第一章「色ノナイ青」は、人気沸騰の“エアバンド”ゴールデンボンバーの喜矢武豊さんが初映画主演をつとめた本格ハード・アクション。生きることに何の執着も無いメイファ（喜矢武豊）と悲しい過去から殺し屋を志望する海。ヒロイン・海を演じるのは、人気声優の野水伊織さん。運命の出会いを果たしたメイファと海の行き着く先は･･･。

そして第二章「南瓜花-nananka-」は、人気声優としても頭角を現す俳優・豊永利行さんが映画初主演。AKB48の藤江れいなさんが本格演技に挑戦する、感動のサスペンス・アクション！

この全く違う2つの物語が実は根底でしっかりと結び合い繋がっている本作は、それぞれの主役の他にも、劇団☆新感線から往年のヒーローまで豪華メンバーがキャストに顔を揃えています。

このプレミアイベントは2回公演で、渋谷公会堂に集まったファンの皆さんは約4000人！そんな大勢のファンの前に、まさかの殺し屋違いコスプレで登場した喜矢武さんに会場は大ウケ。

と、その前に、第一章上映中に喜矢武豊さん、野水伊織さん、豊永利行さん、そしてゴールデンボンバーの皆さんによる囲み取材が行われました。どこまでが本気で、どこからがウソなのか？茶目っ気全開の喜矢武さんに振り回されたり、突っこんだりする野水さんや豊永さんの様子も楽しみながら、まずはそちらの模様をご覧下さい。

― いよいよ一般の方へのお披露目となりましたが、お気持ちをお聞かせ下さい。

喜矢武　色々な人に観てもらえて幸せと言うか、今日のために今まで生きてきたという感じかなと思っています。

野水　私は普段声優としてやらせて頂いているので･･･

喜矢武　ウソつけぃッ！

野水　ホントですよ（笑）。緊張もあったのですが、皆さんに観てもらえて嬉しいような、恥ずかしいような気持ちです。

豊永　僕は舞台役者出身なのですが、その中でも若い人材を使っていただいたことに感謝しています。そんなに若くないですけど（笑）。

― 主演を演じられて、いかがでしたか？

喜矢武　人生において特に必要のない仕事だったかな。何でやったのかなぁと･･･。（共演者、報道陣爆笑）

豊永　さっきと言ってること違うじゃん（笑）！

進行　冒頭のご挨拶と逆転してしまいましたが･･･（笑）。

喜矢武　完全にブレてます（笑）。ところでこの格好の説明はいらないですか？今日は舞台挨拶と言うことですから、役になりきってみました。役が殺し屋なので･･･。

進行　もしかして、ゴルゴ13ですか？

豊永　ジャケットくっしゃくしゃだけど、大丈夫（笑）？

喜矢武　しわ取りが間に合わなかったんです。映画でもたしかこんな感じ（ゴルゴ13）だったと思います。

野水　殺し屋つながりですね！

喜矢武　つながり？この作品は2月くらいに撮ったので記憶があいまいですが、たしかこんな感じだったと思います。

進行　な、なるほど（笑）。では、野水さんは主演を演じられていかがでしたか？

喜矢武　どうしたんですか？今日のメイクは？

野水　そ、そのままお言葉お返しします（笑）。ヒロインという役をいただいて、最初はやはりドキドキしていたのですが、海ちゃんは演じていてすごく愛着のもてる可愛い女の子だったので、やらせていただけて自分の中でも色々と刺激をうけました。

豊永　僕も主演は初めてでした。僕が主人公というかメインのポジションに着くことはないだろうなと思っていたので、最初に監督からお話をいただいた時は、驚きましたね。あまり主人公向きな顔立ちではないと思っていたので、中里というキャラクターとしての特徴を捉えていただいたところが、非常にありがたかったなと思います。

― 苦労したシーンは？

喜矢武　人を殺す時、やはり葛藤がありました。撮影とは言え、殺していいのかと。監督が何人か殺していい人を用意してくださったのですが、苦労したのはそこですかね。精神的にきつかったです。

野水　ラストシーンで少し動きのあるお芝居をやらせていただいたのですが、そこが中々うまくいかなくて、色々と教えていただきながら悪戦苦闘してやりました。

豊永　（喜矢武さんの発言の）インパクトが強すぎて質問を忘れてしまったのですが、苦労した点ですよね（笑）？最初の頃は白衣に着せられていたので、白衣をどうやってなじませるかと悩んで、白衣を着っぱなしにしていました。あとは、人を殺すのではなく、医者としていかにして人を生かしていくのかという部分に非常に苦労しました。

― 気に入ったシーンを喜矢武さんからお願いします。

喜矢武　またボクからですか？ボクが先に答えると、おふたり（野水さんと豊永さん）が答えづらそうなのですが･･･。

進行　大丈夫です。きっと大丈夫です！

喜矢武　そうですか？では、海ちゃんとの○○○シーンです。

野水　ないし（笑）。

進行　そのシーンはないと思いますね（笑）。

喜矢武　ないですか？おかしいな･･･。ボク、あったような気がしていたんだけどなぁ。妄想ですかね？

豊永　何の映画に出てたの、アナタ（笑）？

進行　記憶違いですかね（笑）。

野水　私はメイファ（喜矢武さん）とのやりとりのシーンが多かったのですが･･･

喜矢武　どういうやりとりですか？

野水　会話デス（笑）！傷ついたメイファが戻ってきてからの一連のお芝居が私自身も海に一番気持ちを入れようと思いましたし、一番感じられたところだったので･･･

喜矢武　感じた？！

野水　･･･はい（笑）。

豊永　気に入ったシーンは･･･殺し屋との絡みのシーンかな？

喜矢武　バーのね！

豊永　バーのシーン。これはホントの話です（笑）。第一章と第二章の接続部分というか、共通部分でメイファとの絡みがあるのですが･･･こんな人だったかなぁ（笑）？

喜矢武　あの時は、ボクが本番中にものすごく笑わされました。

豊永　そうですね。ボクが酔っ払っているシーンでしたので、いろんなアプローチをしかけまして、後姿の喜矢武さんは笑いを堪えていました。

― 今回主題歌を提供して下さったことについてお気持ちをお聞かせ下さい。

鬼龍院　主題歌に使っていただけるということで、映画にピッタリな「トラウマキャバ嬢」というノリノリな曲です。

喜矢武　シリアスな映画のはずなのに、結構ノリノリなね。

進行　実際に提供していただいた主題歌は「泣かないで」と「春が来る前に」です（笑）。

歌広場　メンバーとして喜矢武豊にずっと接しているので、イマイチぴんと来ないのですが、映画を観た女の子たちは「喜矢武様イケメンだわ～」と錯覚して下さるのではないかと思いますので、ぜひたくさんの方に観てもらって、そして速やかに忘れていただきたいと思います（笑）。この映画が大ヒットすることを願っております。

樽美酒　10年後も、20年後も、そして50年後も受け継いでいかれる、そんな映画な気がします。ですので、僕たちでこの映画を大事に大事に育てていきたいなと思います。

― 鬼龍院さんと歌広場さんはカメオ出演していますが、ご出演されてみていかがでしたか？

鬼龍院　僕らが行った時、喜矢武くんが現場の役者さんと馴染んでいて、すごく壁を感じました。

歌広場　喜矢武くんがうまい具合に役者さんとボク達を繋いでくれるのかなと思ったら一切なくて･･･居心地があまりよくなくて、楽しい現場でした。

鬼龍院　泣きそうな現場でした（笑）。

― 初めて主演を演じられた喜矢武さんの演技の点数とその理由を皆さんからお願いします。

野水　では･･･86点。

喜矢武　ビミョーですね！いいのか、悪いのか分からない！

野水　良いんですよ！100点と言うのも面白くないかなと思って･･･。メイファと海はふたりでお芝居をすることが多かったんですけど･･･。

喜矢武　プライベートもね！

豊永　なんでそっちに持っていこうとするの（笑）。

野水　（苦笑）メイファは無口な設定なので、表情でやりあう芝居も結構あったのですが、今日の喜矢武さんとは違ってメイファに入り込んでいて、すごくドキッとさせられることもありました。

喜矢武　今も入り込んでいますが！

←同一人物→

野水　今日は違う殺し屋さんですね（笑）。

豊永　僕は、100点で！何故ならそんなに絡んでないからよく分からない（笑）。知らない人には、ボク基本的にポジティブに100点つけるんです。でも、セリフの少ない中で表情だけで芝居するというのが喜矢武さんは多々あったと思うので、そこをうまくこなしていらっしゃるは、すごいなぁ。器用な方だなと･･･。

喜矢武　本当かい？観たの？

豊永　一章は観てないけど（笑）。

喜矢武　お前もか！絶対観てる感じだったのに。

メンバー　まだ観てないけど、満場一致の100点です！ぜひ観て下さい。

― 野水さんと豊永さんは声優としてもご活躍ですが、役者として挑んだ部分でのご苦労は？

野水　声だけでお芝居するのとは違い、表情や動きがあって、そこにカメラが入るとカメラワークによっても違ったりするので、最初はすごく緊張して表情がこわばってしまったのですが、海のポジティブさやおちゃらけた感じを出さなければいけなかったので、最初はそこに苦労しました。

豊永　やはり映像はフレーム内の限られた空間で芝居をしなくてはいけないので、細かいお芝居や細かい動きを表現するのに、本当に微妙な差が必要なんだなということをすごく学ばせていただきました。

冗談半分、本音半分？の爆笑囲み取材の最後は、第一章のその他のキャストや監督なども加わり、フォトセッション。

そして、今回のトークイベントはお客様にゆっくり楽しんでいただくため、報道陣が取材出来たのは最初のご挨拶まで。

登壇されたのは、喜矢武豊さん、野水伊織さん、関智一さん、川原正嗣さん、高野八誠さん、葵さん、郷本直也さん、松村清秀監督の総勢8名。

MCの呼び込みでおひとりずつ登場し、お客様の歓声と期待が高まる中いよいよ最後に登場した喜矢武さんのまさかの姿に、お客様の“キャー！”という歓声は“ワハハハ！”という大爆笑へ。

MC　たしかに殺し屋の映画ですが、殺し屋を間違っている方が1名いらっしゃいます。その殺し屋じゃないと思いますが･･･。

お客様　メイファ！メイファー！！

MC　メイファじゃなくて、それは･･･。

お客様　ゴルゴ！！

喜矢武　ゴルゴじゃないですよ！今日は舞台挨拶ということで役に合わせて殺し屋という感じで。

MC　ただ、先ほども言いましたが、それはゴルゴです！

お客様　ゴルゴ！ゴルゴー！！

MC　あのー、後ろ向いてどうされたんですか？

　

喜矢武　（振り返って）俺の後ろに立つんじゃねぇ！

お客様　キャーーーーーーー！！！！！

MC　立ってません。皆さんは、座ってます。（お客様大爆笑）

喜矢武　ありがとうございます。（腕）持ってますね！

MC　実は、先ほど裏で「こうしましょう」って打ち合わせを。

喜矢武　待ってー！言わないでー！潰さないでアタシを！（お客様爆笑）

その他にも、こんな格好で実は舞台袖で緊張していたことを共演者にバラされ、再び「言わないで～」とキャラが迷走する喜矢武さん。そんな喜矢武さんの姿に、会場はおおいに盛り上がりました。

★そして★トークイベントの後は、本作の主題歌、挿入歌を提供して下さったアーティストの方々によるスペシャルライブ。

【葵(168)】
入場するや、黄色い声援が飛び交い、サビの部分では客席に葵さんが乱入し、走り回ると観客のヴォルテージは最高潮に。オールスタンディングで大盛況の中、「サヨナラセカイ」を歌い上げました。

【matthews】
全員での手拍子が起こるなど、全編英詞の力強い歌声に観客が魅了され「My　place」を熱唱しました。

【ゴールデンボンバー】
喜矢武豊さんは舞台挨拶で登場したのと同じゴルゴ13の衣装で現れ、 「ゴルゴ！！」の大歓声の中、第一章主題歌「泣かないで」をエアーではなく実際にギターを演奏。
続く2曲目・第二章主題歌「春が来る前に」は、「普段のライブでは歌わない『真面目』な楽曲なので『あ、ボンバーふざけないんだ？』と思うでしょうけれど、ご清聴ください」と声をかけ、普段のパフォーマンスを封印し真面目にしっとりと歌い上げました。

　

　

『死ガ二人ヲワカツマデ･･･』

★2012年9月1日（土）ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開！★

新感覚！究極のクールジャパン結集の豪華キャスト！！

■「死ガ二人ヲワカツマデ・・・　第一章　色ノナイ青」
監督・脚本：松村清秀
出演：喜矢武豊（ゴールデンボンバー）　野水伊織　中河内雅貴　関智一　川原正嗣　上原歩　高野八誠　葵　松尾れい子　宮下ともみ　吉田エマ　山本カナコ（劇団☆新感線）　村木仁　郷本直也　土倉有貴　高樹京士郎　高田聖子（劇団☆新感線）　誠直也　宮内洋

©2012日活

■「死ガ二人ヲワカツマデ・・・　第二章　南瓜花　-nananka-」
監督：松村清秀　脚本：檜山豊
出演：豊永利行　藤江れいな（AKB48）　粟根まこと（劇団☆新感線）　 保坂エマ（劇団☆新感線）　中谷さとみ（劇団☆新感線）　林明寛　磯貝龍虎　桑野晃輔　國立幸　長沢美樹　おぐちえりこ(SET)　あじゃ　高宗歩未　佐治彩子　伴大介　高田聖子（劇団☆新感線）　宮内洋

©2012日活

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