露してくださいました。執筆活動に関しては「本を書きましたが、コレがうまいんですよ。僕は、演技より文章家になった方がいいかなと。今に芥川賞貰ったらやめようと思っていますが、誰もくれそうにもありません(笑)」と評し、これまたお客様大爆笑。

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最後は「完成当時20,000坪以上あった撮影所も今は規模が小さくなり、食堂から見える空が小さくなりましたが、それでもいまだに撮影所に行って、色々と映画の話をするんです。僕もまだ映画俳優もやります。これからも日活を愛してください。そしてこの調布の町がやはりいまだに"映画のまち"であることを僕らが絶やさないよう映画を作っていきます」と力強いメッセージで締め括ってくださいました。

セレモニーもいよいよ終盤。いよいよ手型モニュメントの除幕です!

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「俺のどこにあるー?あ、あったあった!穴戸(あなど)じゃなくて宍戸(ししど)錠になってるー?」と最後の最後までサービス精神旺盛な錠さんでしたが「こういうの、本当は裕ちゃんが生きているうちに作っておけばよかったよね。そしたらみんなで"俺の方が大きい"とか"小さい"とか言い合えたのに・・・」としみじみとつぶやいた姿が印象的でした。

【日活100周年記念手型モニュメント】は京王線・飛田給駅の公共通路に設置。どなたでもご自由にご覧いただけますので、お近くにお出かけの際はぜひお立ち寄りください。

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